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DAY1 天からのお迎え?

“絶対に”期待しないでください。お願いします。

皆さん、こんにちは。あきらです。

男です。漢ではありません。

ご存知だと思いますが、ー応説明しておくと、インキャです。コミュ障です。それだけです。

直したいとは思うんですけど、なかなか難しいですよねぇ。

おっ、しかも、よく気づきましたね。そうです。中3です。しかも冬。2月の最終日。まだまだ未熟ですね。



自分は、皆さんの想像通り、アニメが好きです。

個人的に好きなアニメは、転生したら棒人間だったというものが好きです。

実際、今もそのアニメを2階の自室で見ています。やっぱり、何回も見てしまいますよね。


「コンコンコン」

おっと、窓をノックする音が聞こえますね。

コウモリがかさかさ言うのはたまに聞きますが、ノックは初めてですね。

ここは2階なのに、、誰なんでしょうか?

カーテンを開けて見てみましょう。


 シャララララーン


そこに居たのは、、髪はほぼ銀の金髪で、目の色は真っ青。翼があって、頭上に輪っかがついている女の子。言うなれば『天使』みたいなのがいました。かわい〜


「お、!ちょっと開けてもらえる?」


天使の声は、可愛くて、癒される。そして、もう一度聴きたくなるような、、

さらに、脳内に直接ではなく、耳を通して音が聞こえる。聴力必要タイプのようだ。



ん、、?自分、疲れてるのかな、?現実には、ありえないもんな。絶対に。

今日は、早めに寝ようかな、、


「って、、カーテン閉めないでよ、!」

「見間違いじゃないから、!」

「これ、現実だから、!」


現実、、か。どうやら天からお迎えが来たようだ。

かぐや姫みたいな感じか、、

遺書とかって書いた方が良いのかな?

ボールペンとかじゃないといけなかったっけ?

赤しかないけどまぁ、大丈夫やろ、、

印鑑もいるっけ?近くにないし、赤ボールペンで似せて書こう


「コンコンコン」

「何やってるのよ?カーテン開けて、!」


遺書も書けないというのか、、、

まぁ、良い。人の死とは突然なのだから、、


 シャララララーン


「お、やっと開けてくれた、!」

「その調子で、窓も開けてもらえる?」


窓通り抜け出来ないタイプか、出来そうだけどな


 ガラガラガラ


「ありがと〜♪ようやく開けてくれたね」

「名前は、なんて言うの?」

「あきらって言います」

「あきら君か〜良い名前だね〜」

「あぁ、あり、がと、ぅ」

「あきら君、今は何してたの?」

「今は、アニメを、見てました。」

「へ〜、アニメってどんなの?」

「え、あぁ〜、、」


見せた方がはやいかな、、?

「これ、、」


「おぉ〜!こんな感じなんだ〜!」

「あきら君は、アニメ好きなの?」

「まぁ、、そう、ですね」


「アニメ好きな人やっと見つけられてよかった〜」

「へ〜、」

「私って、天使じゃん?」


やっぱり、天使だったのか、、


「だから、何も知らない人からしたら、未知な生き物だから、変な機関に連れてかれそうになるのよね」

「あ〜〜、、」

「そこで、こう言うアニメが好きな人は、現実に天使が出てきても、アニメで見慣れてて何もしてこない人が多いから探してたの」

「お〜、そうなんですか、、」

「あきら君は、何もしないタイプで良かったよ〜」

「まぁまぁ、そう、ですね」


「そこで、あきら君にお願いがあるんだけど、、」

「ん、?」

「この地球って星を案内して欲しいんだ、! どう、、かな、、?」

「あ、、、えっと、、、」


おいおいおいおい、まじかよ、!

世界を案内って、、いきなりすぎだろ、、!

って言うか、今の自分だと家から半径3キロまでしか案内出来ないぞ、、!

やっと見つけたらしいけど、しょうがない、、断るか、、

断るの苦手なんだけどな、、

あれとあれを理由に、、よし、行けるか、、?


「あの、、、」

「おっ、案内してくれるか決まった?」

「まぁ、、はい、、」

「自分、まだ子供で、、あんまり、遠くまで行けないし、、」

「うんうん、」

「知らない場所とかに行くのあんまり得意じゃないから、、」

「ちょっと、厳しいかも、、しれない、、、です、ね、、」

「そっか、理由はそれだけ?」


まだあるけど、頭が真っ白で思い出せない、、、

無いってことにするか、、、


「まぁ、そうですね、、」

「それだけなら、私は大丈夫だよ、!」

「えっ、、い、、あの、、」

「出来ることから、ちょっとずつ、この星を案内してくれればそれで良いんだよ?」

「っ、、、、」

「それとも、、何?私が嫌なの、、、?」

「あ、いや、!全然そう言うわけではないんですけど、、」

「じゃあ、一緒に地球をまわろうよ!」

「Win-Winの関係だよ、!良いじゃん、!お願い!ほんとに!」


土下座しそうな勢いだ。土下座はまずい。

将来、初めて土下座された話になった時、初土下座が天使だなんて言えない、、

頭おかしいと思われる、、


「あ、、え、わ、、わかりました、、」

「自分が出来る範囲、、ですけど、、、」

「えっ、!!ほんとに!!いいの、、!」

「まぁ、、はい、」

「ありがとう!!本当にありがとう、、!!あきら君!!」

「あはは、あはっははは〜、」

「あははは、何笑ってるの、?あきら君」

「あはは、いや、あんまり褒められらことないから、、あははは」

「あはは、そっか、あははは〜」



本当に自分でよかったのか。どうやってこの星、地球を案内するのか。色々と不安はあるが、何故か今なら出来る気がする!

「よし!やってやる!」と、心の中で叫んだ。


「じゃあ、今日からよろしくね♪」

「私は、どこで過ごしたらいい?」

「えっ、、あぁ、、この部屋ならどこでも、、」


まぁ、そうだよね。普段は、別の場所にいるとか無いよね。ちょっと恥ずかしいな、、

というわけで、天使とインキャの共同生活が始まった。

そして、夜になった、、


「ん?あきら君どこに行くの?」

「ちょっと、晩御飯、食べる。 たべないの、?ご飯、、」

「私は食べなくても大丈夫!ゆっくり食べて来てね♪」

「う、、うん、、」


天使は本当に食べなくても大丈夫なのかな?

もしかして、天使の輪っかが光源となって髪の毛で植物の光合成みたいにして栄養が取れるとかかな、、?

絶対に違うと思うが、少し期待してしまう自分がいる。

 

心配だし、みかん持って行こう


「おっ、!おかえり、あきら君」

「、?それは?」

「みかん、、」


そっと天使に差し出す。


「くれるの、?!ありがとう!」

「皮は、、食べれない、、から、」

「ふむふむ、なるほど、、」

「いただきま〜す、、、!美味しい!酸っぱいけど甘い!これ、最高だよ!」


喜んでもらえてよかったな。


「そうだ、言い忘れてたけど、私って天使の輪っかを光源として髪の毛で植物の光合成みたいになって栄養が取れるんだ、!」

「すごいでしょ!」

「へ〜、すごい、、!」


おいおい!まじかよ!自分の予想当たってたよ!やっぱり、あの輪っかで栄養作れるよ!すごい嬉しい!やった〜!自分天才かも!



しばらくして、、寝る前に


「あきら君」

「はい、、」


なんだろう?



、、、あ!天使の布団準備してなかった、、!

ミスった、、殺される、、その前に遺書を、、


「私、この翼でくるまって寝るから布団とかは準備しなくても大丈夫だよ」

「あ、はい、わかり、ました」


あぶね〜、危うく大変な事になる所だった、、


「あと、私この頭の光消せないんだよね、」

「だから寝る時明るいかも、、」

「まぁ、大丈夫、ですよ」

「ごめんね、頑張って修行して消せるように頑張るから」


光って修行で消したりつけたり出来るようになるなのか、?

まぁ、天使が言ってるし出来てもおかしくないか、、



こんなことがありつつ、2人は眠りday1が終了。

これからどうなって行くのか。それは誰にも分からない。

もちろん、作者にも。




そして、この時のあきら君は知らずにいた。天使の本当の目的を。


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