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part Kon 8/9 am 4:31



 

 ふと 意識が戻る。


 部屋は ぼんやりと明るくなってる。

 障子の向こうには 夜明けの薄明かり。


 ブラもショーツも着けてない素っ裸。

 ちょっと心許ない。


 あのあと そのまま寝ちゃったみたい。

 あたしの右腕を手枕にして 亜樹が眠ってる。


 ホントに綺麗な栗色の髪。

 白くて透明な肌。

 天使の寝顔。


 こんなに可愛いのに やっぱ 男の子で スゴいガッツいて あたしのこと求めてくれた。

 布団の上に敷いたバスタオルに あたしの初めての証が残ってる。

 あたしは 亜樹に女にしてもらった。 

 もう 戻れないんだって思う。

 

 なんかちょっと誇らしいような 切ないような 変な感覚。

 大人になったってことなのかな……。


 眠ってる亜樹の唇に そっと唇を重ねる。

 ホント素敵なあたしの王子様。



 ……でもな。

 あんま 体力ないんだよな。


 愛し合ってる途中から 亜樹は 疲れてきたのか フニャフニャに。

 それはそれで 可愛いかったし いいんだけど。

 ちょっと可愛がってあげたら トロットロに蕩けちゃって あたしの腕の中で 泣きじゃくりながら 何回もイッちゃった。


 ホント 身も世もないって感じで 哭いてくれて スゴく嬉しかった。

 誰も知らない あたしだけの亜樹。

 そんな 素敵な思い出が また1つ増えた。


 まあ あたしも前半 亜樹に虐められて 信じられないくらい乱れちゃったような気もするけど……。

 亜樹の前だから いいんだよね?

 

 ……いや。

 引かれちゃったかな? 

 けど 2人だけの秘密だもんね……。

 これも恋人同士ってこと。

 大丈夫 大丈夫。



「……ううん…。………瞳 愛してる…」



 亜樹の優しい声。

 キュンとする。

 亜樹の顔を見つめ直す。

 でも 亜樹は 静かな寝息を立てたまま。

  

 えっ?

 今のって寝言?


 亜樹のバカ。

 夢でまで あたしのこと考えてくれてんの?

 昨日 あんなに愛し合ったのに。


 ホント バカ。

 

 ……朝から また したくなっちゃうじゃん。

 あたしは 亜樹のか細い腰を抱き寄せると 桜色の唇を もう一度 塞ぎにいくのだった……。

 ………。

 ……。

 …。

 

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