表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/46

始めの街につきました

2月7日

2話を1話にまとめました。

NPCの姿が見えなくなった瞬間、目の前の風景が変わっていく。

やがて、変化が終わると目の前にあったのは街であった。

βテスト組みの情報にあった通りの街並み。


始まりの街 【アリア】


街中の景色と周りにいる人の会話を聞いて、やっとゲームの世界に入ったのだと理解できた。

色々調べたいことややってみたいことはある。

だけど、まずは美紀との約束を優先しようと考え、地図を表示しようとする。


「えっと・・・確かこういう時は・・・。【MAP表示】」


すると、半透明のウィンドウと共に目の前にMAPが表示される。

地図の見方も書いてあり、赤い点が自分を、緑の点がNPCを、青い点が他のプレイヤーを指している。


「えっと赤い点は・・・あった。

 噴水はここから真っ直ぐ進めばいいんだね。」


早く美紀と合流しレクチャーを受けて、自分の夢を叶えたい。

そう逸る気持ちを抑え、集合場所である噴水を目指し歩みだす。


5分程歩いたころ、目の前に噴水がある広場が見えた。

目的地についたようだ。

後は美紀を探すだけとなった。


「理沙であってる?」


急に後ろから話しかけられる。

あまりにも急だったので飛び上がってしまいそうだった。

後ろを振り返ると、馴染みの顔がありホッと一息をつく。


「驚かさないでよ美紀・・・。」


「あぁあってたんだね。

 驚かせたのは悪かったよ。」


全然悪びれる様子もなく言う美紀。


「それじゃ職業とか決めるためにギルドに行こうか。」


「了解!」


2人は揃ってギルドに向けて歩みだした。


2人が歩いて10分程たった頃、目の前に1つの大きな建物があった。

扉の上には剣が交差し、ライオンであろう動物が書かれたエンブレムがあった。


「ここが【冒険者ギルド】であってるんだよね?」


「うん。地図を見る限りではここがそのはずだよ。」


美紀との会話で目的地であることは確認できた。

2人は扉をくぐり、職業登録を行うことにした。


「そういえば理沙。ステータスは確認したの?」


現在はギルド登録中。

開始日のため、他の人も同じように集まるので時間待ちがどうしてもできてしまう。

そんな時間を潰すために美紀は話題を振ってきた。


「えっ?ステータスって始まった時は一緒じゃないの?」


「あぁ・・・そこからか。

 えっとね、確かにステータスは始まった時は一緒だけど少し違いが出て来るんだよ。」


「???えっ?一緒なのに違いが出るの?」


「まず種族だね。基本となるのは人間のステータス。

 種族が人間以外だったら説明があったでしょ?エルフなら魔力が、獣人なら力が上がるって。」


「成程~。」


「後は単純にステータスポイントだね。

 最初に50P程割り振れるはずだからここでまた違いが出るんだよ。」


「えっ?そんなこと情報に書いてなかったけど・・・。」


「多分そこらへんは省いてあるはずだよ。

 同じようなシステムのゲームが最近多いからね。」


なら教えてくれればいいのに。

そう思い美紀を見るが、肩を竦められただけだった。

問い詰めたところでどうしようもないと考え、ステータスを見ることにした。


「【ステータス】」

___________________

種族:獣人(狐)

名前:リーザ

LV:1

職業:冒険者

HP:50/50

MP:20/20

STM:100/100

STR:20

DEF:15

INT:10

MR :10

QUI:20

DEX:15

SKILL:なし

称号:なし

残りステータスP:50

____________________

となっていた。


「ステータス振りか~。」


「まぁ、実際狩りしてみて足りないと感じたら振るってのもありだと思うよ。」


実践は大事ってところか。

そんなことよりも自分には一番聴きたいことがあった。

美紀の方を向いて真剣な顔をする。

恐らく美紀もその表情を見て、何か質問がくるのだろうと身構えていた。

「ところでさ、美紀。

 なんで獣人なのに自分にはモフモフの耳とか尻尾とか生えてないの!?」


因みに基本となる人間の種族値は

HP:40/40

MP:30/30

STM:100/100

他は15となっています。

±5の値とはなっていますが総合的には一緒です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ