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調教師への道その3

ティムさんに続いて部屋に入ると、そこには草原が広がっていた。


「えっ?なんで草原!?」


私の驚きに対し、ティムさんはあの扉は転移装置だからねっと爆弾発言をする。

何で、そんな装置がこんな所にとか、某猫型ロボットなのかとか言いたいことが一杯あった。

だが、口を開く前にティムさんからの問いかけがあった。


「調教師は動物を使役し、戦わせることって概念は既に知ってるかな?」


ティムさんの問いかけに対し頷くことで返事をする。


「調教師と言ってもただ無闇に従え戦わせるというのは違うんだ。

 動物を使役するにしても信頼関係は必要となる。

 嫌な相手と一緒に行動なんかしたくないだろう?動物の場合はそれが顕著なんだ。」


確かにティムさんの言うことはわかる。

しかし、いきなり草原で何をしようというのだろう。


「ここら辺にいるのは基本的に温厚でね。

 攻撃しない限りは触れても何もしてこないよ。」


『攻撃しない限り。』

その含みのある一言で、このチュートリアルクエストの内容がわかってしまった気がした。

βテストはただ話を聞くだけだったらしいが、サービス開始で内容は変わってしまったようだ。


「君にはここで、最初のパートナーとなる子を選んでもらおう。

 勿論。君が選んだだけじゃ駄目だ。

 動物からも信頼を得て、お互いが信頼した上でパートナーだからね。」


これは思ったよりも大変で、楽しいクエストとなりそうだ。


「このクエストに期限はないよ。

 この部屋から出られるのは、クエストを諦めるかパートナーを得るまで。

 調教師になることを諦めたいなら僕に言ってね。

 その時はしょうがないけど君には向いていなかったってことだ。

 他に質問はあるかい?」


笑顔で問いかけるティムさん。


「いいえ、ありません!

 頑張ってパートナーを見つけて見せます!」


自信を持ってティムさんに返答する。

決意を決め、最初の試練と言える、パートナー探しを始めるのであった。

また調教モンスターを出せなかった・・・。

明日こそは、パートナーとなる子が決まるのでお楽しみに。

因みに最初っからチート能力を持っているとかはありません。

ただ、純粋なモフモフを楽しんでいただきたいと思います。

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