闇に温もり
女
…狂犬。修羅。鮮血鬼。戦闘狂。売られたケンカは買う主義。自分からも売る。非凡な剣の才能がある。過去に、村を襲われ、目の前で家族を殺されてから、襲った相手を皆殺しにした。それから剣と殺しに目覚める。戦闘に快楽を感じる。相手を残虐に痛めつけて、弄ぶのが好き。魔法の才能もあり、相手を傷つけて、治して、また傷つけて、と遊ぶ。自身も怪我をしても瞬時に治して戦い続ける。あまりにも強く、ケンカっ早いので、町での戦闘行為を制限されてる。町の外ではお咎めなし。ギルドから、直々に依頼される程強い。ギルドメンバーの中で、悪い意味で有名。
髪_金色。ストレート。前髪は真ん中分け。肩までの長さ。だいたいうなじで一つに結んでる。
目_海色。タレ目。二重。眉毛は凛としてる。
細身だけど、ほぼ筋肉。胸はDくらい。いつも布を巻きつけて、揺れないようにしてる。身長は164㎝くらい。服装は、男物。得意な武器は、片手用のロングソード。でもレイピアも使えるし、双剣、大剣、剣ならなんでも使える。ナイフも得意。
背中に、右肩から左の腰にかけて、村を襲われた時に切りつけられた傷がある。過去を忘れない戒めにしている。
男
…蛇。悪魔。白い悪夢。感情が希薄。とある実験体で、痛覚がなく、強力な再生能力を持つ戦闘人形。しかし、失敗作のため、廃棄されそうになり、研究所を破壊して逃亡した。気性は穏やかで、自分から戦闘する事はない。しかし、戦闘になれば痛覚がなく、大抵の傷は瞬時に治るため、捨て身な攻撃で攻める姿が、恐れられている。痛覚がないため、自分のケガに無頓着。ちょっとドジでよくケガする。天然。ギルドから直々に依頼がくる程度に強い。ギルドメンバーの中で、悪い意味で有名。
髪_銀髪。元は茶髪。過酷な実験により、変質してしまった。ストレート。肩甲骨くらいまでの長さ。たいてい三つ編みにしてる。前髪は正面から見て左分け。分けて三つ編みに入れ込んでるので、6:4分けに見える。
目_藁色。切れ長。二重。すっとした眉毛。
細身、でも全部筋肉。どっちかって言うと、しなやか。身長は187㎝くらい。よく使う武器は、軽めのロングソード。でも、槍でも、弓でも、斧でも、何でも使える。戦闘人形だから。戦術や攻城兵器の知識も豊富。魔法も使える。服装は、防具なしの軽装。ケガを気にしないし、身軽さ重視のため。見た目に反する怪力。
右の額から顎まで一筋の傷があり、右目はない。再生能力を得る前にできた傷で、男にとって"人間"だった証。
女の方が、男より強い。
でも、唯一、女を制御できるのは男だけ。
男はいくら傷つけられても苦しまないし、女は戦闘に楽しみを見出せない。
女は男を本当の意味で傷つける事はできない。
それが、女にとっての"救い"。
女は、男がよくケガするので、ケガしないように気をつけるし、戦わせないように守ってる。
男は気にしていないが、女は男に"痛み"を知ってほしくて、他人が心を傾ける事を知ってほしくて、そうする。
男が自分が戦闘人形である事を気にしていて、でも"人間"になりたがっているから。
男が"人間"である事を伝えてる。
男は、女が辛くないように、あまり戦闘はさせなし、そばにいる。
女は戦闘に悦びを見いだすが、それは過去に傷ついた事が裏返って現れているため。
戦闘に没頭する時だけ、女は過去に目の前で家族が死んでいった絶望を払拭できる。
でも、それは女自身を過去に縛り付け、ますます傷つけている。
男はよっぽどの事がなければ死なないし、女と戦って、勝つ事はできなくても、死ぬ事はない。
男が死なない事が、女の大切な人を失う恐怖から救っている。
新型戦闘人形
…感情がなく、ただ"主人"の命令に忠実に従う、まさに"人形"。髪は剃りあげられ、常に無表情。あらゆる武器を扱い、魔法も使う。
1.女と男それぞれ仕事してる。
2.ある時、二人はギルドからの依頼で共闘する事に。
3.ついでに手合わせ。
4.お互いに何らかの可能性を見いだす。
5.とある戦争に、傭兵として雇われる。
6.お互い敵対する。
7.二人で楽しく、戦争関係なくガチ戦闘。
8.男は女の闇を指摘する
「なぜ、そんな悲しい瞳をしてるんですか?」
9.女は否定するも、男を傷つける事はできない。
10.自覚し、男と共にくらす内に、徐々に自分の闇を受け入れていく。
11.それと同時に、男の闇に気づき始める。
12.男が悩まないように、世話をやき始める。
13.男の過去を知り、ますます決意を固くする。
14.噂で、かつての研究所が新たな戦闘人形を作っていると聞く。
15.二人は調べはじめる。
16.戦争の一つで、新型の戦闘人形と戦う。
17.男は過去と向き合い、もう一度研究所を潰す事を決める。
18.研究所を探す二人。
19.ついに見つけ、そこで全ての元凶である一人の研究者と対峙する。
20.研究者は新型をけしかけ、男を失敗作と侮蔑する。
「キミは僕の人生の中の、たった一つの汚点だよ。失敗作!この僕が失敗するなんて!二度と目にしたくなかったね。キミは、新型に比べたら天と地ほど性能が低い。さっさと廃棄されてれば良かったのに」
21.女はそれに怒り、研究者を殺そうとするも新型に阻まれる。
22.しかし、女の強さは新型をも上回り、全ての新型を退けて(殺さず)、研究者を追い詰める。
23.男は研究者にとどめをさす。過去の清算。
24.研究所を破壊しつくした後、二人は"主人"を失った新型たちを引き取る。
25.二人は新型を自分たちの子供として扱い(実際赤子同然のため)、大切に育てた。
26.たくさんの"家族"に囲まれて、二人は幸せに暮らしたという。