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第1章 ③
彼の名は織山有人。
2087年1月1日の午前3時に「Weg」にログインしているネット依存者の1人だ。
有人は22年前のことを鮮明に覚えていた。
すごい長蛇の列。
まだ真冬なのにこみ上げる熱気。
そして、すごいスピードで売れて行く
"Perfect sense migration device"。
有人はまだ5歳だったのにテレビを熱心に見ていた。
そして親に
「これがほしい。」
と、おねだりをしたのだ・・・。
それが有人をネット依存者へと進化させたのだ。
そして27歳になった有人はこう呟く、
「すげーな・・・。」
と。
有人はあまり「Weg」の前のネットの世界は知らないがすごいと断言できる。
なぜなら、この「Weg」には
5感が存在する
これは前代未聞のシステムだった。
それは有人以外でも誰でも理解していることだが、本当にすごいことだ。
そして、有人が立っているこの世界も
プログラミングされているのだ
そう思うと鳥肌が立ちそうだ。
と、有人は思う。




