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「はぁ....やはりこの辺りからLvが上がり難いな」
洞窟のエリアボスを討伐し如何にか北の街に到着したミフネはまず宿を取りその日は終わった。それから一週間、北の街から東に少し行った場所にある森林の中で狩りをしている。森林に出てくるモンスターは平均Lv80ではある。本来であれば適正Lvのプレイヤーが6人のPTでも死ぬようなモンスターが大量にいるフィールドなのだが、ミフネはソロでそのモンスター達を刀の一太刀で倒している。現在もミフネは森林フィールドで狩りをしているがLvが70を超えてからまだ1Lvしか上がっていない。
このゲームはLv70までは比較的簡単に上がるが、Lv71~80までの10Lvが辛い。70を超えてくるとモンスターの強さが跳ね上がる。そしてLv70からは必要な経験値が10倍程に上がる。
「私が生産職だからとはいえ流石にこれは上がらなさ過ぎじゃないか....」
71になってからすでに2000匹は倒しているはずだがまだ経験値のバーは半分を少し超えた辺りだ。あと2000匹倒せば上がるのだろうがこの2000匹を倒すのにかなりの時間が掛かっている。
「イベントが始まるまでにダンジョンに行くのは無理そうだな。」
今日のノルマである1000匹を倒し終えたミフネは北の街に戻った。
街に戻ったミフネはまず生産ギルドに向う。委託販売をしているポーションがすべて売れたという通知が来ていたのでお金の受け取りに行くのだ。ここ1週間は狩りに行く前に200~300本を委託販売に出して帰りにお金を受け取るのが日課になっている。
生産ギルドに到着したミフネは受付に向かう。
「ミフネ様ご用件は」
「委託販売の金を受け取りに来た」
「少々お待ちください」
ここ一週間同じ事を繰り返していたので受付に名前を覚えられている。この街にはプレイヤーはミフネを除けば1人もいないのでローブは外している。そのお蔭か変に目立つこともなく過ごせている。ローブ1つでそこまで違うのかと思ったがかなり対応が変わったのは確かだ。
態度が変わったのは夜桜の着物の効果に魅了が付いているせいなのだがミフネは忘れている。いつもは着物の上にローブを着ているので着物の特殊効果は無効になるのだ。
「こちらは今回の分になります」
受付の女性が袋をカウンターの上に置く。置かれた瞬間ミフネの前にウィンドウに金額と確認ボタンが表示される。ミフネは確認をタップしてから女性に礼を言ってギルドを出て行った。
次に向かうのは神殿だ。明日委託販売する用のポーションを作るために1度二ノ街の自分の店に行くのだ。店にはすでに転移装置を設置しているので神殿から直接転移する事が出来るようになっている。最初に委託に出した1000本分のポーション代であっさりと転移装置が買えてしまったのだ。
「明日の委託をしたら当分は委託はやめるか」
それに明日からイベントだからLv上げとポーション制作に当てていた時間をそちらに注ぎたい。イベントが終了すればまたポーションの委託販売を再開するかもしれないがすでに委託販売を始めた当初の目的である小遣い稼ぎは十分に果たしたので当分は店での販売にシフトチェンジだな。今後は気分によっての委託販売になるだろう。
神殿に到着したミフネは転移装置の場所に行きメニュー画面から自分の店をタップして転移した。転移したミフネは作業場に向かった。
「そろそろ転職もしなくては...イベントが終わり次第一旦六ノ街にでも向かうか」
予定ではイベント終了後北の街周辺でLvを80にしてダンジョンに潜るつもりだったが経験値が予想以上に貯まらないので六ノ街に向かってさっさと転職だけ済ませた方が職業経験値を無駄にしなくて済む。メイン職である調薬師は最大Lvが50で現在27なのでまだ先だがサブ職の片手剣士は1度転職し刀剣士になっている。こちらも最大Lvは50なのだがここ最近は戦闘メインでやっていたためメイン職より早く最大になってしまっている。現状出来る転職に刀剣士の上位職は存在しない。Lv100になれば上位職は存在する。その為本来はプレイヤーLvが100になるタイミングでメイン職業のLvも最大になる事を想定に作られている。
そもそもサブ職業は戦闘職が最低限の生産を、生産職が最低限の戦闘を出来るようにと作られた物だ。
「私の様なプレイは本来想定して作られないから仕方ないと言えば仕方ないのか.....」
ミフネは生産職でありながら生産よりも戦闘の方が圧倒的に多い。もしミフネが戦闘職であればすでにLv100になっていてもおかしくないほどである。このゲームメイン職業が戦闘職の場合、戦闘時の経験値がアップする。そして生産職の場合、生産時に経験値がアップする。この経験値アップだがかなり差が出る。戦闘職が生産をした場合生産職がもらえる経験値の五分の一しかもらえない。その逆も然り。ミフネは生産職で自分よりLvが高いモンスターを狩りをしているがもらっている経験値は戦闘職が倒した場合の五分の一なのだ。その為Lvが70を超えてから全く経験値が貯まらなくなったのである。だがサブ職業はメイン職業と違い職業にあった行動すれば経験値が入るが経験値アップボーナスもなければ経験値五分の一のデメリットもない。その為戦闘ばかりしているミフネはあっさり刀剣士をLv最大にしてしまったのだ。
「まあ、気にしても仕方ないか...」
ミフネは作業場で日課のポーションを作り始める。
ここ数日で【調薬】もLvが上がり現在53である。最大が99なのでまだ先は長いがかなり育った。Lv50になれば上位スキルにする事も出来るが【調薬】とやり方さえ知っていればスキルを進化させなくても新しいことはできるのでそのまま育てている。そして最近【細工】を取った。このスキルで装身具を作るつもりだ。こちらは一切売るつもりはないので完全に個人用だ。すでにネックレスとブレスレットは作り装備している。
???のネックレスLv3(1452/4000) 神具
???が大量の魔力を込めて作ったネックレス
飛竜の牙と飛竜の瞳が使われている
経験値が貯まると効果がアップする
耐久∞・力+500・魔+450・敏捷+300
【特殊効果:敏捷5%上昇】
???のブレスレットLv3(1452/4000) 神具
???が大量の魔力を込めて作ったブレスレット
ミスリルと飛竜の瞳が使われている
経験値が貯まると効果がアップする
耐久∞・魔+700・敏捷+300
【特殊効果:MP10%上昇】
MPを3000近く込めて作った結果神具になっていた。装備にLvがついておりこれは装備した状態でモンスターを倒すかアイテムを制作すると増えるようで気づけばLv3になっていた。効果はいろいろ試したが飛竜の素材が攻撃と魔を上げることが分かったのでそれを使って作った。
「あとは頭装備と足装備だな」
頭装備は最悪ティアラでいいんじゃないかと思っている。鎧系は一切装備できないので装備できそうな物がそれくらいしかない気がする。まぁその内作る予定ではある。そして足装備だがこちらは自分ではどうしようもない。正直もう裸足でいいんじゃないかとすら思えている。現実世界では下駄をたまに履いているがゲーム内でそれを作っているプレイヤーは今のところいない。誰かが作ったらそれを購入するのも考えているが、素材的な問題があるのでその時はそのプレイヤーに依頼するつもりだ。
「あ、もう今日のノルマ分作ったのか....」
今後の事を考えている内に気付けば用意していたポーションの箱がいっぱいになっていた。ミフネはそれをしまい二階の寝室に行きログアウトした。
----ステータス----
ミフネ
妖狐(8)
Lv71
調薬師Lv27/刀剣士Lv50(MAX)
HP302/302
MP2980/2980
力2016
防502
魔2230
精2110
敏2332
器1991
運---
ステータスポイント0
スキルポイント68
《属性》
【雷Lv50(MAX)】【氷Lv50(MAX)】
《武器》
【片手剣Lv54】【刀Lv40】【居合Lv12】
《魔法》
【詠唱短縮Lv56】【多重起動Lv21】
《回復》
【神聖Lv31】【自然回復(MP微)Lv62】
《強化》
【暗視Lv13】【見切りLv59】
《生産》
【採取Lv45】【採掘Lv42】【調薬Lv54】【細工Lv14】
《その他》
【上位鑑定Lv26】【探知Lv48】【威圧Lv15】
《固有》
【変化】【妖刀】【狐火】【妖術】【伸縮】【闇ノ羽衣】【怨念ノ扇】【尻尾操作】
《称号》
【再来の異界人】【進化の可能性】【化物】【お尋ね神】
【魔の天敵】【調薬の奇才】【殺戮者】
《特殊》
【創造神の権能】




