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嘘吐き

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

結構キツい話です。

何でも許せる方向けです。


明くる日の喫茶店。周りには女性客が多く、クリームが特盛のパフェを頼んでいる。スイーツを頼むのに、飲み物の注文は絶対な様で、テーブルにはカップが揃いで並んでいる。

交わされる会話は様々だった。パフェのように甘い賞賛や、珈琲の様に苦い陰口。……賞賛は良い。けれども陰口は……心が重くなる。気にしなきゃ良いのに。

先輩は黙々と長細いスプーンを忙しなく動かしながら、中身を掻き出していた。しかし隣の女性客が去ったのを機に、口を開く。

「果たして他人を糾弾出来るほど、私達は得を積んでいるだろうかね」

甘味を口に頬張っているのに、顔は黒く苦々しかった。行儀悪くも隣にスマホ。流れて来る話題を横目に指を動かす。

「今は少しの事でも炎上する。他者が何の悪事を働いてない事を祈ってるんだ。無いのに。そんな事。出来やしないのに。そんな事」

当たり前だ。人間生きている限り、悪事に一切手を染めないと言う事はない。仮病を使ったり、騙したり。生きれば生きる程、業は増えるばかりだ。

先輩は嘲笑う様な笑みを浮かべて、空になったグラスにスプーンを凭れさせた。

「だから上手く隠すんだよ。バレないように。上手くやるんだ」

「怒ってるんですか」

「追跡者が嫌いなんだ。見たくもない事実を明るみに出す、無粋な輩が大嫌いなんだ」

まぁそうだ。誰だって、甘い優しい夢を見ていたい。辛くて厳しい現実なんか、見たくもない。それを態々、明るみに出して、人の事を反応を楽しむのが嫌だと言っているのだろう。

「ははは!! 今日も沢山、嘘を吐いたな。上手く皆を騙したな」

「そうなんですか?」

意外だった。基本的に冗談が好きなイメージはあったけど、好き好んで嘘を言うタイプでは無さそうに思えたから。

先輩はそっと口元を抑えると、罰が悪そうに目線を逸らした。失言を誤魔化すように。

「まぁ、バレたらしゃーない。だから許せるのさ。人の悪事を。自らに影響がない部分の悪事は黙って目を瞑るのさ」

此処から何でも許せる方向け。あとクソ長いです。

反感買うこともいっぱい書きます。個人の意見です。

不快に思われたら、ミュート、ブロックお願いします。


後書きまで読み下さる方々がどれ程居るかは分かりません。

でも上澄みの部分だけしか見せて無いので、良い人だと思われているんじゃないかと。

こう、私が作る登場人物のように良いところしか見せてないので。

(んな事ねぇ!! と思われた方、そのままで大丈夫です!! 良い部分のだけの人間なんて居ませんから)

言うほど出来た人間じゃないですよ。

今日も沢山、支障のない程度に嘘吐きましたしね。


誰かを非難したり、糾弾したり出来るほど、全人類は得を積めているのだろうか……。

と言う自身への問い掛けです。

某曲を思いながら書きました。

皆そうなんだから、気にすんな。そんな感じの。

真正面からの応援も刺さりますが、多少捻れたものも刺さります。根暗なので。

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