第二十六話「ぬ!? こ......これは......」
これまでの人格事件......
亜美の父親「亜美......心配するな......父さんはお前の味方だよ......」
影島「同じクラスの子の父親に誘われた?」
山田「ああ、あの人は服屋で......
よくファッション雑誌の撮影に協力しているみたいだ。
それで、あの人が孤道をモデルにしてくれるように話してくれたんだ」
影島「孤道くんがモデルねえ......」
駄菓子屋のおばあちゃん「ああ、ちょうどよかった! あんたのドラ息子をなんとかしてくれよ!」
山田「いやいや、今回は邪魔するつもりはないぜ。恋の悩みなら尚更な」
孤道「フン、だだだ誰がくくく黒加ななななんて......くくくくだらねえ」
疾次「さて、到着しましたよ」
亜美「小雪ちゃん、降りよっか!」
小雪「そうですね......それにしても......本当に広かったですね......」
亜美の父親(私の汚れた手はあの悪ガキに擦り付けるとしよう......)
こんにちは、今日は十二時投稿のはずがすっかり忘れていたオロボ46です。
今回は小雪から始まります。
それでは、どうぞ。
「......すごい」
私は兎三郎くんの家の内装を見てため息をついた。
まるで西洋の屋敷をそのまま持ってきたような素晴らしさだった。
「兎三郎くんがお金持ちだってことは知ってたけど......
まさかここまで大きいなんて......」
「本当に......すごいですね......」
疾次さんの後に続きながら、私と亜美は内装について話していた。
疾次さんは大きな扉の前で止まった。
「亜美さま、小雪さま、こちらが兎佐々木さまの次男のお部屋でございます」
父親は出張中で、母親は友人との旅行で会えないことは車の中で聞いていた。
コンコン
「お坊ちゃま、お客様でございます」
疾次さんが執事らしくノックして言った。
(お坊ちゃまって本当に言うところがあるんだ......)
私は心の中でそっと呟いた。
「うん、入れて」
中から子供の声が聞こえると、疾次さんは扉を開けた。
「君は......兎三郎くんの弟......だよね?」
亜美は私と共にソファーに座り、
奥で向かい合っている兎三郎くんの弟に話しかけていた。
「はい、そうです。
亜美さんのことは兄からも聞いています」
兎三郎くんの弟は自分のポケットをチラ見しながら言った。
「あの......兎三郎くんについて、何か知っていることはありますか......?」
私は本題に入るように話しかけた。
「わかりました。
その前に、あなたたちの知っていることを話してくれませんか?」
私と亜美は互いに顔を見合わせて、頷いた。
「はい......私と亜美が知っていることすべて......お伝えします」
NEXT TO 山田
俺は孤道を服屋まで連れてくることに成功した。
「なんで俺がこんなところに......」
孤道は下を向いて呟いた。
「別に帰ってもいいんだぜ? でもこのネックレス、どうしようかなー」
俺は駄菓子屋で買ったネックレスを振り回して言った。
「......くそがあッ!!」
ガンッ!!
「......ぐぅ............!!」
孤道は地面のアスファルトを殴り、手の痛みでうずくまった。
恋の悩み......
それは人なら一度は経験のある現象だ。孤道もそいつに惑わされ、苦しんでいる。
お前の悩み、親父である俺は応援しているぜ。
俺はネックレスをポケットに突っ込んで店に入った。
「あのー、すみませーん。昨日電話をもらった山田ですが......」
服屋の中、俺は人のいない店内を見渡して言った。
「あ、どーも。少し待ってくださーい」
奥から声が聞こえた。
「まったく、しけた店だぜ......うわっ!!?」
孤道は店内の服に近づいて叫んだ。
「どうしたんだ?」
「この服だっせ!! まったく時代遅れだぜ!? 今時こんな服はやらねーつの!!」
俺は孤道が掴んでいる服を見た。
「そうか? 結構渋いと思うが......」
「どう見てもシャバいだろ!?」
孤道は信じられない顔で俺を見た。
まあ、若いのはきっとこういうのを嫌うんだろうな......
「お待たせしました。どうぞ、奥へ......」
孤道のクラスメイトの父親である服屋の店主が奥から現れてこちらに手招きした。
「おし、行くか」
俺が奥に向かおうとした時、孤道は俺を追い抜いて店主に近づいた。
「おい、あんたが店主か。
まさか本当にあの服がイケてると思っていないよな?
もっと若者向けにしたほうがいいぜ」
「おい! 孤道!!
......いやあ、すみませんね。うちの息子が......」
「いえいえ、大丈夫ですよ。
今後の仕入れの参考にさせてもらいますから」
店主は笑って許してくれた。
NEXT TO ???
誰が許すか、この胡麻すり野郎......
私は目の前の父親モドキに向かって心の中で呟いた。
きっとこの父親モドキは笑って許してもらえたと思っていただろう。
こんな父親モドキに育てられた子供に
大切に仕入れた服にいちゃもんをつけられて許すほうがおかしい。
私は怒りを押さえつつ、二人をリビングへと案内した。
「ああ、すみません......
ちょっとお話があるので、お父さんだけこっちに来てくれませんか?」
私はソファーでくつろいでいる二人に向かって言った。
「ああ、いいですよ」
父親モドキは調子よさそうに立ち上がった。
その息子は相変わらず不満そうに周りを見ていた。
「それでは、こちらに......」
私は父親モドキを連れて部屋の奥へと連れて行った。
「あの......どうしてこの部屋に?」
私の書斎で、父親モドキは私に向かって話しかけた。
「いやあ、実はちょっと見てもらいたい物が......」
そう言って私はある本を取り出した。
「ぬ!? こ......これは......うほほほ!?」
父親モドキは本をめくって写真を眺めて興奮した。
父親モドキが気を取られている間、私は後ろに回って刃物を取り出した。
そして、父親モドキに向かって刃物を構えた......!!
チャリン
「......!!」
父親モドキはポケットの中から何かを落とした。
それを拾おうとした時、私の行動を感じてこちらを見た
私はそれを気にすることもなく、父親モドキに突進した。
To be continued
祐介「やっと玄関までこれた......」
高次「さ......三十分もかかるとは......」
いかがでしたか?
山田さんが見た本は......あまり気にしないでください(笑)
次回もお楽しみに!




