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I am Aegis 2  作者: アジフライ
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第27話【他の転生者】

イージス達は闘技大会を終え、 いつものようにクエストを終わらせてヒュエルで散歩していた。

「イージスさん、 折角ですし買い物でも行きません? 」

「いいねぇ、 行こう行こう! 」

「私はイージス様と一緒にいられればそれで……」

「相変わらず堅いなぁザヴァラムさんは」

そんな話をしていると後ろから声を掛けられた。

「あの! 」

「うん? 」

イージスが振り返るとそこには少し茶色掛かった短髪をした女がいた。見た目は高校生位だ。

……まさか……こんなところに……

「……香苗……なのか……? 」

「やっぱり、 龍人君だよね! ? 」

「嘘だろ! ? 」

彼女は湯水香苗(ゆみずかなえ)、 イージスがまだ転生する前にいた世界でクラスメイトだった者だ。お互いよく話しており、 仲が良かったのだ。

ずっともう会わないと思ってた……でも何でこの世界に……

「イージス様、 お知り合いですか? 」

「あぁ、 まぁ……」

でも俺が転生してから15年以上経ってるはず……なのに見た目が高校生のままだ……時間が進んでなかったからとか?

まぁ難しい話は無しにしよう。とにかく今は彼女から何があったのか聞かないと。

「香苗、 何でここに……? 」

「つい最近、 この街にクラスの皆と転移されて来たの。龍人君こそ……どうして……」

「あーいや……話せば長くなる……」

「それでも聞きたい、 だって久しぶりに会えたんだもん……」

「そっか……」

イージスは今まであったことを全て話した。邪神軍との戦い、 仲間との出会い、 そして別れ……何から何まで全て香苗に話した。

それを聞いた香苗は驚愕しながらもすぐに落ち着いて話した。

「そっか……変わったんだね、 龍人君……いや、 イージス様って呼ぶべきかな……? 」

「龍人でいいよ。それよりクラスの皆と転移したって……一体何が……? 」

「実は……」

話を聞いたところ龍人がいなくなって二ヶ月が経過した後、 香苗の通う高校で突然クラス丸ごと異世界に転移してしまったと言うのだ。

そして転移する前、 女神によってクラスメイト全員に職業を与えられたと言う。

……なるほど……ってかもしかして転移させたのはあの女神様か? だとしたら何故……しかも皆始めから職業を持ってるって……俺に関しては何か手違いだったとか? それともこうなることを予測できていたというのか?

……まぁごちゃごちゃ考えても仕方ない、 とにかくこんなところでまたクラスメイトに会えるなんてな……もしかしたら女神様の気遣いかもしれない、 いやそう捉えておこう。

「なるほどねぇ……それで皆は今どこに? 」

「コルスターカ法国よ。今は一部の生徒が遠征でルスヴェラートに来てるの」

「へぇ……」

会いたいなぁ……こっちとしては15年以上も前の事だからなぁ……皆からしたら数ヶ月前の話だろうけど……

「……会ってみる? 」

イージスの顔色を見て香苗が聞いた。

「あぁ……」

そしてイージス達は香苗の後を付いていった。そしてしばらく道を進んである酒場に着いた。

「皆、 重大発表があるの」

そこにはテーブルを囲って座るイージスの元クラスメイト三人がいた。

「何だよ香苗? 」

「重大発表って何かあったの? 」

「……入って」

香苗に呼ばれてイージス達が入ってきた。

「えっと……誰? 」

やっぱり皆気付かないよなぁ……こんなに姿が変わってるしな……

「……皆相変わらずだな、 幸太、 和哉、 蓮華」

「どうして私達の名前を……まさか……! 」

「嘘だろおい! 」

「龍人……君……なのか……? 」

「えっと……久しぶり……」

すると三人はイージスに集ってきた。

……皆まじまじと俺を見てるんだが……何気にラムも注目されてる……元の世界ではこんなに皆から注目されるなんて無かったのに……何か新鮮。

「うん、 本当に龍人だ……雰囲気は変わっちまったがマジに龍人だ」

「でも死んだはずじゃ……」

「えっと……話せば長くなるんだけど……」

そしてイージスは三人にも今まであったことを話した。

すると皆は当然ながら驚愕した。

「マジか……あの噂のメゾロクスの王がお前だったなんて……」

幸太がそう喋った瞬間、 ザヴァラムが幸太の首筋に大剣を突き付けた。

「お前ではない、 イージス様と呼べ……」

「いぃ! ? 」

「止めろラム、 俺の友達だぞ。いくら君でも許さないよ」

イージスが止めるとザヴァラムは大人しく大剣をしまった。

「失礼致しました……私としたことが……」

「ず、 随分レベルが高そうだね……」

「まぁレベル900越えだからね」

「えぇっ……私達全員合わせても100行かないのに……」

マジか……何だこの差……いや俺達がおかしいんだろうけど……

そしてイージスは香苗達と一緒に食事をすることにした。ザヴァラム達はイージスの指示で引き続き街へ遊びに行った。

イージスはしばらく香苗達と談笑していると

「なぁ、 そう言えば龍人のレベルはいくつなんだ? さっき聞きそびれたが」

「俺? ……聞く? 」

「……うん……何となく予想付くけど……」

「……1500越え」

イージスがそう言ったと同時に皆はため息をついた。

あっ……これダメなやつだ……

「俺達クラス全員で力合わせても勝てねぇな……」

「本当に龍人君変わったね……あんな頼もしい仲間まで連れて……生前の面影がもう無いよ……」

まぁ……そりゃな……

できれば他の皆とも会いたいけど……コルスターカ法国に行けば会えるのかな?

イージスは香苗達にコルスターカ法国について聞いた。

……なるほど、 ルスヴェラートとコルスターカは同盟関係にあると……だったらベルムント国王と仲がいい俺ならコルスターカの王宮に入れるんじゃね?

するとイージスは席を立った。

「よし、 今からコルスターカに行ってくる」

「えっ! ? ここからコルスターカは馬車で5日はかかるよ? 」

「あー大丈夫大丈夫、 転移の指輪があるから」

「え? 転移の指輪……? 」

「それじゃ、 ラム達が戻ったら少しの間頼むよ」

そう言うとイージスは香苗達の前から姿を消した。

「はっ……もう何でもありか……」

「……チートだな……」

残された香苗達は唖然としている。

「でも……会えて良かった……龍人君……」

「……そうだね」

……………………

コルスターカ法国の首都、 アルメナルダ……

「……おぉ~、 ここがコルスターカ法国……この指輪すげぇな、 知らない座標も地名だけで連れていってくれるんだからなぁ」

周りを見渡すと街を歩いている人々はどれも珍しい服装ばかりしている。中には異種族の者もいる。

ほぉ……何となくメゾロクスと似てるな、 別の種族も移住してるなんて。

するとどこからともなく傭兵達がイージスを囲ってきた。

「おい貴様! どこから侵入してきた! 」

「えっと……イージスって言えば分かるかな? 」

すると傭兵の一人がイージスの聖剣の証に目を付けた。

「ま……まさかそのエンブレム! 聖剣の証! 」

それと同時に傭兵達の態度が変わった。

「し、 失礼致しました! よくぞコルスターカへ! 」

そう言うと傭兵達は解散した。

聖剣の証の威力すげぇ……

イージスは香苗達から聞いたクラスメイトがいると言う王宮を目指した。

数分後……

イージスは王宮の前に着いた。そして門を通ろうとしたら王宮の門番に止められた。しかし聖剣の証見せ、 身分を明かすとすぐさま通してくれた。

「まさかここでこの証が役に立つなんてなぁ……それにベルムントと仲が良くて良かった」

しばらく王宮の中を歩いていると前から一人の老人が歩いてきた。

「ん? あの人は……もしかして……」

「お~貴方様が……」

「えっと……大体予想付きますが誰ですか? 」

「これは失礼、 儂はこのコルスターカ法国を治める国王のヒュレイダル法王じゃ」

国王か……丁度会えて良かった。皆のいる場所を教えて貰おう。

「これはどうも、 俺は神聖国メゾロクスの王をしています。イージス・カイマと言います」

「話は聞いているよ。ベルムント君からね」

えっ……君?

話を聞くとヒュレイダル法王とベルムント国王とは昔からの親友だと言う。ベルムント国王からはイージスの情報は全て聞いており、 いつか来ることも予想していたそうだ。

「なるほどね……えっと……」

「君の友人に会いに来たんじゃな。こっちじゃよ」

そしてイージスはヒュレイダル法王に案内された。

しばらくするとある部屋の前に着いた。

「ここにおるよ」

そう言ってヒュレイダル法王は扉を開けた。

そこにはかつてのクラスメイト達が食堂に集まっていた。

クラスメイト達はヒュレイダル法王とイージスに気が付いた。

「あれ、 法王様? それに……」

「……! ……まさか! 」

「皆に会いたいと言うのでな。君達の友人じゃろ? 」

するとイージスは前に出た。

「……久しぶり、 皆」

続く……

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