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罰〜突然妹ができて、人生終わりました。  作者: 蓮太郎


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4/10

4.こんなに簡単に。

新太郎と凛は、無人島転生アニメに続き、二人でアニメを見倒した。

晩御飯を凛が作り、一緒に食べ、風呂に入り、二人はソファーに座っている。


「あ〜、今日1日で、なんだかお兄ちゃんと仲良くなれた気がする〜。」


「そうだな。」


「そっけない返事だな〜。」


「なんて答えれば正解なんだよ?」


「う〜ん。」


「ほら見ろ。」


「ゔ。そろそろ寝ようかな〜。

明日も一緒にすごそうねっ?」

凛はニコッと笑う。


「いいけど?凛は友達と遊んだりしないのかよ?」


「えっ?お兄ちゃん、もしかして明日予定ある?」


「いや、今まで誘いという誘いを断り続けてきたんだ、早々に予定なんて入らねーよ。」


「あははっ、良かった〜。」

凛は少し悲しそうな表情をする。


「どうした?」


「・・・お兄ちゃんは大学に友達いる?」


「あぁ、一人だけだが、友達と言える奴はいるな。」


「いいな〜。」


「ん?凛は友達多そうだけど?」


「いたよ。少し前までは。」

凛は少し俯く。

「と、言うと?」


「友達のね、好きな人に告白されたんだ。その子は、まぁまぁ、性格きつくてさ〜、私、告白断ったんだけど、その子が何で断ったのって詰め寄ってきてさ。」


「良く聞く話だな。」


「まぁ、その時は、生意気だのなんだの罵られて終わったんだけど、少しするとね、多分その子が、大学中に私のある事ない事言いふらして回って、お陰で誰も近づいて来なくなったんだ〜。」


「ひどい話だな。」


「でしょ?高校の友達としばらく遊んだりしてたんだけど、ここへ引っ越してきたから、会いに行くのも遠くてさ。

だから、私は休日することないんだ。」 


「そうか。じゃあ俺が相手してやるよ。」


「さすが私のお兄ちゃん!好きー!」

凛は、新太郎に抱きついた。


「ば、バカ!やめろ!」


「なんで〜?兄妹だし〜。」


「こう言うのは、いかん。」

新太郎は、凛の両肩を持つと凛を引き離した。


「ちぇー。」


「もう寝るぞ。」


「さっき相手してくれるって言った所だよ?」


「さっき寝るって言ってただろ?」


「ゔ。か、勝てない。」


「あはは。寝るぞ。」


「はぁ〜ぃ。」


二人は、自分の部屋に入った。


バタン。

新太郎はベッドに倒れ込む。


・・・これ、既にちょっと・・・俺・・・凛の事・・・。

「あー!ダメだ!ダメだぞ俺!」


新太郎は、両親に顔向けできなくなると思い、自分の芽生え始めた気持ちに蓋をする努力をした。


ガチャ。

「何がダメなの?」

新太郎がブツブツ言っていると、凛が新太郎の部屋のドアを開けた。


「なんだよ?ノックくらいしろよ。」


「え〜?なにかいかがわしい事でもするつもりだった?」


「はぁー!しねえし!」


「あははっ!図星?」

凛は、新太郎の隣りに横になった。

「ねぇ、私でそれしてみる?」


「・・・り、ん!」

新太郎は少し怒っている。


「怒らないでよ。

私、今日ここで寝る。」

凛は、新太郎の胸元におでこを寄せた。


「おぃ、正気か?」


「正気です。」


「知らんぞ?何かあっても。」


「別に・・・嫌じゃないよ?」

凛は新太郎を上目遣いで見つめる。


「はぁ。」

新太郎はため息をつく。

「なんだ?さっきの友達の話をして、寂しい気持ちが爆発でもしたか?」


「あははっ。お兄ちゃんには敵わないな。まぁ、それが半分。」


「あとの半分は?」


「もう、寝るぞ。」

凛は新太郎を真似る。


「はぁ。好きにしろ。」

新太郎は、ため息交じりに答えた。


「やっぱりお兄ちゃんは優しいね。

おやすみなさい。」


「はいはい、おやすみ。」


カチカチカチ。

時計の音さえも耳障りだ。


スースースー。

凛は、新太郎に抱きついたまま、安心した様子で眠っている。


・・・くっそー!!

気持ち良さそうに寝やがって!

俺は今日、多分寝れない。

凛は、どういう気持ちでここで寝てるんだ?

たまに誘う様な事言ったりするのは、本当にいいって事なのか?

それとも、大丈夫だと安心しているのか?

俺が凛への気持ちを伝えたら、凛は幻滅するだろうか?

はぁ。これで気持ちに蓋をするなんて・・・

もぅ、時間の問題だな、これは。

父さん、光さん、ごめん。

・・・凛は俺の事、どう思ってるんだろうか?


新太郎は、スヤスヤ眠る凛を見つめた。

「もぅ・・・認めよう。」

新太郎は小さく呟くと、両親の顔を思い浮かべ罪悪感を感じながらも、自分の気持ちを認める事にした。



カーテンを通して朝日が昇るのが分かる。

・・・眠れなかった。

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