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<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

【短編】」未開の地で鑑定眼に目覚めた僕は隠されたその子のステータスを知ってしまった。

作者: KArin

 (注意)

R15+ 女性との絡みに刺激的な内容が含まれますので、希望でない方はご遠慮ください。

 私はカルビアの街の商工組合に修行に来ている、アルデーオと言います。

 昨日急遽、アリカンテという村での商工組合で新規店舗経営者募集とカルビアとの定期運航船巡行開始の知らせが来ました。


 新規店舗経営者には建物建築など初期投資の約8割について補助金が出るらしいのです。

 そんな破格の条件聞いたことありません。


 僕は早速組合を休み、そのアリカンテという街を見に行くことにしました。

 カルビアの都市は海に面していて大型船が出入りする港と漁に出る小型船が出入りする港がありますが、道に立っているアリカンテ便という看板を見ながら進んでいくと大型船の港のほうへ誘導されました。


 港に着くとすでに停泊している船が1船あり

、それは僕が今まで見たことのない構造の船で長さ50mほどある船でした。


 船は基本帆船といって帆を立てて風を利用しながら、補助的に風魔法を使うことが多いのですが、この船には帆がありません。

 また、木造ではなく鉄でできているようでした。


 鉄のような素材でよく海に沈まないなというのが僕の正直な感想でしたが、実際に海に浮かんでいます。


「アリカンテ定期便に乗られる方はこちらでーす。」

 この鉄の船がアリカンテ行きの船のようです。


 船の近くにはきれいなお姉さんが受付けをしてくれています。

 受付は二つあり、無料コースと有料コースがあります。

 当然僕は無料コースのお姉さんのほうへと向かいました。


挿絵(By みてみん)


「本日はスザンナ号への乗船ありがとうございます。

 ただいまから乗船し、アリカンテには午後に到着いたします。」

「あ…ありがとうございます。」


 笑顔のお姉さんに見送られて船に乗りました。


 船には張り紙がしてあり出港時間か書いてあります。

 アリカンテからとカルビアからはそれぞれ1日に出向しているようで、有料コースは1000シーロ(10万円相当)、1万シーロ(100万円相当)があると書いてあります。


 有料コースは船の2階と3階に案内されるようです。

 1万シーロはどんなコースなのかとても気になりますが、僕のような貧乏人にはきっと縁もないところでしょう。


「乗船いただきありがとうございます。

 それでは、森の河川都市アリカンテに出港いたします。」

 先程のきれいなお姉さんが出発を声掛けしてくれると静かに船が動き出した。


「あ…あの、この船はどうやって動いているんですか?」

「はい。船の推進力は船に取り付けられている羽根を動かしています。」

 動いていることが割らかないほど静かに動いています。


「僕はアルデーオと言います。

 あの、カルビア出身の方ですか?」

「はい。カルビア出身ですよ。アンジェラと言います。」


「そうなんだ。この仕事は応募したの?」

「はい。知り合いの方が運営する船でしたので。」

「知り合いの方は凄い人なんだね。」

「はい。銭湯を運営したり、教会を建設している方です。」

 

 銭湯運営、教会建設と言えば勇者に同行するサトウ様しかいない。

 サトウ様がこの定期船の運営に携わっているのか。


「サトウ様はすごいよね。会ったことある?」

「はい。孤児院によく顔を出して美味しい食材を持ってきてくれるので。」

 アンジェラは甲板の手すりに手をついて何かを思い出すかのように遠くを見つめていて、僕はその横顔を見て心臓が高鳴り体が熱くなった。



「あの…よかったら船内を案内してくれませんか?」

「はい。いいですよ。」

 僕は綺麗で見惚れそうな受付をしていたアンジェラに思い切って声をかけた。


 そう言って、僕の前を歩くアンジェラに着いて船内を見て回る。


「ここが休憩室になります。客席は200席もあるんですよ。」

 船内の殆どが休憩室になっていて、一人がけの席、二人がけ、四人の向かい合わせの席など様々で全てテーブルがある。

 しかし、僕は笑顔のアンジェラから目が離せない。


「トイレや医務室、カウンターで食べ物や飲み物も売ってるんですよ。」

「え……何これ……」

「アルデーオさん、これはハンバーガーとポテトというもので、サトウ様が開発したんですよ。」

 パンに肉と野菜が挟まったものと、黄色の棒状の物がいい匂いをさせて次々と売られていく。


 乗客はこの匂いにつられて列をなしているようで、僕も並ぶことにした。

「アルデーオさん、私も試食で食べさせていただきましたけど、とても美味しかったです。

 セットで頼むと安いんですよ。」

「そうなんだ。

 案内のお礼にご馳走するよ。」

「わぁ、ありがとうございます。

 嬉しいです。」

 アンジェラは僕と手を繋いで上機嫌だ。

 僕は顔が熱くなってしまい、アンジェラの顔を直視できなくなってしまった。


 カウンターの後ろを観察していると、キッチンがあり、肉を焼いている人、パンを焼いている人、盛り付ける人など作業を分担し、次々と出来上がっている。


 10人くらい並んでいたがすぐに僕の番になった。

「いらっしゃいませ。ポテトとドリンクのセットを二つお願いします。」

 僕はカウンター後ろに大きく書かれたメニューを見ながら注文した。

「ありがとうございます。2つセットで10シーロです。」

 

 トレイに乗せられた料理を渡された。

 どうやらこれを自分で持って行き、食べるようだ。


 二人がけの席に座り、テーブルにトレイを置いた。

「アルデーオさん、こうやって食べるんですよ。」

 アンジェラは膝にハンカチを置いてハンバーガーの包みを開け、小さな口でハンバーガーにかぶりついた。


 口元に付いた赤いソースをペロッと舌で舐めるのが可愛くて思わず見とれてしまった。

「ア、アルデーオさんも食べてみて。美味しいよ。」

「そっ、そうだね。」


 僕も慌ててハンバーガーの包みを取り、アンジェラを真似て食べてみた。

「美味い……こんな美味い食べ物食べたことがない……」

 僕は衝撃のあまり、ハンバーガーを夢中で全て食べきってしまった。


「アルデーオさんたら、そんなにすぐに食べちゃうなんて。うふふ。

 でも、美味しいですよね、ハンバーガー。」

「うん。これは凄い食べ物だよ。」


 正直、このお店目当てでわざわざ乗ってもいいくらいだ。

「このポテトとドリンクも美味しいんですよ。」

 

 アンジェラに勧められたポテトという黄色のスティックを摘んで食べてみる。

「これも美味い……ハンバーガーも美味かったけど、これはそれを上回るかもしれない……」

「そうなんですよ。」

 塩味だけのようだが中がホクホクで食べる手が止まらない。


「はい、ドリンク。」

 アンジェラに木のグラスを渡され、飲んでみる。


「ゴホッゴホッ、なんだコレ。」

「アルデーオさん、ゆっくり、少しづつ飲んでみて。」


 アンジェラの言う通りにゆっくりと飲んでみる。

 喉を通る時にシャワシャワと弾けるような感覚がある。

 甘い味付けで柑橘系の味だ。


「美味しい。」

「最初はビックリするけど慣れるとやみつきになっちゃうの。」

 笑顔で僕の顔を覗き込むアンジェラを見て、あまりに可愛くて思わず笑みがこぼれてしまう。


「サトウ様、すごいんだね。

 こんな食べ物作っちゃうなんて」

「そうなの、すごいんだよ。」

「アンジェラさんは、サトウ様が好きなんですね。」

「はい。私達のお父さんみたいな人ですから。」


 その後もアンジェラの孤児院の話や銭湯の話を聞いた。

 話もとても楽しかったが僕は楽しそうに話すアンジェラの顔から目が離せなくなってしまった。


「もう……聞いてますか?」

「あ、ごめん。

 アンジェラさんがあまりにもかわいいから。」

「えっ……」

「あっ、うっ海を見に行かない?」


 思わず思っていることが口から出てしまったが、ごまかすように甲板に誘った。


「あれ、これ河?」

「うん、今、河を上っているところなの。」

 船の両側に陸が見えるが、かなり川幅が、ある。


「あれ…何かいる……魔物?」

「あれはこの船を護衛している魔物よ。」

「護衛……あんなデカい魔物が……」

 船と並走している影は20mほどあるだろうか。

 よく見ると並走している影は一つだけではなく、5m程度のものもあれば先程の20mほどの大きな影も含めて10ほどの影が見える。


 見ていると影がすっと消えてまた戻って来た。

「影が消えた時は襲ってくる魔物を倒しに行ってるらしいです。」

 魔物のテイムだろうと思うが、こんな巨大な魔物をテイム出来るなんて聞いたことがない。


「もうすぐアリカンテにつくわ、仕事に戻るわね。

 アルデーオさん、楽しかったわ。」

 アンジェラはそう言うと、甲板の中心に走って行った。


「搭乗中の皆様、アリカンテの港に到着します。降りる際は焦らずに一人づつゆっくりとお降りください。」

 キリッとしたアンジェラは船内に入り、同じアナウンスをして、出口で乗客の誘導を始めた。


 船は少しづつ陸に近づいていくと港にゆっくりととまった。


 森の中にあるその村は今まさに作られているところだった。

 森が切り開かれて、何棟もの建物が建設中だった。


 大工であったり、商人であったり、多くの人がそこで働いていた。

 どの人も何かに夢中で、輝いて見えた。


 唖然としながら村を見て回る。

 すでに食堂や道具屋など開店しているところもある。

 僕はその店の方と話し、このアリカンテの情勢を聞いて回った。

 僕のような新規の商人ばかりで予め声をかけられた人たちのようだった。


 村の端、まだ城壁が作られている最中の箇所に歩いていくと、城跡の上で光る矢を放つ一人の男性を見つけた。


 僕は城壁の下からその綺麗に輝く矢を軌跡に見とれていた。


「う……」

 その時、急に目の前が真っ暗になり、大きく目を見開いたが僕の視界が戻ることはなかった。

 その場で立っていられなくなり、膝をついたと思うと顔に地面がくっついていた。



    ▽



「気が付きましたか。」

「ん……アンジェラさん……」

 僕は目をこすりアンジェラを見つめた。

「アルデーオさん、倒れて運ばれたんですよ。」

「そうだったんですね…ご迷惑をおかけしてすみません。」

「いいえ、また会えて嬉しかったです。」

 目をこすりながらベッドの横に座るアンジェラを見る。

 なんだコレ……。


アンジェラ

孤児院育ち

好意○ 

押しに弱い

強引に襲われるのが好き



➡手を握ってください


 アンジェラの頭の上に文字が見える。

 僕は書いてあるとおりにアンジェラの手を握った。

「アルデーオさん……」

 勇気を出して書いてある通りにしたが上手くいったようだ。



➡抱き寄せて背中を擦ってください

抱き寄せて背中をさする。

「あっ……」


➡強引にキスしてください。

 僕は少しためらったが言う通りにアンジェラの唇を奪った。

「んっ……アルデーオさん……」


➡ベッドに引き釣り込んでください。

➡服を脱がせて手を握りながら舐めてください。

➡スカートをまくり上げてください。


 エスカレートする指示通り僕はアンジェラを押し倒したが、アンジェラは僕を受け入れてくれて、自分から僕を抱きしめてきた。



    ▽




「アルデーオさん、急にどうしたの……別人みたい。」

 裸で僕の横になるアンジェラを見てギュッと抱きしめて、キスをした。

 指示通りに。



 アンジェラと外に出るとそこは港近くの建物だった。

 通り過ぎる人、売られている物、全てにラベルが付けられている。


「やあ、大丈夫かい?」

 僕はその人のラベルを見て立ちすくんだ。


サトウ

転移者

スキル:世界渡航 

世界の魔力を使う者

勇者を育てる者

覚醒を促す者


➡言われることに従ってください。


「はっ、はい。大丈夫です。」

「突然倒れるからびっくりしたよ。」

 城壁で矢を放っていたのはサトウ様だったのか。


「アンジェラから聞いたよ。カルビアから来たアルデーオ。この村にはどうして?」

「はい。自分の店を持ちたくて来ました。」

「そうか。何で店を出す?」

「初めは道具屋でザルのようなものと、腰につける袋です。」

「なぜそれを売る。」


「ここでは言えませんが、河で物を集める道具です。

 ここは必ずその物を求めて人が集まるでしょう。

 それも凄い人です。

 道具屋で資金を集めた後は宿泊する宿を経営したいです。

 なるべく大きく、少し資金がある人が多く泊まれる宿です。」


 僕は港から河を見た時に河に眠る膨大な金のラベルを見た。

 恐らくこの街作りはその金を巡り集まる人の受け皿にするつもりだ。


「若いがよく見えている。

 アンジェラにも気に入られているみたいだしな。

 アルデーオ、今建てている建物、どれでも選ばせてやる。

 好きなのを選べ。」

「あ、ありがとうございます!」

 僕は港から一番近い建物を指差した。


 建築中の建物

 港からすぐ見えて物を売るのに最適


 そのラベルに従った。


「いい立地だな。

 河に入っても濡れない靴、その靴と一体型の水を通さないズボンを売るといいぞ。」

 サトウ様はそう言うとすぐ隣に控えているブロンドの髪のメガネをかけているきれいな女の人に話しかけた。

 よく見ると商工組合会長の娘のアリーチェ様だった。


「アリーチェ、あの建物をこの少年の所有にしてくれ。

 その横を商工組合の買取所にしよう。」


 そう言うともう一人の綺麗な長い金髪の女性と村に消えていった。


 僕はその場で地面にへたり込んでしまった。

「生きた心地がしなかった……」

「よかったね、アルデーオ。

 サトウ様ってわかってたの?」

「あの貫禄、見ればわかるさ。」


 僕の横で抱きついてくるアンジェラの腰に手を回しながら将来の僕の店舗を見つめた。


 僕は再び村の中を見て回った。

「いた。」

 

イタロ 30歳

アリカンテ住人

道具職人

あらゆる材料からイメージ通りに物を作れる。

新しいもの作りが好き


 溢れる人の中でもの作りに適性がある人を探していた。


「ちょっといいですか?」

「何だ?子どもか?」

「僕はここで新しい物を販売したいと思っています。

 水を通さない靴と靴と一体化した水を通さないズボンです。

 出来ませんか?」

「出来ないことはないと思うが何に使うんだ、わ」

「アリカンテに面する河に長時間入れるようにしたいんです。」

「そうか。

 面白そうだな。

 魚を取るのにも役に立ちそうだ。

 俺の名前はイタロだ。」

「僕はアルデーオといいます。」


 僕はイタロとこの村での金採取道具の作成に取り掛かった。



 次の日の朝定期船に乗り、カルビアの商工組合を辞める手続き、新規店舗の申請をした。


 僕はカルビアの通りで通りすがる人々のラベルを観察し、お金に困っていて盗みなどをやっていない人に声をかけて数人雇うことにした。




 アリカンテの建物が完成し、売る道具の在庫が多くなってくると、巷で砂金の噂が流れ出した。


 僕は準備しておいた砂金の取り方の看板を店頭に掲げて砂金採取の道具を売りはじめた。


 船から降りてくる人達はすぐに目に付く僕の店と隣の砂金買取所の看板に引き寄せられて近寄ってくる。


 砂金買取額を確認し、砂金の取り方をの看板を見ると急いで僕の店でその道具を買っていった。

 初日、かなりの数の在庫があったが半分以上を(ざば)いてしまった。


 イタロに頼んで現地の道具作成の人を増やしてもらった。

 アリカンテでも人を勧誘し雇い入れた。


 その日の売上を数えて帰ろうとすると1人の女性が部屋に入ってきた。

「アルデーオ様、あの……明日の日当を先に…いただけないでしょうか……少し困っていまして……」


 僕はラベルを見て状況を把握し、その女性の日当分を机に差し出した。


 女性はそのお金に飛びつこうとしたが僕が横から押さえつけて唇を奪った。

「ん……アルデーオ様……」

「お金が欲しいかい?」

「は……はい……」

 女は目を瞑り、僕の舌を受け入れた。

 女を僕の膝に乗せ、ボタンを一つづつ外していった……

 

  

    ▽



 


 次の日は従業員の数を倍にし、製造の従業員は3倍にした。



 定期便は毎回満員で、次々と僕の店で道具を買っていく。

 製造は新しく工場となる建物を作り、魔道具で効率化を図りながら大量生産に入った。


 一ヶ月でかなりの儲けになり、アリカンテに当初から予定していた宿を建設することになった。

 宿は50室ほどで金を運良く当てた人には1日目半額で案内するとリピーターとなり、宿はすぐに満室になった。


 ここはその宿の隠された3階。

俺のプライベートルームだ。

「あの…アルデーオ様、すみません…今月の返済もう少し待って下さい…」


 宿には地下に大きな賭博場を作った。

 金で儲けた奴がさらに稼ごうとそこで金を落とす。

 簡単なカードゲームだが賭け額は大きい。


 俺の前にいるのはその賭博場で金を借りて返せなくなった夫婦だ。


「もう少し待ってもいいですけど、今日は好きにさせてもらいますよ。」

 僕は土下座する2人の女の後に回り、突き出た尻を撫でた。


「えっ……」

 夫の前で女のスカートをまくり上げて下着を下ろす。


「あなた……」

 女の腰を持ち上げて割れ目を開き、ジュルジュルと吸い取ってやる。

 女はガタガタと足を震わせて奥から汁を滲み出させた。


 地面にひれ伏す女の後ろから少しづつ中に入っていく。

「夫の前だと言うのに随分と濡れているじゃないですか。」

「あなた…、ごめんなさい……」


 シクシク泣く女をベッドに移してゆっくりと楽しみ、俺の体液を体内に流し込んでやった。


 足腰が立たなくなり、股から俺の体液を垂れ流す女を夫が泣きながら支えて部屋を出ていった。


「アルデーオ様、もう一人お願いします。」

 そう言うと、20歳ほどのエルフが部屋に連れられて入ってきた。


「アルデーオ様……お願いします……もう一度チャンスを下さい。」

「あなたは、もう味見しましたから、ここで働いてもらいます。」

「えっ……何の仕事ですか……」

 女はそう言うと、男に連れられていった。


「ほら、これに着替えろ。」

 放り投げられた服を恐る恐る着てみる。


 その服は胸の部分が無くなっていて、乳房が丸見えになっていた。


「こんな……は…恥ずかしいです。」

「ほらほら、こっちだ。お客さんが待ってるからよ。」


 女はマントを羽織り、乳房を隠しながらある客室に案内された。 


「おっ、若い良い女じゃないか。」

 部屋に入ると1人の男がいた。

 入ってきたドアから男が出ていき、ドアが閉められた。


 中年の裸になっているデブの男がその女のマントを剥ぎ取る。

「いい胸してるじゃないか。へへへへ。」


 露出した乳房を両手で持ち、口に含む。

「やめて…お願いします……」

「私は、お金を払ってるんだから。」


 女は泣きながらベッドに押し倒されて、抵抗もほとんど出来ずに自分の体内に名前も知らない男の体液を受け入れさせられた。


 

    ▽



 それから数年が経ち、アリカンテは随分と大きな街になった。

 城壁が完成し、魔物のことも心配することもない。


 当時のゴールドラッシュほどではないが今でも何人か金を取りに来る人が来る。

 しかし、船に乗ってくる乗客のほとんどは俺の宿にある賭博と、宿の女目当てだ。


 俺の宿はすでに5棟になった。その全てに賭博場と女のサービスを採用している。

 船を降りたすぐの砂金道具屋は宿の案内所にした。


 毎夜、俺のもとには様々な女が送られてくる。

 まだ男を知らない女、好きな男のために来た女、子どもを守るために来た女。

 俺の所に来るのは厳選された女でどの女も美人揃いだ。



 今日も部屋で待っていると女が連れられて来た。

「アルデーオ様……お願いします……助けてください。」

「アンジェラ……」

 俺の前に現れたのは俺がアリカンテに来た時に受付をしていたアンジェラだった。

 アンジェラの隣には体中、痣だらけの男が膝をついている。


「この人、私の知らない所で賭博やって借金作ったみたいで……」

 青い海と青い空の間にいた黒髪の幼気のある少女は大人の女になっていた。

「アルデーオ様、お願いします……助けてください……」


 俺は膝をついているアンジェラにキスをする。

「アルデーオ様……私……この人と……」


 アンジェラをベッドに抱きかかえて無理矢理手を押さえて体中を舐め、スカートをめくった。


「ごめんなさい……」

 男の前でアンジェラの体を貪るように舐め回して、俺の体液を何度も注ぎ込んだ。


 男はカルビアに奴隷として売った。


「おはようございます、アルデーオ様。

 本日の予定は……」

 今日も黒髪のアンジェラが俺の膝に乗りながら1日の予定を確認する。


挿絵(By みてみん)

 アンジェラ




 お読み頂き、ありがとうございました。

 面白かったら、「いいね」と「ブックマーク」、

✩✩✩✩✩を★★★★★にお願いします。

挿絵(By みてみん)


 本編は

「俺の血を飲ませて秘書系美女たちを従属させていく異世界生活」

で御覧いただけます。ぜひそちらもお読みください。

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