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獣妖者  作者: unya
6/11

白と黒

説明だらけになりました。

頑張って読んでほしいです。


「いや、……でも………しかし……わかるが……」

「……」

(なー、何話してると思う?)

(知らぬ、奴らの話が終わるまで何もないんだったら、寝ていろ)

(……)

俺は、初めての戦いで、勝利を収めたが、いまだにここから出られるすべがないので、黙って空たちの話を遠くから聞いている。

(はぁー。しかし、誤解は解けたものの、早く出られないかなー)

暇を持て余した俺は、なんとなくカバンに何が入っているか調べて、そこに本があったことを知り、読書に移行した。

10分ぐらいだろうか。どうやら、空たちの話が終わったようだった。

(長かったな……)

空が目の前に来て、頭を下げ始めた。

「先ほどは、いきなり襲いかかって、すみませんでした。私たちは、今話題になっている、大量失踪事件の犯人を捕まえようとしている所なんです」

「捕まえる。ねぇー……」

「え?」

「いや、なんでも……」

俺は、今さっきまで起こっていたことを振り返る。

(完璧、死ねとか殺すみたいなこと言ってなかったけ?)

「それで、なんで俺が、そのーなんちら事件の犯人と思ったわけ?」

空は、言いにくそうに。

「あのような事件は、どう考えても人間業じゃありませんし。それに、あなたの魂の器が……黒色だったので……」

「黒?」

(そういや、こいつも初めてこいつらを見たとき、白やら何とか言っていたな)

空は、どうやら人見知りのようでもじもじしながら、こちらに目を合わせないようにして、会話をしていく。

「え?あの、聞いていないんですか?あなたの獣妖から……」

「うん?聞いたけど……黒とか白とか聞いてないぞ?」

俺は、これまで聞いたことを、空に話す。

「なんですか?それ?」

疑問形で否定された。

「私が聞いたのと、所々あっていますが、全然違いますよ」

「え?」

「私じゃうまく話せないんで、シロちゃんに変わります」

空は、目を閉じて深く深呼吸する。すると……。

「はー、お前らに説明とかなんだか嫌なんですけど」

性格が、がらりと変わった。

俺に、先ほどなかった敵意が、ちくちく感じてきて、俺を射殺さんほどに目つきを変えて、同一人物ですか?と疑いたくなるほどに変わった。

「あー、さっき聞いていたが、面倒なので違う点だけ話します」

「……はい」

「えーと、私たちは……ああ獣妖のことな?私たちは、実は魂ではなく、ただの器だ」

(え?)

(何?)

(お前、どう言うことだ?)

(知らぬ!吾輩は、お主に嘘をついておらぬ!)

(?)

「おーいお前ら、人の話を聞かずに、頭の中で会話すんじゃねぇ」

空さん……もとい、シロちゃんが怒り出した。

なんか、ドスが効いていてちょっと怖い……。

「良いか?よく聞けよ?私達は器なんだよ。魂とか言っていたけど、間違いだ。」

「じゃあ、どういう事だよ!ちゃんと説明しろ!」

「しろ?」(ギロリ)

「いや……、してください……」

怖え~~~~~。マジ怖え~~~~~~。

「お前たち人間には、一つの魂と二つの器がある。二つの器の内一つは、体…肉体だ。もう一つは、魂と肉体をつなぐ入れ物…それが第二の器だ」

「……」

(……)

「魂と肉体をつなぐ入れ物……めんどくせぇから、第二の器というからな?」

適当すぎる!が、わかりやすい。

「第二の器は、この世にあるすべての魂が宿す『もの』にあるが、それだけじゃねんだよ。私達みたいな、獣妖みたいに、器だけのもいる。私たち獣妖は、肉体と魂を持たない器なんだ、器だけでは生きられない、というかそれだけでは脆い、簡単に壊れるんだ。そのため、獣妖達は、生き物や物の第二の器が壊れたとき、その代わりとして入れてもらうんだ。わかったか?」

「おう……」

「本当にわかっているのか?……まぁいい、そんで白と黒というのは、まず私達が住んでいる世界を話さなきゃならねぇ、私達は、この世と鏡写しに別の世界があって、ただ器と魂が漂う世界にいるんだ。ただし魂はお前たちの体がない魂と器だけしか映らない世界で、私たちは器だけだ」

そう話しながら、地面に絵を描き始めた。

丸が三つ重なったやつだ。

「ほんで、この真中がお前たちの世界で、端の両方の丸が私たちの世界だ。しかし、右と左で、白と黒と別れている。お前たち風に言ったら天国と地獄だな。」

話しながら、地面に文字を書いていった。

天国・お前らの世界・地獄

「両端は、お前らの世界に干渉できるが、お前たちは、死ねないとできない。まっ、こんな感じか?そんで、両端は敵対しているてっことだ」

「白は天使、黒は悪魔と考えていいんだな?」

「ふん、呑み込みが早いねぇ。そう言うことだよ」

「それで、悪魔は俺たち人間に害があるということか?」

「いや、全部ということでは無い。だが、ほとんどが、己の欲望で動いている。そんで、それを見た人間が、悪魔だとか言って。私たちはそれを倒すから天使と言われているのさ」

へー、この世には、「死ね」「殺す」とかぶっちゃける天使様がいるんだなー。

「そんで、だいたいわかってきたし、まだまだ聞きたいことが山ほどあるが、それは置いといて。結構話し込んでいたが、何を話していた?」

シロは、苦虫をかみしめた様な顔をして、こちらを睨みつけた。

「空が、お前たちを仲間に入れてほしいとか言いやがったんだ。私的には、黒色と一緒にいること事態が反対なのによ」

「仲間?」

「はい。あなたは、良い人なようで仲間になってほしいんです。今まで、そういう人と会っていませんから」

性格が変わった。どうやら、空さんのほうらしい。

俺のほうは、だるそうな顔で、右手をあげて……

「だるいから、パス」

と言ってやった。

(うる)

空が泣き始めたが、俺は、素知らぬ顔で無視した。

「それより、ここから出してくれ。いったいここは、どこなんだ?」

空は、涙ながら答えた。

「ここは、私が作り出した、異空間です。外の世界とは時間しか繋がっていない世界です」

そう言い、両手を上に向けた。

「いま、壊しますね」

パリンという音と共に世界が砕けた。

元の世界に戻れたらしいが、しかし、気づいたら真っ暗だった。

どうやらさっきまでの世界の空は、描かれていたものらしい。

そんな風に考えていると、空がフラーと倒れ始めた。

「あぶない!」

俺は、地面に打たれないように、手を伸ばすが。

「あれ?」

見当違いのところに手を伸ばしたらしく。すなわち、女の子の胸に……。

「あーー……」

「すみません、あのようなデッカイ空間を作ったり壊したしたりすると、疲れてしまうんです…………」

「………」

空は固まって、自分の胸の俺の顔を見て、わなわなと震えだした。

そして。

「キャーーーーーーーーーーー!!」

「すみません!すみませんでした!わざとじゃないんです!」

俺はすぐに手を放そうとするが……

ガシャン

と、後ろから音がして振り返って見ると。

自転車を倒してこちらを見る、未来がいた。

冷たい目線で……。

「へー、あんたって、こんな夜中に女の子の胸を、もんで何しているの?」

「えーあー」

俺が、なんて説明しようか考えていると。

未来は、こちらに感情が入っていない目で見てきたまま、ポケットから携帯電話を取出し、110をおした。

「もしもし?警察ですか?」

「まて!これには深い出来事があって!」

「ああはい。今、欲情に困ってどうしようもなく変態行為に走っている、という深い出来事がある、男がいましてぇ」

「話を聞いてくれてない!?」

「えっと、ここはですね……」

「誤解だーーーーーー!!」

この後、俺は警察署に連れて行かれた……

一応、無実で片づけられた。が、未来がなぜか小さく舌打ちをした。


俺の周りにいる女子って、結構冷たい……というか、酷い!


麟「第5回キャラあとがき始まるでぇー」

命「おーう」

麟「あれ?命、お前…なんでここにいるの」

命「ここにいてほしくないようだな」

麟「いやー、だってさ読み方のほうは、もう決まったんか?」

命「いや。決まってないけど、海ねーちゃんたちが、ここは自分たちがやる。と言い出して、ここに出ろと言われた」

麟「麗しき、兄妹愛やな!」

命「そうか?なんか必死さが込められていたが?」

麟「まーそれはともかく。ほんでぇ?どうだった?」

命「なにが?」

麟「決まっているがなぁ、初の女の子の胸を触った感想は?」

命「は?」

麟「とぼけるなって!本文にかいているがなぁ、そんで感想はどうやった?空ちゃんの胸、柔らかいんか?」

命「……」

麟「はよ、いわんかい!」

命「死ね」

麟「は?…ぼがぁ」

命「……えーと。麟さんがいきなり謎の意識不明になったので、作者さんの手紙を読みまーす。」

ぱら

命「えーと。……今日は、雨で憂鬱だったよー。…はい、どうでもいいんで捨てまーす」

ぐしゃぐしゃ……ポイ

命「えーと、やることがないんで。終わりまーす。それでは、バイバイニャー」



命「あのースタッフさーん!ここにある生ごみを捨ててくださーい……え?無理?大丈夫ですよ、本当に生ごみなんで。……それなら僕が捨てますんで、ごみ袋ください。……え?それも無理?……だったら………………」




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