俺
初作品です。
よろしくお願いします。
体が進化し、特殊能力が現実となったこの世界
(僕とタッグ組もう。)この一言から全てが始まった。
恋人、夫婦、先輩後輩等、その他もろもろ、互いに成長しあう
このような関係をタッグと呼ばれている。
そんななか俺、ジンはタッグと呼ばれる関係は一切おらず
特殊能力も親の遺伝子の悪さにより持っていなかった。
タッグに関しては別にどうだっていいのだが
特殊能力を持っていないと学校ではみんなそれぞれ個性のある
能力を持っているので差別や笑い者扱いになってしまう。
まぁもうなれたんだけど
そんな中今日もいつも通り学校に向かう
学校に行く途中小学生に蹴られた(邪魔と)
なんや最近の餓鬼は態度がなってないいつもそう思う
そして最悪な気持ちのまま昇降口に向かう。
俺の学校はあまり治安がよくなかったので
不良どもが昇降口で
酒を飲んだり、タバコを吸ったりしてたむろしてる。
時代が変わってもこういうやつらは全く変わんねだなと思う。
クラスの前につき席に座ろうとした案の定いつも通り
机には落書きがあった。(能力無し、恥さらし、ゴミ)
毎日消すのも大変である。
能力を持ってるからといって、調子にのりすぎだ。
そう言える覚悟があればいいのだか…
それがなかなか言えない。
まぁどうせ俺はそんなやつだって俺が一番分かってる
チャイムが鳴り先生の話が始まった。
(能力を持ってる皆さんおはようございます、
今日も1日頑張りましょう。能力無しの皆さん学校に来て馬鹿にされて楽しいですか。
まぁ頑張ってください。)
こうやって先生からも毎日差別を受ける
もうなれたが
(今日は朝からいいニュースがあります。
転校生です。みんな仲良くしましょう)
転校生は教室のドアを開けると簡単な自己紹介をして
俺の後ろの席に座った。
その転校生は髪は黒で普通だが目の色が赤で少し人間離れ
した感じだった。
しまいには俺の席の横を通った瞬間若干睨まれた気がした。
恐いので関わらないようにしよう。
そう心に決めた。
そしていつも通り学校で授業を受け、
いつも通り飯をトイレで食べ、いつも通り帰ろうとしていた。
昇降口に行くと朝の不良達がいきなり絡んできた。
金が欲しいと、俺は抵抗した。そして沢山殴られた。
能力も使われ体も心もボロボロだった。
でも金は渡さなかった。
そのうち金をくれないならこうするしかないと言い始めた。
(タッグを組む)
これを行うと能力が一人で使うときより上昇して使うこと
ができる。
流石にやばいと思ったが諦めなかった。
だがもう体も痛いしボロボロだし動かすこともきつかった。
そんな時後ろから転校生がやってきた。
転校生は何をしているのか大体察しがついたのか
気にせずに帰ろうとしていた。
だが転校生もヤンキーにめをつけらてしまった。
犠牲者が二人になった。
(残念だったなお前ら俺に金をくれないなら
能力でぶっ飛ばすだけだ)
俺はなにも出来ずただ怯えるだけだった。
そんな時ヤンキーの一人が転校生めがけて殴ろうとした。
俺はなにも考えず転校生の前にたってしまった。
ぶん殴られた。額からは血がだらだらしてる。
転校生は言った。
(なぜ僕を助けたの?)
(なぜか僕にもわからない)
そう答えた。
(なぜ?)そう何度も問い返してくる。
確かに守らなくてもいい
自分は毎回ひどいめに合わされてるのに…
それでもなんで守ったのか考えてみた。
突然脳裏に幼い頃の思い出が蘇った。
(あぁ俺ヒーローになりたかったんだ)
つい声に出して言ってしまった。
ヤンキーが笑いだした。
自分でも恥ずかしくなり馬鹿みたいだと思っていた。
だが転校生は違った俺の目を見て
ヒーローになりたい分かったそうか
ならまずこいつらを倒さなきゃな
僕一人じゃ無理だ。
真剣だった。
そしてこう言った
(僕とタッグを組もう。)
読んでくださり
ありがとうございます。
出来ればコメントよろしくお願いします。