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23話

23話




 夕暮れ時の街の外れにある廃病院。

そこに集まる5人の魔法少女たち。

トリプルSからのタレコミ情報だ。

今までも確かな情報だったから、今回も確かなのだろうが……

少し調子が良くない。


「レッド大丈夫?」


久しぶりの出撃のレッドを心配するピンク。

大きな声で皆に元気をアピールする。


「平気だって、任せておきな。」


と言うレッドだったが、やはり以前ほど覇気はきが無く空元気だと皆も気付いていた。

今回はレッド以外に、グリーンも元気がない。


「うぅ……」


「グリーンさんも、元気ないですわね。」


とブルーが心配そうに言う。

皆もグリーンが幽霊やホラーを苦手にしているのは知っていた。


「問題ない、幽霊なんて非科学的なもの……だが最近の情報は、こういう廃墟の場所が多いな。」


最近のトリプルSからの情報は、廃墟の建物が多かった。

実際に組織の施設があったし、そういう所に作られていても不思議ではないが……

グリーンも理解してはいるが、やはり気持ちは良くない。


「怖いなら、ここで待機されても……」


「いや、外で一人で待っているほうが……ゲフンゲフン、もうすぐ暗くなるから早く終わらせよう。」


と、怖くないアピールをするために、グリーンは先頭で廃病院に空元気で入って行った。




 廃病院は思ったより大きく、暗くなる前に終わらせたかったので、中で二手に分かれて調べることになった。

ブルーとイエローが1階から上を、ピンクとレッドとグリーンが地下を。

今までの組織の傾向から、地下に施設を作っている事が多かったので、ブルーの案で2チームに分かれた。

しばらくすると怪しい階段を発見し、さらに地下深く降りていく。

階段を数十分も時間をかけて降りる。

階段を降り終わると今度は横に長い通路が現れた。

電気が付いていないうえ、老朽化して所々崩れている。

電気が付いていなくても、魔法で見えるようにしていたので、構わず進む3人。


「……」


普段の冷静なグリーンなら電気が付いていない地点で、この施設は使われなくなっていると気づくだろう。

だが、やはり怖がっているためか、冷静に判断出来ていなかった。


「何か居る、注意して‼」


とピンクが前方にある瓦礫がれきを見て二人に言う。

三人とも警戒体勢をとる。

ガシャンと大きな音を立てながら、中から何かが這い出てきた。


「うーーー、あーーーー。」


中から出てきたのは、腐った人の形をした化物だった。

ゾンビである。


「「「キャーッ!!」」」


3人とも驚き叫んでしまう。

更にゾロゾロと湧いてくるゾンビたち。

驚いて逃げようとするが、反対の階段の方からもゾンビが湧いていた。


「クソッ‼」


レッドが炎の魔法でゾンビたちを攻撃する。

一瞬、攻撃を受けて怯むゾンビたち。


「効果あるみたいだな。」


蹴散けちらしつつブルーたちと合流しましょう。」


そうピンクが言って二人は頷き、3人で階段側のゾンビたちに攻撃を開始する。

俺は変身スーツに身を包み、瓦礫の影から3人の様子を伺っていた。


「さて、そう上手く行くかな?」


俺のベルトには、ネクロマンサーと書かれたカードが入っていた。




続く





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