おまけ設定:『蓋天箱子』編
○原子力要塞空母『蓋天箱子』
中国が開発中だったメガフロート型侵略移住艦。全長全幅約5000メートル。最大居住可能人数は約10万人。
陸地から分離、海上を移動した後に定住した一帯を『中国の領海』として扱うことで侵略する巨大なドーム型の船。
メガフロートであることが発覚すると領海の適応がされないため(例えば、軍艦が公海を泳いでいるからといって、その軍艦の周りの海が領海と認められるはずがないのと同様)、沿岸地の形状を流用。その地下を発掘、内部を改造し、最上層部は元の地形そのままの豊かな植生が残っている。この天板植生は長期活動を行うための食料育成場を兼用している。
あまりにも阿保らしい計画だが中国は阿呆なのでこれくらいの阿呆はやる(確信)
中国が滅亡した際には未完成状態で、滅亡直後の神の怒り戦争やマリウスの真実宣言による混乱の隙にポツダム半島に数ある勢力の一つに強奪された。
内部改修の影響、中国からポツダム半島に渡ったことによる気候の違いに加え、長期間にわたり管理を怠った植生は著しく劣化しており、日本海の横断を始めるとカツラがずれ落ちるように剝離した。本編登場時点でドーム型なのはこのため。
本来の十全な資源備蓄を積載し、かつ完成した場合であれば(開発計画上では)満員時でも最長で5年間は外部補給に頼らず自立活動を行えるのだが、今回は備蓄も少なく天板植生からの食料収穫も不可能なため、約5万人の乗員に対して活動可能期間は1週間に満たない。つまり放置していれば勝手に飢え死にする。




