初めての獣妖者・初めての闘い
バトル来たー!
てな感じに仕上がりました!
この闘いは、2,3話でお送りしようと思います!
いきなりだった。
女の子の手から突如、紫の炎が生まれ、こちらに放ったのだ!
「うぉーーー!」
俺は、気づいたら反射的に、横によけていた。
ズッドォォォン
(うそ……なんだあれ!?)
「よく避けましたね」
と言いながらも、対応しきれないほどの炎が飛んできた。
「くそ!」
俺は、何とか紙一重で全部を避けた。
ズドドドォォォォン
でも、俺は気づいていた。自分が普通の人以上に動いていたことを。
(これが『獣妖』の力か……)
「結構、動けるようですね?」
俺は、何とか距離を取ろうと、バックステップをした。
「はぁはぁ……」
俺は、周りを見てどうにか逃げようとした。何故なら、こんなとばっちり娘と闘いたくないからだ!
(ん?)
しかし、俺はふと疑問が生まれた。
(こいつ、こんなに破壊していいのか?自分は悪者を倒す口ぶりなのに)
そんなことを考えたが、すぐに頭を切り替え、逃げることに全力で考えた。
今の、俺の身体能力と動体視力なら逃げられると、すぐに考えた。
(このまま、バックステップで何とか距離を取って、ダッシュで逃げよう!)
俺は、何度かバックステップで相手の攻撃をよけながら、距離を取り、後ろを振り向き走り出した。
(よし!逃げられる!)
そう思った瞬間、異変が起こった。
「あれ?」
俺はなぜか、山野 空の後ろにいたからだ!
「なんで!」
「ふん!逃げようとしたのかしら?しかし、そうやすやすと逃がしません。」
そういいながら、またもや炎を繰り出した。
「くそなぜだ!?」
(どうやら、あの兎の能力らしいな)
「何?」
(どうやら、お主が気づかぬ内に、奴の術の中に入ったかもしれん。)
「マジか!?」
(抜け出すには、奴を倒すか、解いて貰うか、どちらかだな)
そう思っていたさ。しかし、俺は、女の子に手を出すのは少し躊躇うし、説得しても解ってもらえないだろうなーと思っていた。
「ずいぶんやりますね?だったらこんなのもどうです?」
そういいながら、またもや炎を出した、が、次はなんとばらばらに打ち出した。
(何やっているだ?)
そう思ったのもつかの間、いきなり空間に穴ができて、炎が吸い込まれていった。
「は!?」
そして、自分の周りに次々と穴が開いてきて……
「おいおい、まさか……」
穴から炎が出てきた!
「やっぱりな!」
何とか全部よけようとしたが、2発よけ損ねて、肩と背中にあたった。
ドゴォン
「くっ!」
(結構いてぇー)
重い鉄球を、ぶつけられた感じだった
でも、やはり人外にできている。あんなものを食らって、ただの打撲で済んでいるのだから。
何とか、倒れる体を踏ん張って距離を取る。
(おいお主、吾輩にも来るのだから、あたらないようにしろ)
(無理だって今のは、複数から前後左右上下から来るんだぜぇ?26発中24発、避けたんだから褒めろよ!)
そして、前を見据える。
空は、こちらを見ながら。またもや、同じやつを出そうとしている。
(くそ!また当たったら気絶ぐらいするかもな!)
(ふん、あれぐらいお主ならよけられうだろう?)
(どうやってだよ!)
(動体視力…)
(は!?)
(今のお主は、まだ全力では無い)
「何だと?」
聞き返そうとしたとき、また炎が穴に入って行った。
「これで終わりよ!」
そして、自分の周りに、穴が開いていった。
(くそ!どうすればいいんだ!)
俺は、そう思いながらも、次々と出てくる炎を見続けた。
(うおおおぉぉぉぉ!)
パキン
そんな感じだろうか、いきなり見ている全ての動きがゆっくりに動いている。
(何だ?)
俺は、そう思いながらも、すべての炎を避けて前に進んだ。
(これが、お主の力だ)
「何?」
そういった瞬間、全ての動きが元に戻った。
ズドドドォォォォン
地面が割れていった。
「何!?」
(最高で10秒間、動きを止まったかのようになるのだよ)
そう猫に言われた。
(それに、身体能力も普通の『獣妖』よりも高いからな、あちらにしてみたら、こちらの動きがいきなり速く動いたように見たのだろう)
そういった後、自分は良かったと思っていた。そして。
(これなら……いける!)
そう思いながら、目の前でやっと本気を出した俺を見ている空に、俺は言った。
「おい!よくもさんざんと攻撃してきたな!」
そして、一歩踏み出す。
「ここからは」
さらに、踏み出す。
「反撃させてもらうぞ!」
そして、俺の反撃が始まった!
麟「第3回キャラあとがき、はーじーまーるーでー」
泉・海「おおおおー!」
麟「では、あまりにもストーリに出てへんワイが進行するからな?みんなついてこいよ!」
泉・海「おおおおー!」
麟「元気があっていいねー!お二人さん!」
海「泉!さっそく、あの空って子、ぶっ飛ばしに行くわよ!」
泉「うん!お姉ちゃん!」
麟「ちょい待ちや!お二人さん、始まっていますよ!」
泉・海「麟さんは!黙っていて!」
麟「はい……」
泉「よくも、お兄ちゃんに怪我させたなー!」
海「どう落とし前してくれるのよ!」
麟(命…お前、良い姉妹を持ったなー。俺、感動するでぇ!)
泉「よくも」
海「よくも」
泉・海「私のぱしり「奴隷」を怪我させたわねー!」
麟「……」
泉「どうしてくれるのよ!あれで、動けなくなったら。買い物に行かせられないじゃない!それと、私のお小遣いかせぎ!」
麟「……」
海「あんな、怪我してたら、私のおつまみを作ってもらえないじゃない!それに、毎晩楽しみにしている、マッサージも!」
麟「……」
泉・海「ふざけるなーーーーーーーーーー!」
麟「お前らが、ふざけるなーーーーーー!」
泉・海(ビック!)
麟「なに、人を扱き使っているねん!」
泉・海「だってぇ……」
麟「お前ら…命が怪我したんだぞ!それなのに!ばしり?奴隷?ふざけるなー!」
泉・海「……」
麟「お前ら、だいたいな………………………」
このまま、泉と海は、麟に説教された。
次回、続く!?