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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

アナウンサーのトイレ事情

作者: 道角

残念。

ここまで来たら全部読もうね!

青森淳子はアナウンサーを始めて7年と、その業界の中ではベテランだ。ただ、その7年とは恥ずかしい事だらけで目をつむりたくなる。




アナウンサー歴-2年

アナ養成学校の2年になった。

ここから魔のアナウンサー特訓が始まる。

それは1時間原稿を読むだけだ。

これだけなら入学当初から皆やることだ。

しかし魔の仕掛けはあった。


その日は食事の感想を言う練習と、その後にいつも通りニュースを読む練習だ。

出てきたのはビビンバ。少し辛めの味付けでとても美味しい。ただ、その中には下剤と利尿剤が入っていた。

その特訓は便意尿意特訓といい、アナには知らせずに薬を混ぜるのだ。アナといっても人は人なので便意や尿意を感じることがある。その時の為に訓練するのだ。それを知ったのは皆がビビンバを食べきったあとだった。


淳子以外にA、B、C、Dの4人がいた。

五人は皆、大も小も漏らしそうだった。

Aはすぐにトイレにいった。

しかしAは次の日には学校を強制退学になっていた。

Bは辛さのあまり、原稿を読めんなくなる。

Cはとてつもない音のおならをして退室させられた。

Dと淳子はひたすら耐えていた。

まず淳子が、次にDが耐えきれずに小をチビってしまった。(チビったというよりは出しきったのだが)

淳子はすかしっ屁を繰り返して我慢していたが、もう限界だった。

(少しだけ出したら楽になれるかな)

ぶりっ

最初はとても楽に思えた。だが1分もするとまた肛門に圧力がかかる。しかも、前よりきつく感じる。

Dは横で淳子が少し漏らしたのが匂いで分かった。すると自分も漏らしても大丈夫だと思うようになってしまった。

ブピッブピッニュルルルルプリりりりりりりりりりりいりりりりりりりブリッ

Dは自分に負けてしっまた。

淳子はDが気持ち良さそうに排泄しているDを見てもう少しだけだした。

ブリュリュリュリュリュリュリュリュリュリュリュリュリュリュリュリュリュ

少しのはずが全て出しきってしまった。

固形だったので淳子は下着から取り出しDの足下に投げ落とした。そして、それを掴み汚れた手はDのスカートでこっそり拭いた。


そのまま一時間がたち、トイレがいくことを許された。淳子は鏡で自分を見たが、これといった染みはなかった。


淳子は合格し、Dは不合格だった。

審査員は淳子が漏らしたことに気付いていなかった。



アナウンサー歴3日

初めてのテレビ番組だ。温泉取材に行くことになっていた。


行きの車

「すみません、まだですか。」

淳子の悲痛な叫び声が聞こえる。

東京から群馬に向かうが、渋滞で10分たっても5,6メートルしか動いていない。

淳子は15分前に催し、ひたすら耐えていた。

混んでいなければ8分で着く予定だった。

「はぁはぁはぁうぅぅぅ」

淳子は声にならない叫びを発していた。

「淳子ちゃん、落ち着いて。」

ディレクターが言う。

「いつ動くんですか。」

この車の運転手、ADの美和子に聞く。

「さあ」

彼女も密かに耐えていた。

(おしっこしたい)

簡易トイレが有ったが男のディレクターがいる限り使えない。


急に車が動き出した。

美和子はかなり飛ばした。淳子のためであり、自分のためである。

真っ直ぐな下り坂。ここを下り終えればサービスエリアだ。

だが、美和子のお尻は濡れ始めた。

淳子はなんとか耐えているという様子だ。

美和子は思い切りアクセルを踏み、坂道を下り始めた。


サービスエリアに入るためハンドルを切ろうとするが、重い。

(え、嘘。)

スピードはブレーキを踏んでいるのにぐんぐん上がる。

「美和子どうした!」

ディレクターも焦るが車のスピードは落ちない。

スピードメーターは 113KMを指している。

この先はカーブだ。このままではぶつかる。

三人がもう駄目だと思ったとき、エンジンがオーバーヒートして壁の直前で停車した。

ほっとしたのもつかの間、淳子は自分のお尻がほのかに暖かいことに気づいた。スカート越しにさわるとべったりとしたものがついていた。


救急隊が目にしたのは恐怖で脱糞したアナウンサーだった。


アナウンサー歴2年

淳子は実力で音楽番組の司会にまでなった。

今日は生放送4時間半スペシャルだ。


放送30分前

淳子は急な腹痛でトイレにこもっていた。

下痢だった。

とても出るしとても出しても腹痛はやまない。

トイレの前にディレクターがやって来て

「淳子ちゃん早く!」

と急かす。

それでもトイレから出ないとコインを使って鍵を外から開けた。

洋式トイレでドアと向き合っていた淳子は勝手にドアまで開けたディレクターに見られてしまった。

「見ないでっ。」

淳子を無視してディレクターはぼんやり排泄シーンを眺めている。

「下痢なのか。」

ディレクターは下痢止めを渡してこんな助言をした。

「あんたの先輩はオムツを着けて出演したぞ。」

「オムツはかさばるので……。」

ディレクターは下痢止めをもう1錠渡して

「ま、君の好きなようにすれば。」

と言い、出ていった。

淳子はトイレを覗かれた事を上に報告しようかと思ったが、笑い者にされるのは自分なので止めた。


「さあ始まりました。音楽の祭典4時間半SP!」男性司会者が高らかに話す。

「こんばんは、青森淳子です。」

この時淳子は下痢止めのおかげか、腹痛は止んでいた。


一曲目は人気のアイドルグループ(女)だ。

ところがセンターがお腹を押さえてしゃがみこんだ。

ミチミチミチミチプスゥー

マイクから嫌な音がする。


だが収録は終わらず、センターの周りがおぞましい物だらけになっても曲はかかり続けている。


次は韓流の五人組(男)だ。

何もトラブルはなく、そのまま終わった。


次はギター(男)とボーカル(女)の二人組だ。


そろそろサビに入るという時ボーカルが

「ごめんなさい」

とつぶやいた。歌詞かと思ったがボーカルは前屈みになった。

ブリュルルルルブピッ

この時もギターは曲を奏で続けた。



この頃だろうか、淳子のお腹がゴロロロロギューーーーと唸り出したのは。

実はディレクターは1錠目は下痢止め、2錠目は下剤をわざと渡していた。

他の出演者にも同じ事をしていた。

プリゅリュリュリュリュリュブリュッ

漏らしてしまった。


アナウンサー歴3年

淳子はすっかり朝の顔となり、知らない人はいない位だった。

朝の情報番組はもう2年目になるが、毎日が腹痛との戦いだった。

しかし、もう慣れ、番組終了後にトイレに行けば大丈夫だった。いや、その筈だった。


(お腹痛い……)

まだ開始20分だった。CMまであと少しなので我慢をしていた。

「CMの後はお天気です」

淳子は急いで立ち上がりトイレに向かおうとしたが、

「青森アナ、速報です!」

と原稿を渡され、CM終了ギリギリまで長い話を聞かされた。

(トイレ行きたいのに……)


「速報です。名古屋市で大規模な火事があり、40名以上が行方不明です。速報です。なご……や…しで、うぅぅぅ大規模なうぅぅ火事……が……あ…り………うぅぅ……あっ」

ブリュリュリュリュリュブチュブチュブチュブチュブリッ

この直後に再びCMとなった。


どや!


3年目までしかないじゃんけ!


やけくそ出版じゃあ!

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男性ディレクターは女性出演者にだけ下剤を飲ませてたって事?
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