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採取クエストを行いました!

もうすぐ、第2章を終えて、第3章目に入ります。

3章目に入る頃は、私自身の仕事の関係で1日1話更新となります。

そのことはご了承ください。

仕事が一段落したら、また複数話掲載して行きたいと思っています。

現在、2人は街の外に出て、草原の中を歩いている。

目的は、採取クエストで必要な薬草とキノコである。

2人の前では、クロがすんすんと匂いを嗅ぎながら先導してくれている。

今のところ、薬草が10茎、キノコが7株である。

こちらも、討伐クエストと同じで、持ち寄った数で報酬が変わるので、後キノコを3つ集めたら狩りを始める予定だ。


クロが、また何かを見つけたようで、こちらを振り返り、一声鳴いて走っていく。

2人は、その後を付いていき、その何かを見る。


その何かは、どうやら回復薬のポーションが入っていた空き瓶のようである。

本来なら、瓶は使ったら道具屋に持ち寄り、いくらかのお金を手にすることができる。

所謂、デジポット制度である。

それでも、こうやってそこら辺に捨てる人がいるようである。


クロは、その容器を見つめ、こちらを見上げ催促するような仕草を見せる。

よほど、気に入ったのだろう。

だが、今のクロはHP面もスタミナ面も全快である。

誘惑に負けそうになるが我慢して、瓶を回収し、クロを撫でるだけにする。

クロは、気持ちよさそうに目を細める。

もしかして、この状況を狙っていたのか?と考えるが、可愛いから許す。

可愛い!モフモフ!は2大正義だと超え高々に主張したい!


クロが張り切ってくれたおかげで、すぐにキノコが3つ手に入り、採取クエストの素材集めを終了する。

今からは、狩りの時間だ。


今日の目標は、私とクロが5レベルになるまでだ。

現状は、美紀が4レベル、私とクロは3レベルになったばかりだ。

レベル上では差がほとんどないが、美紀はまもなく5レベルになるという。


短剣を取り出し、モンスターを探すことにする。

『野兎』よりは、『野犬』のほうが経験値は大きいが、その分負担も増える。

だから、『野兎』が来ないかな~と考えていた。

だが、現実は非常であることを体現するかのように、『野犬』ばかりがエンカウントする。


「う~ん。『野兎』は来ないの?」


クロと一緒に、1匹を仕留めながら理沙が不満を漏らす。


「ん~なんでだろうね。本当なら『野兎』も来るはずなのにね。」


美紀も、不思議そうにしている。


『野犬』を相手にし続け、いつの間にかレベルUPを迎える。


「これで4レベルか~。結構長いな~。」


「それで、まだステータス振らないつもりなの?

 あんたはともかく、クロのはさすがに振ってあげた方がいいんじゃ?」


美紀が、疑問を投げかけてくるが、まだ振るつもりはない。

そこまで振る必要性が感じられないからだ。


(それに、一気に強くなった方が楽しそうだしね。)


昨日までは、苦戦していた敵に、一気に差をつけ、余裕を持って勝利する。

そんな状況を思い描いて、溜めている。


美紀は、説得を諦めて休憩の準備をし始める。

理沙も、準備を手伝い、休憩することにした。

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