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強制的な孤独  作者: 藍内
6/31

結局、なんか違う気がする

「いいんじゃない? そういうのも」

 別に適当にお世辞言っている訳じゃない。アースカラーばかりの服装よりも、何か今のキャラには合ってる気がした。

 結局、最後まで記憶の中の中山さんと目の前の中山さんは今一つ一致しなかった。大学のサークルはラクロスを中心としてはいたけど、遊びのイベントや、だらだらとだべっている事の方が多いユルいものだった。そういった場面での中山さんの姿を少しは思い出せたけど、やっぱりみつあみ眼鏡みたいな(眼鏡はかけてなかったし当然みつあみなんてしてなかったけど)目立たない、おとなしいキャラで、そして自分とはほぼ絡みがなかったはず。

 なんか違うな。


 お会計は「私がおごるよ」と中山さんが言うのを「いやワリカンでいいから」としばらくもめた。

 めんどくさ。



「んー、なんか良く分かんなかった」

「ひどーい、一緒に過ごした仲間の事を覚えてないの?」

「そういうあんたは覚えてるの?」

「なんかいい人だったと思う。たぶんね」

 電話越しの真子の声は低いと言うか、少し暗いようにも聞こえた。電波がよくないのか、それか風邪とかかな。

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