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錬金術師は恐ろしいです・・・。

感想で指摘してくださった方ありがとうございます。

ただ、一応伏線として張っているので暫くはこのままです。


回収できそうになければ告知修正していきますのでそこはご了承ください。

(自分の語彙力などから90%修正の可能性が高いですが・・・。)


【ヒール】による回復だけでは、スタミナの回復はほとんどないらしい。

回復しても5%。

私のステータス上の数値でいえば6しか回復しない、と言われ疲れが残っている理由がよくわかってしまった。

スタミナを回復させるには料理アイテムを食べるか、『スタミナ飲料』と呼ばれるドリンクを飲むか、宿屋で1泊するかしかないそうだ。

勿論、【ヒール】だけで回復させることはできるが、MPが勿体無いだけである。


ミルさんが奥から、これどうぞ~とクッキーを持ってきてくれたので頂くことにした。

クロにも特製フードを与えて、食事の時間とする。

一口齧ると、ふわっとした感触とサクッとした感触で気づいた時にはクッキーが1つなくなっていた。


「おいしい!これどうやって作ってあるんですか!?」


秘密ですよ~、と言いながらクッキーのたくさん入った皿を出してくれる。

おいしいな~と思いながら、2つ・3つと食べていると、周りが口をつけないでいるのが不思議に思えてくる。

美紀なんか、顔が引きつっている感じがする。

その様子に、少しだけ不安になってくる。


「ねぇ・・・なんでそんな顔してるの・・・?何かあったの?」


「あぁ・・・うん・・・。

 知らない方がいいこともあるんだよ・・・理沙・・・。」


なにか変なものでも入っていたのか・・・、その言葉を聞いた後では食べる気になれない。

(後で、美紀が製作過程を録画した様子を見せてくれた・・・。

 作ったのは、ミルさん。

 素材は・・・、どこから集めてきたのかわからない暗黒物質ダークマターばっかりだった。

 それを捏ねて、焼いて(爆発させて?)、最後に何か唱えると、クッキーがそこには出来ていた。

 これが錬金術師の力なのか・・・、と恐ろしく思い、今後ミルさんの作ったものは口にしないと決意する。)

そこで、リエルさんが話を切り出す。


「それにしても、今回のようなイベント告知に無いものが混じってる可能性があるのね。

 起こる条件がわからないと、不安になるわね。」


確かにそうだ。今回はたまたま私が選ばれた。

もしかしたら、対象は美紀だったかも知れない。

美紀だったら問題はなそうだけど、他の人だったらどうなるだろうか。

そう考えると、このイベントの情報は広めておく必要があるかも知れない。


「もうそろそろ私も落ちるし~、その時に掲示板に書き込んでおくわね~。」


ミルさんがそう提案してくれたので、お願いしておくことにする。


「ただ~、その前にスクショ取らせてくれる~?その称号の所だけでもいいから~。」


イベントのログが残っていれば、そっちの方が信憑性が高いが、理沙は突然のことでログを保存していなかった。

だから、称号を獲得したと言う部分だけでもその称号をつけている画像を取れば、少しでも信憑性は増すという。

そのことについては、問題ないので称号を付けてみることになる。

____________________


○【襲撃を退けし者】

効果:囲まれた時に、レベルスキルのレベルが1段階上がり、STR・DEFが+30される。

____________________


称号の内容は、限定的とは言え、とても強い効果だとわかる。

ミルさんに称号の内容を伝え、そのこともついでに書き込んでもらうようお願いする。

OK~と言いながら、ミルさんがログアウトしたのか姿が消えていく。


「さて、スタミナの方は大丈夫?なんなら何か食べに行こうか?」


まだカフェでは、料理の提供はないらしい。

食材の仕入れは、もう少ししたらやるそうだ。

お昼休憩をした後に、また食べることになるなんてと苦笑しながらも、その提案を受け入れる。



「軽いものでいいから、スタミナが回復しそうなのお願い。」


クロをケージに入れて、アイテムボックスにしまう。

スタミナが回復したら、またイベントに参加しようと思う理沙であった。

イベントまでいけなかった・・・。

次は・・・いけると思います・・・(フラグ。

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