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I am Aegis 2  作者: アジフライ
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第24話【いざ特訓】

カロスナ中央区に戻ったイージス達はミーナとヒューゴのレベル上げのために近くのダンジョンに入った。

ここならミーナとヒューゴだけでも戦えるだろう。ダンジョン内にはレベル50以上の魔物はいないし。

「行くよ、 ヒューゴ君! 」

「よっしゃ来い! 」

「強化魔法! 」

ミーナはヒューゴに強化魔法を付与しながら後ろで援護し、 ヒューゴは得意の剣術で魔物を倒していった。

二人共中々のコンビネーションだな……ミーナは魔法詠唱が前より速くなったか? ジースさん。

(ミーナ様はスキル、 詠唱加速を獲得しています。)

へぇ……これが成長したりするともっと早くなるのか?

(はい、 主様の保有スキル、 詠唱不要まで成長します。)

なるほど、 スキルはレベルに合わせて成長していくんだな……

そんなこんなしている内にミーナとヒューゴは一階層目の魔物達を全滅させていた。

「よし、 次だ次! 」

「イージスさん達は手を出さないで下さいね? 」

「ははっ、 分かってるよ」

今回はミーナとヒューゴの特訓だ、 俺とラムは手を出さないようにしないと……つい癖で殺ってしまいそうだが……

そしてイージス達は続いて第二、 第三階層とどんどんダンジョンを進んでいった。

最終階層……

「光魔法、 シャイニングアローレイン! 」

『ギエェェェェェ! ! ! 』

最終階層の魔物はほとんど倒していた。

凄いな……二人だけでダンジョンを攻略してる。ミーナの回復魔法と強化魔法……ヒューゴの剣技と身体能力……お互い相性がいいんだな……

イージスは二人を見直した。

「よーし、 次がボス部屋だ! 」

ヒューゴがボス部屋の扉を開けようとしたその時、 イージスは何かを感じた。

何だ……この感じ……ジースさん。

(はい、 前方に高エネルギー反応を確認……高密度の魔力光線です。)

……ヤバい……!

「ヒューゴ、 気を付けろ! ! 」

「え……? 」

扉が開いた次の瞬間、 扉ごとイージス達は光線に吹き飛ばされた。

ボス部屋の中にいたのは……

『……………………』

何台もの兵器を積んだ巨大なゴーレムだった。

「あ、 あっぶねぇ……」

(緊急時発動スキル、 自動魔法展開が発動しました。)

ジースが超時空操作魔法と超防御魔法でイージス達を守ったのだ。

ジースさんがいなかったら俺達消えてたかも……にしても……どこが中級者用のダンジョンだよ……あの受付の人……レベル100はあるぞ、 あのゴーレム……

「ミーナ、 ヒューゴ、 大丈夫か! 」

ミーナとヒューゴは気絶していた。ラムは驚いていたものの気絶まではしなかった。

……仕方ない、 俺が行くしかないな……

イージスは立ち上がり、 ボス部屋へ入った。

「ラム、 二人を頼む」

「承知致しました」

するとゴーレムは次の砲撃の準備をした。

なるほど、 攻撃力は高いもののチャージに時間が掛かるという訳か……だがそれが命取り! 砲台ごと溶かしてやる! 超火炎魔法、 エクスプローディングヘルファイア! !

黒い炎がゴーレムの体を包んだ。しかし……

(報告、 ゴーレムの周囲に魔法の威力を半減させる結界が張られています。)

えっ……

炎が晴れるとゴーレムは少し焼け焦げただけでピンピンしていた。

「……はぁ……仕方ない」

イージスは背中の剣を抜き、 構えた。

……ザディスさん、 あなたの技……使わせて貰います。

超強化魔法、 身体能力、 腕力、 脚力、 速度、 武器、 魔法……

(スキル、 超級戦闘術、 身体能力超越が発動します。)

剣技……

「ヘルファイアスラッシュ・烈……」

イージスはゴーレムの目の前に瞬間移動し、 黒く燃え盛る剣で目にも止まらぬ速さで何度もゴーレムを斬りつけた。

結界は魔法に対する耐性だけだ、 物理的な攻撃なら通る。

そしてイージスは連撃を止め、 ゴーレムに背を向けながら剣を収めた。するとゴーレムは粉々に切り刻まれ、 灰になって消滅してしまった。

まぁこんなもんか……

イージスはラム達の所に戻り、 ミーナとヒューゴを起こした。

「う……うぅ~……頭が痛い……」

「あれ、 イージスさん……ボスは……」

「悪い、 俺が倒してしまった……」

「そう……ですか……」

二人は少し落ち込んだ。

気を取り直してイージス達はボス部屋の奥へ進んだ。するとそこには宝箱が三つ並んでいた。

「おぉ、 これはダンジョンの宝物だ! 」

「早く開けようぜ! 」

……ミミック……ではないみたいだな。

そしてミーナとヒューゴは宝箱を開けた。

「うぉ、 イージスさん見てくれ、 この鎧! 」

ヒューゴが出したのはボロボロのチェストプレート付きの防具だ。

「んーどれどれ……」

(スキル、 鑑定が発動します。)

……ほほぉ、 古代の鎧……修復をすれば完全に能力を取り戻す、 能力は魔法攻撃耐性、 物理攻撃耐性、 状態異常無効、 攻撃強化かぁ……普通に強いな……

するとジースが

(古代の鎧の修復が可能です。一時的に亜空間倉庫に収納しますか? )

おっ、 治せるのか。

「ヒューゴ、 治せるみたいだから一旦俺に預けてくれないか? 」

「えっ、 本当に! ? 」

イージスは古代の鎧をヒューゴから預かった。一方でミーナも

「イージスさん、 これは……? 」

「ん? 」

ミーナが出したのは一本の杖だ。

それは黒い木のようなものが2本渦を巻いたデザインで天辺には青く光るダイヤのような石がはめ込まれていた。

イージスは早速鑑定した。

(スキル、 鑑定が発動します。)

……龍王の杖……能力は……自身の魔法攻撃や効果を200倍の威力に増加させる……また、 魔法詠唱無しで攻撃魔法と防御魔法を同時発動が可能になる……えっ、 強くね? しかも壊れたらまた強くなって戻ってくるって……

「龍王の杖って言うらしいぞ。かなり強い性能を持っているから装備しててもいいかもしれないな」

「そうなんですね、 じゃあこの杖は……」

ミーナは困り顔で自分の元持っていた杖を見た。

「……俺が預かるよ。亜空間倉庫に入れればいい」

「本当ですか、 ありがとうございます! 」

イージスはミーナから元持っていた杖を預かった。

さて、 最後の一つには何が入っているんだ?

イージスは最後の宝箱を開けた。そこに入っていたのは一枚の布のようなものだった。

「何だ……これ? 」

(スキル、 鑑定が発動します。)

……ベヒーモスの毛皮! 凄い……けど何でこんな所に?

するとジースが答えた。

(大昔、 偉大なる賢者がここに毛皮や装備を置いてていったと思われます。)

なるほど……賢者って一体誰だったんだろう……

(毛皮に残った魔力痕跡から持ち主のいる座標を特定します。)

いやそこまでしなくていいから! 見つけたところで俺は会いに行くつもりはないから。

(承知致しました。)

それにしてもこの毛皮……何かに加工とかできないかな? 装備の修復ができるなら製造とかできると思うけど……どうなのジースさん?

(はい、 ベヒーモスの毛皮から防具の製作が可能です。)

おっ、 できるなら頼める?

(承知致しました。)

イージスは毛皮を収納した。

「イージスさん、 さっきの毛皮って? 」

「あれはベヒーモスの毛皮だ。今ジースさんに加工してもらってるから」

「えっベヒーモスって……あっ……そうですか……」

ミーナは何か察した感じで言うのをやめた。

「にしても凄いボスだったな……」

「後でギルドに文句を言いに行きましょう! 」

そうだな、 流石にこれはおかしい……危険なダンジョンを勧めておいてただじゃ済まないな……

そしてイージス達はダンジョンを後にし、 カロスナへ戻った。

帰り道、 ジースから報告が来た。

(報告、 瘴気から召喚獣の作成が完了しました。個体名、 ダークゴーストが完成しました。)

ダークゴースト……あらゆる攻撃を無効化して相手の能力をコピーできる召喚獣……か。中々いいのができたな。

「イージス様、 どうかなさいました? 」

「あぁいや、 ジースさんに新しい召喚獣を作ってもらってたんだ。それが今完成してね」

「えっ……召喚獣って作れるんですか? 」

「……え……? 」

ジースさん……?

(はい、 この世界の召喚獣は元々魔界にいる魔物を魔法によって呼び出すものなのです。従って今のような召喚獣作成はまだ発見されていない技術なのです。)

……また大変なことをしたかもしれない……

そんなことをしていたらイージス達はカロスナに着いた。

「さて二人共、 今日でレベルはどれくらい上がったのか見せてくれないか? 」

「はい! 」

ミーナとヒューゴはステータス画面を出し、 イージスに見せた。

……おぉ、 これは……!

ミーナはレベル96、 ヒューゴはレベル89まで成長していた。

「凄いな二人共、 ここまで成長してたなんて! 」

「えへへ……///」

「どんなもんよぉ! 」

これでもっと活躍の場が広がるな……もうちょっと難しいクエスト行ってもいいかな?

イージス達が話していると白い服を着た一人の男性が話し掛けてきた。

「すいません、 ちょっといいですか? 」

「ん? あなたは? 」

「失礼、 私はルスヴェラート王国のギルド総部長、 ギルメルと申します」

ルスヴェラート王国のギルド総部長! ? 何で俺達なんかに……何かやらかしたか?

「お会いできて光栄です。でも何故俺達に? 」

「実は……あなた方に謝らなくてはならないことが……」

もしかしてあのダンジョンについてか?

イージスの予想は的中した。

「先程イージス様方に勧められたダンジョンなのですが……どうやら適正を間違えて出してしまって……」

だろうな……ボスのレベルが明らかに違ってたもの……

「そこでお詫びと言ったら何なんですが……」

ギルメルが話を持ちかけようとしたその時、 イージスは途中で止めた。

「いや、 お詫びなんていりませんよ」

「えっ、 ですが! 」

「元々俺達はこの二人のレベル上げのためにダンジョンに潜り込んだからな。ボスまでは丁度いいレベルの魔物ばかりだったし、 結果的にこうして無事に帰れたんだ、 ギルド総部長が直接謝りに来てくれただけでももう充分ですよ」

ちゃんと謝ってるのにさらに追い討ちをかけるなんて柄でもないからな。

イージスの言葉を聞いてギルメルは深く感謝し、 今後は気を付けるようにすると約束だけを交わして事は終わった。

「……さて、 皆今日は疲れただろ。ゆっくり休むとしよう! 」

『はい! 』

続く……


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