DAY10 今日は本屋日和
あ〜、、やっと休みだ〜、!
本当に今週は疲れた、、
疲れすぎて土曜日は何もできなくてもう日曜日だよ、、
先生が絶対入部しろとか言うからだ、、、
結局入部しなくても何も言われないし、、
、ん?入部しなくても、、?
、、、いや、自分は帰宅部に入ったんだ。
そう考えよう。
そして、自分は何部に入っても全力で頑張ると決めてたので、帰宅力を高める為にトレーニングしないと、、
まぁ、トレーニングはその内するとして、今日何をするかって言うと、、
本屋に行こうと思いま〜す!
拍手、! パチパチパチ〜
しかもこれ、天使に指示されたわけでは無いのですよ。
ただ自分が欲しい本があるから行くのです。
天使に、映画館とか、スーパーとか、行って来てって言われて行ったから人に耐性がつき、今回本屋に行くに至った訳ですね。
天使がいなかったら絶対に行けてなかったでしょうから感謝してます。 ありがとう。
さぁ、それで何の本が欲しいかと言うと、、
この前映画も見に行った作品。そう、「棒人間クエスト」のライトノベルです。全17巻です。
映画館の時も探したんですけど無かったので、、
この作品本当に面白いんですよ。なので原作が欲しくって、、
早く読みたいので早速行っちゃお〜!
カバンを持って出発〜!
但し、行く時に注意点があるんです。
それは、天使に見つからないようにする事です。
1人で出掛けるのは初めてなので見つかると恥ずかしいのよ。
そろりそろり、ゆっくりと、バレないように、、
その時のあきら君は忍者のようだった。
「あきら君、どこ行くの?」
はい、バレた〜、、恥ずかしい、、
けど、正直に言うしか無いか、、
「1人で、本屋、行く」
「1人で!?凄いじゃん!あきら君!」
「まぁ、」
「流石あきら君だね!」
「何の本買うの?」
「あー、この前見た映画の、原作を全巻」
「あ〜!あの『棒人間クエスト』ってやつ?」
「そう」
「いいじゃ〜ん!」
「買ったら、私にも読ませてね♪」
「うん、いいよ」
あ〜、ドキドキした〜、、
けど、バレてしまったのは仕方がないよな。うん。
でもまぁ、もう終わったのでね。
あ、それと、天使さん原作も読むんだね。
映画が面白かったのかな、?
もしかしたら好みが合うかもしれない。
ちょっと嬉しいな、
出発しないことには始まらないので、出発しましょうかね。
しゅっぱ〜つ!!
しばらく自転車を漕ぎ、、
とうちゃ〜く!!
いや〜、着きましたね〜、
あ、それで、店に入る前に懸念点が3つほどあるのでそこだけ、、
1、本屋に買いたい本が売っているのか
2、17巻を1度に買うのに、1回で全部レジに持って行けない気がするのでどうするか
3、会計に図書カードを使うが、全部買おうとしたら4枚ぐらい使うのでどのタイミングでカードを出していくか
この3つですね。
1が起きたら、もうどうしようもないので速攻帰ります。
2と3が、、特に2が悩んでます、、
本の幅にもよるけど、なんか無理そうな気が、、
3は、一気に出すのか店員が打ち終わったら出すのかの2択、、 いや〜、むずい、、
まぁ、悩んでても始まらないので、とりあえず入りましょう。
ウィーン (自動ドア)
自分は、気持ちを引き締めて入店する
お〜、本屋だ、!本屋って感じするな〜!
やっぱり結構広いな〜!
ワクワクドキドキする〜!(ドキドキ強め)
早速ラノベコーナーにレッツゴー!
どこだどこだ、、探せさがせ、、ここは漫画、、
しっかり店内約1週すると、、、
お、あったぞ、!
後はお目当ての「棒人間クエスト」を探すだけ、、
ちゃんと出版社は事前にチェックしたのでね。
で、その出版社の所は、、この辺りか、、
よし、範囲も縮めれるだけ縮めたし、すぐ見つかるはず!
しかも、本の題名が見やすいように今日は眼鏡をしてきましたから。
もう完璧ですよ。
、、、っ!あれは!
なんか説明難しいけど、本と本の間に挟まってて題名とか絵とか書いててここにその本があるよ!って教えてくれるやつだ!
結構有名だからこう言うのがあるんですね〜、
嬉しいですね〜
さっ!全巻あるかな〜、、
、、、ん、?なんか少なくね、、?
1.2.3、、、10巻までか、、、
まぁ、あるだけでも嬉しいし、、、
、いや!ちょっとまて!1.2.3巻じゃ無くて1.6.8巻だ!それと10〜16巻!何でこんな中途半端な、、
もしかして何かの暗号か?だとしたら何を伝えようとしている、、?
1.6.8、、、いろは、、、one.six.eight、、、頭文字でo.s.e、、おせ、、
っ!押せって事か!?
よし、1.6.8巻を押してみよう、、
恐るおそる押してみる、、
さぁ、何が起こる、、本棚が動いて地下への階段が出て来たり、?
20秒後、、
うん、そうだよね、何も起こる訳ないよね、分かってたよ、、
まぁ、ちょっと期待してたけども、
気を取り直して、何巻を買うかだが、、
すると、目の前から「ゴ、ゴゴゴ、ゴゴ」と音がして、地下への階段が出て来る
嘘、だろ、、本当に出て来るなんて、、
ある訳ないよね〜、普通。
え、騙された?それなら良かった。人を騙すのも楽しいですからね。詐欺まではしませんけど、、
もし、騙されてない人がいたら少し前からもう1度読んで騙されて下さい。
皆さん騙された所で、気を取り直しをさらに取り直して、、
何巻を買うかのんだよな〜、、
全巻買うプランしか用意してなかったからな〜、、
想定外が起きると、一旦頭が真っ白になる事を先週ようやく学んだのでね、、
1巻だけ買うか、1.6.8巻買うか、10〜16巻買うか、全巻買うか、の4択ですかね、、、
これが中々決まらず本棚の前をウロウロ、ウロウロ
完全に万引き犯と同じ行動です。
いつ店員さんに捕まってもおかしくありません。
「あの、」
なんて事になれば大変なのでね、、
それにしても、本当に決まらないな〜、、
しょうがないし、漫画でも見に行こうかな〜、
↑お手本のような現実逃避。教科書になるレベルですね。
さぁ、漫画コーナーにやって来ましたよ。
「棒人間クエスト」の漫画版もあるのでね。まぁ、それは買わないんですけど、どんなのか見たいと言う事で。
頑張って探しましょう。
こちらもしっかり出版社を調べ済みなので、、
どこだどこだ、、ここでもない、そこでもない、、
あれ、ないな、、どこかにはあると思うんだけど、、
なんか暑いな、、緊張かな、?
まぁ、そりゃ緊張するよね〜、、
あ、あそこが「棒人間クエスト」の出版社ゾーンか、、 やっと見つけた、、
で、「棒人間クエスト」はあるかな、あるかな〜?
、、、うん、無いね。
2週ぐらいしたけど無かったね、、
あ、この漫画知ってる〜、とかこの作品のアニメ見た事ある〜、とかはありましたけども、、
まぁ、他にも見たい漫画が何個かあるので、その出版社を調べて探してみましょう。
今度はあるかな、あるかな〜?
、、、うん、無いね。
もはや、さっきのコピペだよね。
自分の見つける能力が無いのか、普通に置いてないだけなのか、、
そして、もちろん店員さんに場所を聞く事も無く、、
なんなら最初から店員さんに聞く選択肢なんて全く無く、、
もうどうする事も出来ません。
漫画コーナーでできる事も無くなったので、ラノベコーナーにかえりますか、、
いや〜、さっき現実逃避したのが今帰って来たな〜、、
真面目にどうするよ?これ。
う〜ん、う〜ん、、
完全に万引き犯と同じ行動に戻ってきましたよ。
これ、本当に怪しすぎる、、
本棚の前を歩き回りなんとか出した結論は、、
『1巻だけ買う』でした。
いや〜、やっと決まった、、
優柔不断って自分の中では有名ですからね
「棒人間クエスト」の1巻を恐るおそる手に取り、レジを目指して歩きだす。
ちなみに伝え忘れてましたが、ここのレジは対人です。
あ〜、結構緊張して来た〜、、
胸がドキドキしちゃう〜
大分近づいてきたぞ、、
ん、?なんかレジで本買ってる人がいるな、、
並ぶのもキツいし、ちょっと待つか、、
丁度隣にあった本棚の本を見てるふりをし、聞き耳をギンギンに立てまくる
「ありがとうございました」
多分終わったな、、
でも、心の準備が、、
もう少しここにいさせてくれ、、
へ〜、こんな本もあるんだ〜、
と、必死に気を紛らわす
、、、が(鼻濁音)、全然紛らわせない、、、
くそ、しょうがない、、行くか!
部活の時の二の舞みたいにはなりたく無いからな!
行くぜ!
と言いつつますば状況確認からだ。
店員さんの様子を確認しよう。
本を見るふりをしながら、
ふむふむ、なるほど、、
どうやら店員さんは2人いて、何かはなしてるようだ。
もしさっきから話してたとしたら、あの本買ってた人普通に突撃したって事だよね、、、
もしかして人じゃ無い可能性ある?
すみません。それは言いすぎました。
それはそうとして、店員さんの会話を一旦止めてレジ打ちしてもらうのは、相当キツいんだよなぁ、、
でも、行かない訳には帰れないし、、
天使が楽しみに待ってるからね、、
仕方ない、行くか、!
たった今心の準備ができたみたいです。
恐るおそる近づいて行く。
推定距離 8m まだ大丈夫、、
5m そろそろ警戒される距離感、、
4m 頑張れば走り幅跳びで届きそう
3m やばい、近い、バレそう、、
2.5m もう限界だ、、近すぎる、、
っ!こっち見た!流石にばれたか?
、、と思った瞬間!
「いらっしゃいませ」
あー、話しかけて来た〜、、
会話を中断させてしまって申し訳ない
けど、こっちも本を買いたいんだ。許してくれ。
流石に話しかけてきてるので、歩くスピードが秒速5センチメートルから大幅アップし、レジ前まで来ました。
対戦よろしくお願いします。
まずは、こちらから仕掛けた。
自分は、本を渡す。
手汗で滑りそうだった。
すると、店員さんが、、
「お預かりします」
これに自分も対応しようと「お願いします」的な事を言おうとしたが、ただ空気が漏れただけだった。
この一言で相手が強敵だと言うことがわかる。
くそ、なんとか立て直さないと、、
起死回生の一手で、自分は、図書カードを渡す。
「お預かりします」
安定の返しだ。
しかし、トラップカード発動!
このカードを受け取る時に「お預かりします」と言った時に発動する!
そして、この効果は、、、
ダメだ、、即興だと思いつかないな、、
ただ心に余計なダメージをくらっただけだったみたいだ
はぁ、虚しい、、
なんて考えていたら図書カードが返って来た。
「残りは703円です」
レシートと一緒に受け取る。
残りの金額も言ってくれるのか、、良いね。
レシートをポケットに入れ、図書カードを財布に入れる。
図書カードを入れるのに手こずり、ちょっともたもたしてしまった、、
なんだコイツとか思われてないかな、、
焦れば焦るほど手こずるんだよね〜こう言うのって。
入れるまでの間心に継続ダメージが、、
なんとか力尽きる事なく入れ終わり、後は帰るだけです。
はやくこの場から立ち去ろう、そう思い歩き出すと、
「ありがとうございました」
っ!?何!?
その言葉がまだ残っていたと言うのか、、?
やられたぜ、、
自分は、対応できずに「、、す、」とまた口から空気が漏れただけだった、、
これがトドメとなり、you dead
あきら、完全敗北。
死にながらなんとか退店してきました。
いや〜、なんとか買い物終わったな〜、
まさか、こんな買い物がキツかったとは、、
やっぱり対人戦はやばいな、、
まぁ、もうここに用事はないので帰りましょうか。
まじでキツい事から解放されてスッキリ〜
テンションが若干上がって来た〜
本当に今日行けて良かった〜。改めて天使さん、ありがとう。感謝感謝。
さぁ、家に着きました。ありがたい天使さんに報告しましょう。
「ただいま〜」
「あ、おかえり!どう?買ってこれた?」
「うん、これ、、」
かばんから買って来た本を出す。
「お〜!凄いじゃん!」
「また、読ませてね♪」
「うん、いいよ、」
「それで、感想とか言い合ったり、、♪」
「まぁまぁまぁ、」
感想とか言うの恥ずかしいなぁ、、まじで自分の意見とか考えてる事とか言うの苦手なのでね、、
凄いしっかり読もう
「それで、この『棒人間クエスト』は全部で何巻あるの?」
「えーっと、17」
「17巻か〜、また買いに行かないとだね!」
「あ、確かに」
あきら君は、17巻揃える為に毎週本屋に通い始めました。
天使が今回思った事
あきら君、1人で買い物に行けるまで成長したなんて、、
流石あきら君は成長が早い!
高校では友達出来なくて私が出したミッションも達成出来なかったから落ち込んでるかと思ったけど、自分から人のいる所に行くのは本当に成長した証だね!
今回の行動は今までで1番意味のある物になったと思うな
これからも本当に頑張れ!