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3. 解析モデルおよび解析条件
図2に解析対象の有限要素モデルを,図3に解析条件を示す.ゼリーの物性値が不明なほか,今回はあくまで層間の応力状態の把握を目的としたため,解析対象は参考として均質な鋼であるとした.
解析モデルは八節点六面体要素を用いた.総節点数は40392,総要素数は37092である.また,モデルの底面部を全方向に対して拘束し,モデルの頂面に垂直方向に10 mmの強制変位を与えることで自重を再現し,有限要素法による静解析を行った.このとき,各ゼリー間の接触は無視し,それぞれが密着しているものと仮定して,全体として一体型であるものとした.なお,解析モデルは1/2モデルとし,対称境界条件を用いて解析を行った.実際の調理実験では解析モデルと同形状のモデルを制作するように心がけた.
Fig 2 General drawing
Fig 3 Analysis condition