犯人との接触
遅くなりましたかな?
頑張りました。
読んでください!
「ただいまー……ハァー」
俺は、警察から解放され、空と一緒に未来の疑惑を何とか誤魔化して、空の誘いからも逃げて帰ってきた。
服はボロボロで所々火傷や傷がたくさんあったけど、それも今じゃあまり目立たなくなった。
(というか、制服どうしようかなー。……買いなおすのを姉ちゃんに頼むのもなー)
と、憂鬱になりながら、俺はリビングに入った。
「おっ!やっと帰ってきやがったか…」
「お兄ちゃん!フロ掃除と茶碗洗いと晩飯お願いね~」
「……」
入った瞬間に姉に睨まれて、妹にパシリにされた。
(いつも通りちゃ、いつも通りなんだろうけど……。もっとほかにも言うことがあるんじゃない?)
と思うも、言葉にしないで、妹の命令を実行する。
家は姉の海、妹の泉、自分の3人家族だ。父と母は、自分が中学1年の頃、事故で亡くした。
その頃姉は、小説や脚本でデビューしていて、俺たちを養ってくれた。
それに妹は、まだ小学年だ。早くに親を亡くしてしまったので、家事全般のお手伝いもしていないので、何もできない状況だし、小学生に料理とかができるはずがない。
しかし、最近の妹は姉に俺のことを「ただの奴隷だ」と教え込まされて、今では、命令して普通になってきた。
(これは、何とかしなくてはなー)
俺は、ため息つきながらフロ掃除を終え、茶碗洗いに移ろうとしていたとき、姉が俺の姿を見て言葉をかけてきた。
「そういやあんた、どうしたんだ?あの服、ボロボロじゃん。……喧嘩でもしたのか?」
「いやーー。何でも無い」
「そうか?……まさか!お前、そこら辺のチンピラに絡まれて、やられて逃げてきたのか?」
「……」
姉に本当のことも言えず、俺は黙っていた。本当のことを話した瞬間、俺の頭を病院に持ち込むか、バカにするぐらいしかないから、黙秘権を実行した。
「あんたも弱いねー、もっと鍛えなさい?……てっあんた!今月の生活費とか取られてないでしょうね?」
「取られてねーよ」
「あんた!うちの生活費やりくりしているの誰だと思っているの!?」
俺だよ!と言えず、ジト目で睨み返した。確かに生活費のやりくりは、俺がしているが、稼いでいるのは、姉なので言い返せない。
(だいたい、弟がボロボロになって帰ってきたら、心配ぐらいしないのか?)
と思いながらも、テレビを見ている妹に視線を向けたら、興味がありませんてな感じで、見ようともしない。
「あー、なんかいいネタとか無いかなー」
と頭をかきながら姉は、考え事をしていた。
ん?なんか天から、姉の性格変わってない?という言葉が聞こえてきたような……。
まっそれもそのはず、姉は外では、優しくふるまうけど、自分の事を知っている奴には、暴力的になる。
俺は、姉の言葉を無視して、茶碗を洗い終わり、何を作るか考えながら、冷蔵庫を開けた。が、
「げっ、空っぽじゃん」
使える材料があまりなかった。
「買い物に行くか……」
俺は、いやいやながらも、暗い外に出て行った。
買い物の帰り道、俺は運よく特売の肉がまだあったことに感激し、期限が良いまま帰っていた。
(あの戦いの後から、猫は眠りやがるし。いろいろ話したいんだけどなー)
と思いながら、歩いていると、十字路の右側で言い争っている男女の声が聞こえた。
(痴話喧嘩か?どうせなら建物の中でやれよ)
と、右側を見ると男が女に手をかざし、砂煙みたいな物をかけていた。すると、だんだんと女の右手から、石化していった。
(まさか!あいつは!)
「キャァァァァァァイヤァァァァァ」
女が叫び声をあげた瞬間、俺はとっさに体が動いていた。
俺は男にとび蹴りを食らわして、遠くに飛ばした。
男はびっくりするも、逃げ出してしまった。俺は、びっくりして気を失っている女の人が気になり、追いかけなかった。
「おい!大丈夫か!?」
声をかけてみるも、気を失ったままで、右手を見ると肘あたりまで石化していた。それも、少しずつ浸食しながら進んでいた。
(ん?この服装は……)
その服装は、自分と同じ高校の制服で自分と同じ学年だった。
泉「始まりましたーキャラあとがき第6っ回!」
海「ドンドン、ぱふぱふ!」
命「……」
泉「いやー、麟さんが急に出られなくなったので、私たちが呼び出されましたー」
海「もう、あの悪魔はいないのね!」
泉「お兄ちゃんよくやった!よくやったよ!」
海「うんうん!よく殺ったわ」
命「……」
泉「ん?何々、手紙!どれどれ……」
ぱら
麟『命に迷惑かけたらどうなるかわかっているよな?』
泉・海「……」
命「どうした?」
泉・海「あー!思い出した!そういえば、用事があったなー。……それじゃ後は任せた!」
命「いや!俺一人でどうするんだよ!」
空「……私がいます……」
命「おわ!いたんだ!」
空「……はい……最初から……」
泉・海「それじゃ、いいわね?……さようならー!」
ズゥドドドドドドドォ
空「……」
命「……」
空「……えーと、何します?」
命「さぁ?わからないけど、麟からね手紙がもう1通あるらしい」
空「……なんですか?」
命「えーと何々、空ちゃんにコスプレさせて撮影して、俺に送ってやー。だって、ちなみに希望コスプレは、ミニスカメイド服らしい」
空「……え?」
ガラガラ
命「あっ来た」
空「こんなの着れるかぁーーー」
命「いきなり交代!?」
空「おい!命!お前なぁ、主人に何着せようとしているんだよ?アァ!?」
命(俺じゃねー)
空「私はお前にイライラしていたんだ、ちょっと表に出ろ!」
命「いやー、でも仕事は?」
空(ギロ!)
命「……」
そのあと、爆発がスタジオで何度もなった。