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想像力…

 俺は、休む事も忘れ取り憑かれたように。


 様々な事を想像し音に変え命名し、発動するか実験を繰り返している。


 自分の想像力の単調さに嫌気がさすものの、魔法として発動した際は、やはり嬉しい。


 その成果としては……。


 まずは、《暴風》の安定せいを図る為に、何度も何度も弱い風を呼び起こし。その風から小さな旋風をおこす練習をした。


 魔力の流れは、心臓から巡る血液の流れと似ているように思った。と言うのも、魔法を使おうと意識を集中する際に暖かい何かが、胸の辺りから体全体に駆け巡る感覚があったからだ。

 持論になってしまうが、合ってると思う。


 《暴風》がほぼ完璧に唱えるだけで発動するようになってからは、《水洗トイレ(水流波)》を練習した。


 大規模に出す練習もしたかったが、専用の施設ではな無いため諦めた。


 次に炎だな。

 1度炎を放つことはできたのだか…。怖いと思ってしまう。動物の本能だろう。あの時に想像した炎のナイトだったか…。今思えば咄嗟だったとはいえ陳腐な気もする。


 せめて火炎を吐くドラゴンとかもっとあったんでは無いかと。


 そうか!ドラゴンか…。

 そう閃くと、目を閉じ、想像を始める。大きく真っ赤なドラゴンが思いっきり空気を取り込み、燃え盛る炎へと変え吐き出す。その()は、ゴォーとかボォーだろうか?

 イメージが塊魔法の方向性が確立されてくる。


 足りない語彙力だか、それを変換し魔法へ変えてくれるのは有難い。


 そうして、想像の映像と音が重なり合った時、目を開き唱える。


 《ドラゴンブレス!》


 ゴォーーーーォォォ!!


 燃え盛る炎が手から放たれた。

 赤く青く燃え盛る。不思議な事に手は暑くない。


 炎の勢いに強弱を持たせるべく。魔力の巡りに神経を集中する。

 ドラゴンを連想して出した炎だか、調節するのは台所の火加減だった。

 ユラユラとほんのり燃える弱火から、ゴォーーーーォォォ!!と燃え盛る強火まで。多彩な火加減を練習し自分の物へと変えていく。


 それから、《ドライヤー(熱風波)》とかも試してみた。コレはイメージが直ぐに固まって、魔法としても上出来な仕上がりとなった。


 自然現象や音を想像して魔法に変えることもできそうなので折を見て試してみたい。


 どれくらいの時間が経ったのか分からないが、訓練所には俺1人だけになっていた。


 自分1人という事を再度確認した俺は、どうしても試したい事があったので、実践してみる事にした。


 アニソンの魔法への応用である。


 アニソンを歌う2次元の彼女を思い浮かべる。

 それから慎重に歌声を思い出す。バックミュージックも完璧に再現できたと…おもう。


 意を決して!魔力を巡らせる、そして………


 《絶対♪〜〜絶好調♪〜〜革命的に~♪

  ♪Hatena~アンテナ〜♪なんでも~♪できる〜♪

  心の♪〜音色で♪〜〜〜!イチコロさぁあああ!♪〜》


 歌うように唱えた。


 その瞬間、体の奥底を揺るがす様な高揚感、今なら何でもできるという妙な自信。手には魔力だろう光が夜を昼に変えるかのように燦然と光り輝いている。


 妙なテンションと、試したいという好奇心。

 さらに訓練所には俺1人。確認済み。条件は揃ったと言わんばかりに…輝拳を振り下ろす。


 ドコォぉぉおおン!!!


 凄まじい破壊音と共に訓練所の床に大穴を開けたのだった。


 その音に集まった城中の人に向けて、地よりも深く土下座謝罪をする事になるのであった。


 顎の外れそうなほど、アングリと口を開いたシリアス王子とミルフィール様が印象的だった。


「後で一緒に謝ってあげるわよ。」


 冷めた目を向けながらミュラーに言われた事でさらに落ち込む事になった。




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