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外伝DAY1 夢おち

DAY4の代替案です。

個人的に好きな方を本編に入れただけでコレも良い感じですよ。


あぁ、今日も疲れたな、、もう寝よう。


布団に入り、目を閉じる。



、、、あれ? ここは、、?


周りは中世の西洋風の建物が立ち並び、道は石畳が敷いてある。

更に、街を歩く人々は尻尾を生やし、猫耳?みたいな耳のいわゆる獣人が過半数を占めているでは無いか。


おいおいおい!ちょっと待ってくれよ、、!

ここって“異世界”じゃ無いのか!


「遂に来たぜ!異世界!」



、、、とか、アニメでは叫ぶんでしょうね。

そこからオープニングへいってみたり、、

自分には絶対無理ですよ。

思ったより人が多いんですから。



それでこれから、どうしようか、、


人が多くて心拍数4桁行きそうだから、とりあえず人が少ない所に行くか。


と言うわけで、少し離れ、人通りが少ない小川までやって来ました。


こう言う日本には無いような幅の小川とそのほとり。落ち着くね〜。

狭い小川のほとりのすぐ上には道があるけど、マジで人来なくて最高!


さてと、気軽に今後を考えようかな。


でもやっぱり、まずはステータスだよね〜。

どうすれば出て来るんだろう?

指パッチンとか?

1回やってみようか。


、、、え?本当にやるの?

音出るんだよ?本当に周りに人居ないの?見られたらヤバい奴だと思われるんだよ?


くそ、しょうがないか、、ヤバい奴になるしか無い、、、

意を決して指パッチンのセッティングをする。

そして、指を鳴らす!


はずが、、

緊張で手汗が凄くて滑っちゃったよ、、


結局1人で勝手に恥ずかしくなってしばらく動けず、、

そして、5分後に再挑戦し、今度は成功!


お!ステータス出た!


うん。高いのか低いのか分からん。


職業は、未設定か、、

スキルもまだ無いな、、、


どう言う職業が良いかな


う〜ん、やっぱ戦いたいよね〜。

冒険者ギルドとかってあるのかな?

まぁ、異世界だしあるか。

後で行こう。


あとは、衣食住の食と住か。

え〜っと、アニメでは、居酒屋みたいなとこで食べて宿で暮らすイメージだな。


一旦は、居酒屋と宿が優先順位高い、と。


冒険者ギルドでお金を稼ぎ、そのお金でご飯を食べ、宿で休む。


良いね〜。異世界っぽいぞ!


それで、休みの日とかに武器買いに行ったりとかね。

もう最高でしょ!これ!



じゃあ、色々決まったし、冒険者ギルドにでも行ってみよう。

レッツゴー!


とは言ったものの場所が分からない、、


でも、とりあえず、異世界に飛ばされた時の場所行けばありそうな気がする。

意味分からない場所に飛ばしたら物語的にグダるもんね。


はい。

緊張して逃げてきたからうろ覚えだったけど、なんとか到着。


やっぱり、獣人がいっぱいいるね〜、、


ちなみに、自分は動物が苦手なんですけど、どうやら獣人も苦手みたいですね、、

残念。まさかこんな所にも動物嫌いの弊害が、、、



まぁ、気を取り直して。この西洋風の同じような建物の中から一際目立つであろう冒険者ギルドを見つけましょう。


異世界ならではの永遠に続きそうな1本道を歩いて行きます。


所どころある木の看板に絵が書いてて、どういう店か分かるの雰囲気があって良いな~

ほら、あそこの居酒屋っぽいやつとか、ベットの絵が描いてある宿とか、、、


、、、おい!もう食と住見つけたじゃねーか!

え、!はや!

やっぱ、飛ばされた場所の近くに色々あるんですよね〜。


後は、冒険者ギルド〜。

食と住がここって事は、どうせすぐあるんですよ。

マジですぐ見つけてしまうな〜。

この1本道の途中に急に現れたり、途中の曲がり角から見えてたりね。



、、、3分後。

う〜ん、、まぁ、目立って無いタイプのかもしれないよな〜、なんて、、



、、、5分後。

あれ、、、全然無いぞ、、

まさか見落としてないよね、、?



、、、10分後。

え、、まじで無い、、

しかも、広場的な所に着いた、、

真ん中に噴水があって、そこから8方向に道がのびるタイプの、、


これ、どこ行くか大事だぞ。

あぁ〜、! 誰かに道聞きたい!

けど、もしかしたら“無い”って可能性もある訳だし、、、

自分で決めよう。


自分で言うのも何だけど結構運がいい方だと思うんでね。

1発で当てますよ。


え〜、、じゃあ、今来た道を北とした時の北東の道に行こうかな。

これはまぁ、飛ばされた位置の近くにある説を推してるのもありますね。



道を変えて、更に5分後。

、、、ん?あれ?まさかこの道じゃなかったか、、?

でも、引き返すのもな、、

なんか喉渇いてきたし、心もちょっと、、

あぁ〜、すぐ見つけるとか調子に乗ってすみませんね。



、、、道を変えてから10分後。

あ!あった!あったぞ!よっしゃあ!

やっと見つけた〜!

しかも目立つ方のタイプ!

見つけるのにここまで時間かかるとは、、、

作者もびっくり。


それにしてもマジで雰囲気あるなぁ〜、、

やばい、! 楽しくなってきた!


早速入ろう!


両開きのドアの片方だけに手をかけ、ゆっくりと開ける。


中は賑わっており、受付の人、クエストを発注する人、クエスト依頼の掲示板を見る人、ただ椅子に座っている人で溢れていた。


更に、全員がパーティー。

1人のやつなんて居ない。


「あ、、、やばっ、、」

自分は、気づいた時には外に出ていた。


そうだ、、何故忘れていた、、、

自分は、人が苦手だってことを、、!



終わった、、、

もう、冒険者ギルドには行けないだろう。

そうなると、お金を稼げ無いから居酒屋、宿にも行けない。


つまり、自分は、“死”しか無い。そう言う訳だ。


せっかく異世界に来る事が出来たのに、、、

一体何故、神様は自分を異世界に送ったのか、、、


異世界に来れば自分の人に対する苦手意識が治るとでも思ったのか?

ははっ、自分を舐めすぎだ。

この程度の事で治る訳が無いだろう!



、、、はぁ、虚しい。もうここに居ても邪魔なだけだし、さっきの小川に戻ろう。



よし。着いた。

すぐに自分は、寝転がる。


本当にこれからどうしようか、、、


人が少ない時に行く?


いや、そんな時間なんて無さそうだ。



「まじでこれからどうしよ、、、」

どれだけ考えても、結論なんて出るはずは無い。


ただ、時間だけが過ぎていく。



空がオレンジ色になり始めた頃、自分は再び動き始めた。

喉が渇き、限界だったからだ。


飲む水? そんなの目の前に沢山あるだろ?


川のギリギリでしゃがみ、水を手ですくう。


うん。綺麗だ。飲めそう。


少しだけ口に含む。


変な味はしない。


手ですくっている水を全て飲む。


美味しい。止まらない。


何度ももすくっては飲み、すくっては飲みを繰り返す。

まるで、血肉を喰らうゾンビの様に。(やっぱちょっと違うかも)


「あの〜! すみません!大丈夫ですか?」


女の人の声だ。

自分は、びっくりして急いで飲むのをやめる。

まさか、人がいたのか、、?!

激しい後悔が自分を襲う。しかし、早く返答をしないといけない。

けど、何も言葉が出てこない、、、


「あの、何かあったんですか? 昼に通った時も居ましたけど」


、、、ここで何か言えばこの人が助けてくれるだろう。

しかし、怖いのだ。ただ恐ろしく怖い。



「いや、大丈夫です!」


「そうですか、、、」



行ってしまった、、、


、、、結局自分はこうなるんだ。

何故、助けてもらおうとしなかったのか自分にも分からない。


でも、これだけは分かる。

「なんか結構やばい」と言う事は。




、、、、あれ? あ、夢かさっきの、、

あんまり良くない夢だったな、、


布団をでて、のびをした。


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