女賭博師
李と陳は酒店の部屋で話していた。
「どうやら、ここの賭博場でもイカサマがあるようだ」李が言う。
「賭博場のボスは韓と言う男のようです。街一番の金持みたいです」陳が言う。「金の力でゴロツキどもを雇い街を支配しているようです」陳が続けて言った。
「我々と関係無いが、どうしたものか」李が言うと陳は「一気に潰しましょう。イカサマ賭博で儲けてるだけでなく、店からみかじめ料もとっているようですから」と言った。
その時、階下が騒がしくなった。
李と陳が降りて行くと主人が男達に取り囲まれている。
「足りないな」男が主人に言う。
「これ以上はムリです」主人が言う。
「じゃあ、店を明け渡すんだな」男が言った。
「待て」陳が言った。
「何だお前、文句あるのか?、関係無いだろう」
男が言う。
「お前達のやり方は汚ない」
「何だと、やっちまえ」
男達が陳に襲いかかる。
1人対四人の乱闘が始まった。
李が加勢しようとした時
「やめなさい」と女の声。
「お嬢様」男達が言った。
「隣街の賭博場で見たわね、あなた」
「そうだ」
「ここでけんかしたら店に迷惑かかるでしょ」
「わかった。じゃあ、こちらから出向く。どこに行けばいいんだ」
「明日、ウチにいらっしゃい」
「わかった明日必ず行く」
「お待ちしてますわ」
そう言って女は男達と店を出て行った。