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三界

はく…命。すべてのモノを動かすエネルギー体。


こん…ただのエネルギー体である魄に意識が宿ったモノ。

魄+意識=魂


うつわ…肉体。魂魄が入ることによって活動する。

魄+器=生き物

魂+器=意識ある生き物


・鎖…器についている、魂魄と器をつなぐモノ。これが切れると、器は活動が停止する。(いわゆる死亡状態になる)




転生てんせい…魂魄が前の器から出て、次の器に入ること。また、それを繰り返すこと。


そう…魂魄にできた欠陥。魂魄と鎖との接続が不可能になり、転生できなくなる。


おり…魂魄についたけがれ。鎖との接続がしにくくなる。




巡界じゅんかい…魂魄が転生を繰り返す世界。魂魄が生まれ、消える世界。


みなもと…巡界にある巨大なエネルギー体、および魂魄の素。これから魄が生まれ、転生するうちに魂になっていく。多数の魂が融合すると、新たな源に変わる。巡界の存在を支えている。




浄界じょうかい…澱のついた魂魄を浄化するための世界。


眠界みんかい…創のある魂魄を治癒するための世界。




両界りょうかい…浄界・眠界を合わせてそう呼ぶ。


三界さんかい…巡界・浄界・眠界を合わせてそう呼ぶ。




はしら…その界の存在を支える魂。界に運ばれた魂魄の選別を担う。両界における源。

必ず両界に運ばれた魂から現れる。


いずみ…巡界に満ちる感情をくみ上げて、循環させる魂。柱によって翼・手足と選別された魂を、翼・手足に「成す」ことを担う。

必ず巡界から器(肉体)を保ったまま、両界へと連れてこられる。


かべ…界と界を区別し、交わることがないようにする魂。「門」を開き、閉じる役目を担う。

泉と同様に、必ず巡界から器を保ったまま両界に連れてこられる。


三魂さんこん…柱・泉・壁を合わせてそう呼ぶ。両界にそれぞれいる。




つばさ…三界を渡って魂魄を運ぶ役割を担う魂。両界にそれぞれおり、浄界の翼は澱のついた魂魄を、眠界の翼は創のある魂魄を運ぶ。また両界で正常になった魂魄を巡界に戻す。浄界なら澱の濃い魂、眠界なら創の深い魂が、柱によって選別され、泉によって「成る」。翼になることで、その澱や創を落としていく。翼はやがて魄に戻され、転生の環に戻る。


手足てあし…両界にて、三魂の世話をする魂。また、両界の整備・管理も行う。次代の柱が現れた際は、その世話と教育も担う。翼よりさらに重度の魂が、泉によって「成る」。こちらも翼同様、やがて転生の環に戻される。




・川…浄界にある黒い炎の川。この川を渡ることで、魂魄についた澱を焼き尽くす。浄界の泉がくみ上げた、巡界の負の感情でできている。


・湖…眠界にある白い水の湖。この湖の底で眠ることで、魂魄の創を癒す。眠界の泉がくみ上げた、巡界の正の感情でできている。





・魂魄の翼・手足への「成り」…重度の澱や創を持つ魂が、両界の泉によって一定の姿と自己を与えられること。その姿はそれぞれ浄化の炎と癒しの水であり、翼・手足として働きながら、少しずつ魂の障害を軽減していく。また、役割を果たすことを第一にする自己を与えられることで、生前の人格や未練に引きずられ、狂うことを防いでいる。


もん…両界の三魂の住む住居にある巡界への扉。壁のみに操作が可能で、巡界が満月の時に開く。両界では時間の流れが異なるため、毎日になる。巡界からは月を通って両界へと行く。翼たちはこの門を通って三界を移動する。



器から出た魂魄は普通、発光する球体の形をとる。

しかし、澱や創がある場合、直前の器の形を維持していることが多い。

そのため、翼たちはそのような魂魄を両界につれてゆき、それぞれ必要な処置を施す。

浄界では、魂魄についた澱、大抵は生前の恨みや未練を川を渡ることで焼き尽くし、一切の忘却を経て正常な魂魄に戻し、巡界へと戻される。

眠界へ運ばれる魂魄にある創は、全体からの欠損のため、湖を構成する正の感情によって欠損部分を補完し、治癒する。

魂魄は両界に連れてこられる時と、一旦の処置後にそれぞれの柱に検分される。

柱は魂魄の障害の重度をはかり処置を決めるが、障害が大きい場合、一度の処置では完治しないこともある。

その場合、一度翼や手足に「成り」、障害を軽減させることもある。

また、澱や創を持つ魂魄は、単体でなく双方をもっている場合も多く、始めに浄界で澱を浄化し、次に眠界に運ばれ、湖での治癒を経てやっと巡界に戻る。


三魂は、交代する。

巡界にて古くからある源が一定の間隔で両界へと流れ、それが柱となる。

また、同じ時期に巡界にて源が器を持ち、それぞれ澱と創を持つ。

先代の三魂が消滅する前に、次代の柱がそれぞれの泉と壁を両界へと連れてくることで、世代交代が起きる。

先代の三魂は、その界と同化し消滅する。

次代の三魂は、先代の三魂が消えた時点で独自の姿と「成り」、姿が変わらなくなる。

器を保っている泉と壁は、器の姿が魂の形に固定する。

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