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創造狐神の夢  作者: 桜氷
13/22

サービス開始5

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願います

目を覚ますとそこは神殿の中だった。立ち上がり周りを見るが時間が時間だけにまだ誰もいなかった。アイテム欄からローブを取出し羽織った。


「まさか尾が生えるダメージで死ぬとはな」


1本生える際のダメージは最大HPの半分。本来Lvが上がるとHPとMPは全回復する。その状態でHP50%のダメージを受けることは問題ないのだが、今回は一気にLvが上がりすぎた。そのため2回連続でHP50%ダメージを受けHPがぴったり0になったのだ。まさか連続で2本生えるのはアリンも予想していなかったのだろう。


初めて死んだが今回の死はカウントされてなかった。流石に今回はアリン側にも問題があったためデスペナルティはなかった。

本来このゲームのデスペナルティは街を出て死ぬまでに拾ったアイテム(お金も含む)半分ロスト+ゲーム内時間で6時間ステータス90%減少だ。今回魔王の配下なるものを倒したのでアイテムロストするのは流石に勘弁してほしい所だ。

今回倒した黒狼の牙はユウハにでも渡して武器にしてもらおう。師団長というくらいだからそれなりに良い武器になるだろう。今回ドロップした装備は指輪と胸当てだ。効果は、


【黒狼の胸当て】超級 耐久150/150

魔王師団長ガラドラの骨と毛で作られた胸当て。

斬撃に強くとても軽い

防+240・精+150・斬撃耐性


【黒狼の指輪】超級

シルバーリングに狼の絵が彫ってある。

特殊な鉱石が使用されており効果を2つ選ぶことができる。


とりあえず胸当てを装備しようとしたが装備できなかった。どうやら妖狐という種族は防具関係は殆ど装備できないようだ。装備できるのは布装備と装飾品だけだった。要するに武器以外は軽いものしか装備できないらしい。装備できないのでは仕方ないのでシン辺りにでも売るとしよう。次に指輪を左手の人差し指に嵌めた。そうするとミフネの前にウィンドウが現れた。


----------------------

指輪に付ける効果を選んでください。

・MP+500

・力+100

・防+100

・魔+100

・精+100

・敏+100

・器+100

・運+20

・ステータス50%減少

・ステータス75%減少

・ステータス90%減少

・レベル1/2

・レベル1/5

・レベル1/10

----------------------


下の6つ明らかに私ように付け足しただろう。流石に90%減少ははHPが20くらいしかなくなるので75%減少を選び、あと1つをMP+500にした。

決定を押した。すると指輪が光り治まった。指輪を鑑定してみると


【黒狼の指輪】

シルバーリングに狼の絵が彫ってある。

MP+500・ステータス75%減少


しっかり変わっていた。次にレベルアップしたステータスの確認してステータスポイントを振った。


----ステータス----

ミフネ

妖狐(5)

Lv13→41

職人見習いLv11/剣士見習いLv15(MAX)

HP162/162→224/224

MP640/640→1200/1200→1700/1700

力493→779→979

防62→118→124→424

魔590→1150→1350

精220→500→700

敏580→1000

器521→722

運---

ステータスポイント1400→0

スキルポイント68→53

《属性》

【雷Lv31】【氷Lv21】

《武器スキル》

【片手剣Lv23】【居合Lv1】

《魔法スキル》

【詠唱短縮Lv1】

《強化》

【夜目Lv15】【見切りLv1】

《生産》

【採取Lv15】【採掘Lv1】

《その他》

【鑑定Lv10】【探知Lv15】

《固有スキル》

【変化】【妖刀】【狐火】【妖術】【伸縮】

《称号》

【再来の異界人】【進化の可能性】【化物】【お尋ね神】

【魔の敵対者】

《特殊》

【創造神の権能】


もうこのステータスにも慣れてきた。ステータスポイントをHPに振ろうとした所最大値ですと出たので仕方なく他に振った。そして新しく【居合】【詠唱短縮】【見切り】を覚えた。【居合】は居合をした場合斬撃を飛ばせるようになるというもの。このスキルを最高レベルまで育てると離れた敵を一刀両断することもできる。次に【詠唱短縮】これはそのままでは今の私にはあまり関係ない。だがこのスキルの上位互換が【無詠唱】なのだ。なので早めに育てるためにとった。最後に【見切り】これは相手の行動が分かるようになるというもの。モンスターの攻撃範囲が分かるようになるというもの。そしてもう1つの効果がカウンター時のダメージ上昇。これのためにとったと言っても過言ではない。


そしてそしてついに【伸縮】を覚えた。これで漸く尾を隠せる。効果を確認してみるが変更は一切なかった。あとおまけで2つ新しく【狐火】【妖術】を覚えた。【狐火】はβでも使っていた炎獄や黒炎今回使った蒼炎もこのスキルだ。【妖術】はβテストにはなかった新しいスキルだ。効果は呪術や幻術なんかが使えるようになるスキルだ。準備に時間がかかるが効果は絶大。まあ使えなくはないか。


あとは前回からあった称号の【お尋ね神】と今回追加された【魔の天敵】だな。


【お尋ね神】

神々に探されている神。

見つかると神界に引き摺り戻される。

別の神が近づくとなんとなくわかる


【魔の敵対者】

魔王の配下を倒したものに贈られる称号

・魔王、または配下と戦闘時ダメージ20%上昇


【お尋ね神】は物語に関係ある称号だな。別の神が近づくとなんとなくわかるか。何の神が近づいているのかまでは分からないということだな。まあ逃げる回るだけの私にはちょうどいいかもしれない。そして問題は【魔の敵対者】だな、モンスターのすべてが魔王の配下というわけではないだろうし、そうなると魔王と配下に合わない限り意味のない称号だ。

新しいスキルと称号はこのあたりか。


ミフネは早速【伸縮】を使い5本の内4本をしまった。装備を初期に戻し仮面をつけて神殿を出た。外はすでに明るくなってきていた。現実ではそろそろ夕食の準備をしないといけないので宿屋に戻ってログアウトした。



ミフネがお風呂の準備を終え夕食を作っていると妻の祐美が仕事から帰ってきたので先にお風呂に入るように言って夕食の準備を進めた。完成すると祐美がお風呂から上がってきたので桜を呼び食事にした。桜は友達を待たせているのか急いで食べて祐美に怒られていた。ミフネは食器洗いを終え祐美とのんびり過ごしお風呂に入りその日は眠った。


次の日前日同様すべてを終わらせログインして制御室に転移した。そこはアリンもすでにいた。今日は今後の物語やイベントを決めバグの報告を聞く日だ。


「さて、まずはアリンなぜ私に何も言わずにあんなストーリーを追加した?」

《ミフネ様にもこの世界を楽しんでもらうためです。ミフネ様は自分でも仰っていました、すべてを知っている自分は主人公にはなれないと。折角ゲームをするのに他人が主人公の物語をずっとそばで見ているミフネ様を私は見たくありません。なので作っているんですミフネ様が知らない物語ミフネ様の物語を。折角創造神なんていう大役をやってるんですから、その創造神の物語があってもいいと思うんですよ》


アリンが私の指示以外の事を自分で考え実行しているのは知っていたがまさかここまで私のことを考えてくれていたとは。アリンが作る私の物語。私以外であの世界のすべてを知っているアリンが作るのだ。


「そうか...お前が考えた私の物語か。」


ラストなんてどうでもいい。折角アリンが私のために作ってくれたんだそれを楽しまないでどうする。たとえ何年かかってでもクリアしてやろうじゃないか。


《とはいってもまだ20%もできてませんがね。最初のボスもまさかあんなにあっさり倒されるとは思いませんでした。今のペースで攻略されると物語の制作追い付きませんよ、まったく。もっとゆっくり楽しみながらクリアしてください》


「気長に待つさ。私が苦戦するような物語だといいな。あのボスも動きが単調すぎてつまらなかったぞ」


あの程度ならシン達でも頑張れば勝てるんじゃないだろか。


《言ってくれますね。あのモンスターを作るのに私がどれだけ苦労したのかも知らないで....貴方基準で敵を作っても貴方はそれを簡単に超えていく。貴方の限界が私にはわかりません》


「私も知りたいな」


今まで私がやってきたVRゲームで私は満足したことはない。今まで詰んだこともない。すべてをソロでクリアし、勝てないと思った敵は居なかった。どんなに強いやつでもどこかに穴はあり、どんなに強い攻撃だろうと当たらなければ意味がない。早すぎるなら予測して動けばいい。どんなゲームでも結局は大衆向けだ。ミフネ個人のために専用の敵を作ってくれるものなどいない。大衆向けの敵などミフネからしたらただのゴブリンと一緒だ。だが、あの世界は私とアリンが作った世界だ。あの世界ならどんなに理不尽な存在でも作れる。私基準の難易度の場所やイベントが作れるのだ。それもアリンが作った私の知らないモンスターだ。

もしかしたら私が初めてVRゲームで満足できるかもしれない。私の様に他のゲームで満足できなかったプレイヤーを満足にさせれるかもしれない。


《きっと貴方に勝てませんでしたって土下座させてあげますよ》



「楽しみにしている」




その後は、物語の進行やイベントの予定を話し合い、バグの修正作業になった。


これで3日連続投稿は終わりです。またいつも通りの投稿に戻ります。

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