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暗殺 *暗殺者視点
月のない闇夜
標的はたった十歳の娘
その娘は貴族の家の別館に住んでいるが防衛網が充実しているため外に出ているところを狙えと言われた。
そのの標的が湖のほとりを散歩している。
この時俺はもっと考えるべきだった。
こんな真夜中に散歩をしているわけを
辺境伯の娘なのに一人もお付きの人がいないわけを
こんな闇夜に明かり一つ持ってないわけを
そう普通の人はこんな闇夜の中周りが見えるはずはない。
ただ俺は忘れていたのだ。
自分がこの闇夜の中で魔法を使って色はないが鮮明に見えていたので、
一般人には見えないってことを
標的まではあと少し。
気配は消したし、魔法で匂いも消した。
あとはこの短剣で標的を刺すだけだ。
そして俺は短剣を振りかぶり・・・・・
俺は意識を失った。