表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
約束 - Eternal Promise  作者: ゆう
Growth
1/50

プロローグ

どうも初めましてユウです


今回の作品は初めての作品なので何かと読みづらいかも知れません


もし何か意見やコメントが有りましたら

どうぞ遠慮する事無く書いてください

宜しくお願いします‼︎

話をしよう あれは今から300年ほど前……いや


500年前だったかなぁ…まぁいい




君達にとっては現在(いま)の出来事だ




そう…今から話すのは只の物語じゃない




少なくとも僕にとってはね




あの頃の僕は


とある理由で周りの人間が信じられなくて


只無意味な時間を1日1日と過ごしていた


今思い返せばあの頃の僕は焦っていたんだ


今は違うけどあの頃の僕は


只老いていくだけの人間だったからね


だからこのまま何もせずに


時間を無駄にしていた自分に苛ついていたんだ






ーーーーーーーーーーガンッーーーーーーーーーーー







◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ア〜アァ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆







電柱に蹴り入れちゃって………


本当に当時の僕は心に余裕がなかったんだな


でもそんな時だ


僕の頭の中に一つの


声が聞こえてきたんだ






ーーーーーーーーーー ‘‘助けて’’ーーーーーーーーー ‘







『ッ……なんだよ、今の声?』








女性の声が聞こえて慌てて


僕は周りを見回した


けど誰も居なかったし、


そもそも女性の影も見えなかった


幻聴かと思って再び歩こうとしたら


また声が聞こえてきた







ーーーーー‘‘助けてよ……誰でも良いから’’ーーーーー


ーーーーーーーーー‘‘ 誰か私を’’ーーーーーーーーー


ーーーーーーーーーー‘‘ …して’’ーーーーーーーーー ー






最後の肝心な部分は聞こえなかったけど


とても辛くて悲しいものに当時の僕には聞こえた


だからその時の僕は何も考えずに姿の見え無い声に




『大丈夫だよ……僕が助けるから』




なんて気軽にそんな声に答えていた


その声に答えた途端


突然不思議な事が起こったんだ


なんと僕の目の前…


景色全体が霧に覆われ始めたんだ


一瞬何かと思ってまわりを見回したら先ほどまで


有った電柱や建物が一気に崩れて砂粒と化して消えた







『っ!?……なんだよ…これ?』







僕は怖くなってその場から逃げ出した


と言っても周りが霧に覆われていたから


闇雲に走りだしただけだけどね


暫く走っていると目の前が


急に晴れて見た事のない


景色が現れたんだ


そこは見渡す限りの草原で木々が生い茂っていて


一言じゃ言い表せないくらいの絶景


いや……


敢えて言うならこの世の物とは思えない位だった


暫く惚けていた僕は


自分の置かれている状況に気付き


慌ててスマホを取り出して


ディスプレイを覗き込むと







『……嘘だろ……圏外?』







画面の左上に圏外と表示されていた


これじゃあ携帯を使う事が出来ない





『困ったな……』





これからどうしようか……


そんな事を


悩んでいた時だった


突然後ろから






*****グギャーーーオオゥゥッッ!!!*****







威圧的で奇妙な鳴き声が聞こえて来たんだ


慌てて後ろを振り向くとそこには


禍々しい邪気を放った黒いドラゴンがいた





『は?……嘘だろ……


なんで伝説上の生き物が


こんな所に普通に居るんだよ?』





そうなんだ 元々僕のセカイでは


ドラゴンなんて物は


実在しない伝説上の生き物だ


僕のセカイではね


黒いドラゴンは僕に対して


今にでも食いかかりそうな高圧的な姿勢だった


だから僕は迷わずに


背を向けてドラゴンとは


正反対の方向に逃げ出した





『早く逃げなくちゃ‼︎あんなのに人生終わらされて

たまるかよっ!!』





でもドラゴンは慌てることなく


背中の羽を勢いよく動かして風圧を生み出す


その風圧に巻き込まれ


僕はその場に倒れ伏す


それで立ち上がろうとするけど


身体は恐怖からなのか


緊張して上手く機能してくれない


尚もにじり寄ってくる


ドラゴンを見て僕は思ったんだ


あぁ……これで僕の人生が終わるのか……


17年短かったな……もっと生きてたかった……



そう思いながら目を閉じかけた瞬間







ーーーーーーーピュインッ……ガシュッーーーーーーー







一本の光を放つ矢が


黒いドラゴンの脳天を射抜いていた


ドラゴンは悲鳴をあげるでも無くその場に倒れた


僕はそのドラゴンを暫く眺める事しか出来ないでいた


そんな僕に後ろから





『貴方……大丈夫?』






と声を掛けられる


その声に慌てて振り返った


今の状況に混乱したのもそうだけど


その声にも驚いた


だってその声は


元のセカイで聞いた‘‘助けて’’と


訴えかけてくる声の持ち主だったんだから


これが僕と彼女の初めての出会いだった


さて今一度言っておこうか




これは只の物語じゃない





今まで周りに心を開けなかった少年と



誰よりも死ぬ事を考えている少女のお話だ


少し長いお話になる 聞きたくない人は聞かなくても


いい それでも聞く人は最後まで聞いて行ってくれ



それでは始めようか


この僕の……いや………



高橋裕司(たかはしゆうじ)の物語を!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ