吟遊詩人は心のオーケストラを所有する～転生した派遣社員は現実世界の寿命を残していたようです！それって手違いじゃないの？

アニソンとアニメとゲームをこよなく愛するボッチ中年の主人公が、大好きなアニメのゲーム化をリリース初日に通知と共に開始する事から異世界転生が始まる。異世界転生する自覚はあるものの、現実世界での死の自覚が無かった。異世界での覚醒を前に、ガイドから「寿命を迎える前の魂を転生させても良いか？」と、一見選択肢がある様で無かった質問が、リアルで寿命が残っていても、どう足掻いても転生は免れないと悟った主人公。ならばチートスキルを貰いたいと交渉するが、そもそも自由が売りだからチートスキルなる物は現時点で存在しないと説明される。
啓示を受けた職業は吟遊詩人であったが、楽器もダメ、歌も壊滅的な俺は、絶望的中にも空想魔法と音から魔法を生み出せる事に気がつく。
自らの転生の秘密を暴くべく奮闘中である。
ほんのり甘くて、遅い初恋も同時進行中!?