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イベントが進められなくなりました・・・。

長らくお待たせしてすみませんでした・・・。

さすがにこの時期は時間が取れなくなることが多いので・・・。

また、時間が取れそうに無かったらTOPページにて告知いたします・・・。

スタンプラリーも漸く後半戦に入った。

だが、以前としてやることは変わっていない。

依頼人に話しかけ、クエスト内容を教えてもらい、街の外に行き少しだけ戦闘か採取をして街に戻り報告する。

街の中を何回も通るため、どこに何があるのか、どこを通れば早く目的地に着けるのか覚えてしまった。

これは、運営の思惑通りの状況なのだろう。


変化が起こったのは30個目のクエストからだった。

依頼人は鍛冶職人NPCとなっている。


「いらっしゃい。武器の強化なら素材と共に渡してくれ。

 一段と強い武器に仕上げてやろう。」


入るなり、掛けられる言葉。

ゲームのNPCっぽいな~と思いながらも、用件を切り出す。


「あの~、スタンプラリーのことなんですが依頼はなんでしょうか?」


「あぁ、イベントのことだね。

 私の依頼は、少し難しいぞ?

 お嬢さんたちは装備が整っていないようだが、そんな装備で大丈夫か?」


どっかで聞いたことがあるような言い回しで尋ねてくる。

どう返答しようか戸惑っていると、まぁいいかと呟き、依頼内容を説明してくれた。


「私の依頼は、『ポイズントレント』から取れる、【緑枝の蕾】と呼ばれるものを持ってきてもらいたいんだ。」


依頼内容にに含まれた言葉で、難しいという意味を理解する。

『ポイズントレント』は【まよいの森】のボスモンスターであり、そいつを討伐してアイテムを持ってきて欲しいと言うのだ。

スタンプラリーでは、クエストを飛ばして、次のクエストを受注することは出来ないため、必然的に『ポイズントレント』を討伐しなければならなくなった。


「装備が不安なら、強化をしていくか新たな装備を購入することをお勧めするよ?

 無理に挑んでも、アイテムを失うだけだからね。」


どうやっても、『ポイズントレント』を討伐しなければ話が進みそうにない。

一旦、宿屋に戻り、状況を整理することにした。


「まぁ、妥当な所ではあるかな~。

 大体、これまでのクエストで街の中は把握できるようにNPCは配置されてて、後は販売NPCとか他の街を紹介するかだもんね~。」


部屋を取り、荷物を降ろしながら、美紀が納得するように呟く。

他の街を紹介するにも、ボス討伐が次の街に進む条件となっているため避けて通れない道となっている。

だから、ここら辺でボス討伐が挟まれてもおかしくはないそうだ。


「ん~、明日はどうする?

 ボスを討伐しに行くか、狩りに行くか、どっちがいい?」


イベントを進めるためにも、ボスを討伐する必要が出てくる。

ステータスは、ボーナスポイントで底上げされているが、戦うにしても厳しい戦闘になる可能性がある。

ここは、一度レベルを上げるために明日は狩りをすることにする。

場所は、できるだけレベルを早く上げるために【まよいの森】に行くこととなった。

森では、毒や麻痺などの状態異常が多いため、無効スキルを購入する為に、スキルショップに向かう。

所持金は、4270G。

私の場合は、クロの分も買う必要があるから、2000Gもかかってしまう。

これは、必要経費だと割り切って購入する。


スキルを購入し終え、やることがなくなってしまった。

このまま、狩りに行くにしても時間が時間である。

恐らく、森に付く頃には夜になっているだろう。

何をしようかと悩んでいると、美紀が、


「じゃぁ、あたしは知り合いの所にいって情報を仕入れてくるよ。

 情報は多いにこしたことはないからね。

 また夜に、宿屋で落ち合うってことでいいよね?」


情報を集めてきてくれるのなら、任せたほうがいいだろう。


「うん。それじゃまた後でね。」


「了解~。」


そういって、美紀が遠ざかっていくのを尻目に、何をすればいいんだろうと1人戸惑う理沙であった。

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