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獣妖者  作者: unya
10/11

2種類の涙

何もなし!

てか眠い……

 バタ

「お」

「お?」

「終わった……」

「……」

「……ご愁傷様」

俺は、今日がテストということを忘れていて結果は、ひどかった。

それを、憐れむように四つの目がかわいそうな生き物を見るような目で見ていた。

麟と未来だ。

麟は憐れむような目で俺を見て、未来はこいつなんて死ねばいいのにという目で呆れている。

(それに……明日もあるのかよ!)

はー、とため息をついた。

テストは、4日間あり今日も数学と社会、国語であった。

数学は、意外かもしれないが割と特異なほうで、それなりにとけた。が、しかし社会と国語は、苦手だった。

歴史とか古事記とか難しい漢字とか今の現代社会に必要なのか?と思っていた。

漢字なぞ無くても生きていけるんだし。

「何とか赤点取ずの点数になってると思うが。……国語無理だろうなー」

「ほんま、お前は漢字苦手やなー。それでも日本人かいな?」

「うるせ!」

麟は、俺の肩を叩いた。が、お前に慰められたくないんだよ!

涙ながらに、俺は眠ることにした。

ここの学校は、テストの日は午前で学校が終わり、「家に帰って勉強しよう」という学校なのだ。

しかし、家に帰ってもやることがない俺は、いつも寝ているのだ。

「はー。あんたテスト勉強してきたんじゃないの?」

誰も一言も言っておりません。

今度は、バカを見るような目でこちらを見てきた。

「まぁ、そーよねー、あんたが勉強してきた日には、誰かが頭おかしくなりそうだもの……麟とか」

「俺かよ!」

「ごめん……、もともとおかしかったわね…」

「ひどい!」

「そーだなー」

と、そんなコントのような事をしている時、先生があわてたように入ってきた。

「おい!林田!南!お前らちょっと来い!」

とってもあわてた声でで叫んだので、帰ろうとしていたクラス中のみんなが、びっくりして先生に視線がいった。

「何だ?」

「さぁ?わからないけど。……そういえば、あの二人って時音ちゃんと仲が良かったわね。時音ちゃん今日来てなかし、それとなんか関係があるのかも?」

ギク!

「そーいや、そーやなー」

ダラダラ!

「時音て誰?」

「……あんた知らないの?学級委員じゃない!」

知らなかった……。

俺は、クラスメイトの半分以下も知らないからだ。

というか、知っているのはこの二人ぐらい。

「わいは、クラスの事を知らないお前にびっくりしたわー」

ごめん……。

興味ないんだもん。

「でも今は、変な事件があるから、怖いわね」

そんな2人の話を聞きながら俺はいやな予感がした。

頬にツーと、いやな汗が流れてきた。

「あー、みんなよく聞け!時音の居場所に心当たりがある奴いないか?」

ざわざわと、クラスのみんながあわて始めていた。

と、言ってもクラスの半分ぐらいは、帰ってしまっていたが。

「どうやら、時音は昨日から帰ってきてなくて、親御さんから連絡が来た」

……やばい、そういやあいつの親に連絡していなかった……。

て、俺とあいつの関係を聞かれたらアウトだけどよ。

「先生も、今いろいろ聞きまわっているから、何でもいい!何か心当たりがある奴は、先生に報告してくれ!今じゃ変な事件が起きているからな」

と言って、先生達は緊急集会があるらしく。早めに帰させられた。


「ただいまー」

「お帰りー、ご飯作ってー」

「……」

いつも妹を見た瞬間、いろいろな事がどーでも良くなってきた。

俺は、そんな妹をジト目で見て、いつも通りに自分の部屋に入ろうとしたが。

人生初、というか、自分の部屋に入ろうとして、こんな仕打ちにあったのは、世界で俺が初かもしれない。

その時の事を順番良く書こう。

1.あけた瞬間、目の前に洗面器が飛んできた。

2.中にぬるま湯があったらしく、顔面に直撃した後びしょ濡れになって後ろの倒れた。

3.「何だ!」と言って起き上がろうとすると。メシ!と、姉に顔面を踏まれた。

………本当に何が起きなんだ?

「何…すん…だ!」

「あんた?部屋に入る時は、ノックぐらいしなさいって、言ってんじゃない?」

「ここは、俺の部屋だ!」

「え?」

姉は、後ろの部屋を見て数秒間。

「……」

「……」

「まー、細かいことは気にするな」

「細かくねぇ!」

「というか?あたしは、あんたを助けたのよ?怒るんじゃなくて感謝しなさい?」

「どこを!どう見たら!助けたという言葉が出る!?」

人の顔面を踏んで、助けた?感謝?そんなの特殊な性癖がある人しか感じねぇ!

言っておくが、俺にそんな性癖は一切ない!

と、そこへ。

「あ!もう大丈夫ですよ!大丈夫です!」

俺の部屋から女の子の声がした。

(誰だ?)

「おー、ごめんね?変態がいきなりドアを開けてきて……殺っとくから」

「い、いえ」

と、そこへ俺は、思い出した。

時音 ゆいがいることを。

(……あぁ)

ドス!

溝を蹴られた。

「あんた?そこふいと来なさいよ?」

「お前がやれよ」

「いやよ、なんで私が弟の部屋の前の掃除しないといけないの?」

と言い捨てて、歩いていった。

悪魔!


「あの……だいじょうぶですか?」

部屋の前の掃除を終え、どうやら体を拭いてもらっていた時音が、姉のパジャマに着替えて心配そうに俺に声をかけてきた。

あれ?なぜだろう?涙があふれてきた……。

「……おう、大丈夫」

俺の周りの女子でここまで優しい人がこれまでいただろうか?

……いなかった。

「お前、大丈夫なのか?」

「うん、痛みは退いたから……」

嘘だった。今でも大量の汗をかいている。どうやら気絶から回復しただけのようだ。

それにどことなく苦しそうな顔をしている。

「ありがとう。助けてもらって」

「いや、当たり前のことをしただけだし」

俺は、なんともないように答えた。

「でも、ほんとびっくりした。助けてもらったのが命君だなんて」

「え?」

「だって、命君いつも眠たそうにしていて目が怖くて、麟君や未来さんは、すごいなーて思っていたんだもん」

俺って結構悪印象だったらしい。

確かに、周りの奴らなんかどうでもいい俺は、たいした、愛想もふりまいていないからな。

あれ?何でだろう、また涙があふれてきた……。

「……あのー本当に大丈夫?」

「うん、大丈夫じゃないかも」

結構、周りの目線を気にする人でした。自分……。

「ま、無駄話は、さておき」

「……」

時音は、今からいうことが分かったのか、顔を引き締めた。


「あの夜、詳しく教えてくれないか?」

「……」

ピラ

カンペ[ただいまから、キャラあとがき第9回をやります]

ピラ

カンペ[皆様、ごゆるりとお楽しみください]


命「……」

麟「……」

未来「……」

命・麟「……スコー」

未来「起きんかい!」

ドス!

ベキ!

バコ!

グショ!

命・麟「ぐああああああぁぁぁぁ」

未来「やっと起きたわね」

命・麟「……」

未来「どうしたの?」

命・麟「殺す気か!」

未来「大丈夫!死にやしないわよ!」

命「思いっきり、ハンマーでたたかれたような気がしたが?」

麟「なんやか、右腕がものすごく痛いし、ぶらぶらするんやけど?」

空「……それに、何かがつぶれる音も……」

未来「だーいじょうぶ、死にやしないから?」

命・麟「半分、地獄が見えたけどね!」

未来「あーはいはい、細かいことは、気にしないで。それより、本題と参りましょうか?」

命・麟「本題?」

未来「何故?前回誰もいなかったの?」

命「入院中ですから……」

未来「何故?」

麟「半分殺されかけたから……」

未来「そう、それじゃ仕方ないわねぇ」

命・麟「うんうん」

未来「医者の話だと、あんたたち退院してるはずなんだけど?そこは?」

命・麟「……」

未来「まさか?面倒だから、仮病とかしてないわよねぇ?」

命「まさか!」

未来「じゃあ、さっそくだけどキャラあとがきに明日から入ってもらえないかしら?」

麟「……はい」

未来「そうそれならいいの。あと私休みとるから、休みが終わったら命?仕事を投げた件詳しく聞くから?」

命「はい」

未来「じゃあね」

ドス!

ベキ!

グショ!

麟・命「ぐえええええぇぇぇぇ」


ピラ

カンペ[バイバイにゃー]


空「いたのに、誰も話してくれなかった……」


作者: ネタ切れになってきてしまい、あとがきがつまらなくなってきた。



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