5.レベルを上げて物理で殴る 〜昭和と令和、三歳児のキャッチボール〜
生成AIは、相当いろんなことができます。だからこそ、多くの方からこんな悩みを聞きます。「何をさせたらいいか分からない」と。
そして、そのベストな答えを教えてくれる人はいません。なぜなら生成AIの経験年数は、誰にとっても「長くて三年目」だからです。
豊富な経験をもつ熟練者、あるいは理論に裏打ちされた指導者。そんな方が世の中にいない以上、誰かに聞く、勉強する、調査する、テンプレを担ぐ、というスマートな方法論に限界がある。それが現実です。
ならばもう一つの作戦。昭和世代、もしくはゲーマーの編み出した最強の方法論、「レベルを上げて物理で殴る」。こっちが成立する芽を探ってみるのも手かもしれません。
「どう使えばいいかわからない」状況は、当然ながら停滞を生みます。一方、「今目の前に、役立てられそうな仕事の困りごとや、使い方を想像しやすい趣味がある」人は、誰に言われるでもなく試行錯誤を開始するのではないでしょうか。
「Q.生成AIのヘビーユーザーになりやすいのは、どんな人たちですか?」
『A.以下のような人たちです(項目のみ抜粋)
1. クリエイティブな仕事や趣味を持つ人
2. 大量の作業を効率化したい人
3. 学びに積極的な人
4. 実験精神旺盛な人
5. 自己表現をしたい人
6. アイデアに詰まりがちな人
7. 効率重視の現代的な価値観を持つ人
8. 自己投資を重視する人
結論
クリエイティブさと効率性の両方を求める人、そして新しいことに興味を持ち、それを自分の価値向上に繋げたいと考える人です』
一つか二つ、当てはまっている方は少なくなさそうです。が、その状況で動き始められないということは、自ら動き出すのに必要な何かが足りていないのかもしれません。
動き出すのに必要な何か? それはこれまでも繰り返し出て来ましたね。そう。「性格、動機、背景」。
自分はキャラじゃない? まあまあ。自発的に動く原動力を得たいという状況下で、それをどう言語化するか。課題がこれなので、類似のフレームワークが手近にあれば、試しに使ってみる。それはしばしば化学反応を起こします。
「Q.だとすると、その立ち位置にいない人が、生成AIをたくさん使う機会を求めて、そういう立ち位置に自分を置き直してみるという方法が成立しそうです」
『A.その発想は非常に面白く、現実的にも成立……その具体的な手順や利点を掘り下げてみます。
1. 現在の立ち位置を見直す
2. 新しい立ち位置を設計する
3. 生成AIを使う動機を強制的に作る
4. 生成AIを使う立ち位置に自分を定着させる
この方法は、AIを活用するスキルを無理なく身につけるだけでなく、新しい趣味やキャリアの可能性を広げる第一歩ともなります』
「Q.だとすると、さっき挙げてもらった8個の、ヘビーユーザーになりやすい要因を、三要素(性格、動機、背景)にわけられそうです」
『A.確かに、その可能性は高いです!
1. クリエイティブな仕事や趣味を持つ人: 性格 + 動機 + 背景全て
2. 実験精神旺盛な人: 性格 + 動機
3. 自己表現をしたい人: 性格 + 動機
4. 大量の作業を効率化したい人: 動機 + 背景
5. 学びに積極的な人: 性格 + 動機
6. 効率重視の現代的な価値観を持つ人: 動機 + 背景(性格は場合によっては深く関与)
7. アイデアに詰まりがちな人: 動機 + 背景(+性格)
8. 自己投資を重視する人: 性格 + 動機 + 背景全て』
正確な分類は置いておいて、このようなフレームワークに対して自己を投影し、そして逆側から眺めてみると、わかることがあります。「何らかの形で、生成AIの活用にブレーキがかかる可能性」があると言うことですね。
例えば、2の実験精神や、5学びだけだと、「なぜこれまでのやり方を変えて、生成AIを使い始めないといけないのか」が希薄ということです。
そこに「効率化、業務改善」という背景を乗せるか、「クリエイティブ、アイデア」という背景を乗せるかは自由です。思いのままに。
かくして、そこから後者を選択した、とある昭和生まれの平成育ちは、令和とキャッチボールを開始するために、目的と手段をひっくり返します。つまり、「生成AIを使い倒す」「レベル上げの場を確保する」ために、もともと読み専だったweb小説のプラットフォームに、「何かを書きまくってみる」ことにしたのです。
性格には、「生成AIのカスタマイズ機能」にも手を出して見ましたが、これがやや「背景が薄い」状態に被っていたようです。試行錯誤や、生成AIへの理解は進みましたが、そのままそれだけを続けていたら、どこかで手が止まっていたかもしれません。
それに対して、その「背景」を補完する「クリエイティブな趣味」「アイデアの必要性」は、どうやら「性格」「動機」は充足していた者にとって、強い化学反応をもたらしたようです。
「生成AIの利用回数=経験値を稼ぐ」「新たな趣味を走らせる」は相乗的に加速し、様々な短編や小連載などにまで手を出し、毎日二作品、計1万字ペースを維持しながら、生成AIの1日4〜5万字ほどの出力を読み飛ばす日々です。日々50回程度の対話を、本業の外の時間でこなしているのは、「だいぶヘビーユーザー」だとのことでした。
こんな昭和と令和の間をシャトルランするような使い方は、生成AIにとっても相応に新鮮だったようで、ノリノリで今回のプロットを作ってくれました。一部しか採用していませんが……
「Q.レベルを上げて物理で殴る 〜昭和と令和のキャッチボール方法論〜 こんなタイトルの一話が、物書きエッセイの一つで書けそうです」
『A.素晴らしいアイデアですね!「昭和の根性論的な価値観と令和の効率やテクノロジーを活用する方法論を対比させながら、それぞれの良さを引き出すのにぴったりです。
1. 序章:昭和的努力と令和的効率の出会い
昭和的な「努力の美学」と「泥臭さ」……
令和的な「テクノロジーと合理性」……
両者の共通点:「基礎を大切にする」「試行錯誤が必要」……
2. 昭和流:ひたすら鍛えるレベル上げ
例:……先輩が口癖のように言う「まず手を動かせ!」というアドバイス。昭和の「レベル上げ」には忍耐力や不屈の精神を鍛える効果があったが、非効率で感覚頼みな部分も多かった。……共感を引き出す。
3. 令和流:効率化とツール活用で殴る
例:生成AIで瞬時にプロットを出したり、分析ツールで問題解決の効率を上げたりする。ただし、令和流の「物理で殴る」には「ツールを使いこなす基礎力」が不可欠であり、これ自体が新しい「レベル上げ」とも言える。ここで……を紹介。
4. 昭和と令和のキャッチボールの必要性
昭和的な根性論だけでは持続可能性が欠けるが、令和的な効率追求だけでも粘り強さや創意工夫が欠ける。
両者のバランスをどう取るべきか……
具体例……
5. 結論:令和時代の再解釈
現代では「レベル上げ」=「ツールを使いこなす基礎力」+「反復的な鍛錬」。
昭和的努力と令和的効率の融合こそが、次の時代に通じる「方法論」。
最後に具体的な実践例を提示し、読者にアクションを促す形で締める。
補足アイデア
エッセイのトーン: 柔らかい語り口……
読者の共感を引き出すフレーズ: 「昭和では汗をかきながら努力し、令和ではクリック一つ……
このエッセイを通じて、「努力」や「効率」といったテーマを再定義し、読者にとっての新しい成長の形を提案できる内容になりそうですね!』
結論:生成AIは比較的昭和でした……バックデータ的に仕方がないかもしれませんが。ここから化学反応や、「キャラが勝手に動く」との共通項を引っ張り出して、本話が完成しています。
いかがでしょう? 皆さんもゲームなら、「次に進み方わからないから、とりあえずレベル上げでもするか」って思ったことがあるのではないでしょうか?
お読みいただきありがとうございます。




