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迷鳴雷雷 〜二度目の人生は冒険者〜  作者: 下町のケバブ
第二章 駆け出し冒険者編
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第20話『雷鳴』

 

 冒険者登録を済ませたのだが、俺達は引き続きパーティ登録も済ませようと登録受付に残っていた。


「パーティ登録もそのまましたいんですがここで出来ますか?」


「ええ、ここで大丈夫ですよ。パーティ登録は後ろにおられる方々も含めた、4人パーティでよろしいでしょうか?」


 ・・・えっ?4人? あー、エマを入れてって事か。


「彼女は違います。彼女は職人ギルド所属なので。僕と後ろの男2人だけで登録お願いします」


「私は未来のクランメンバーです!」


 エマは既に『製薬』のスキルレベルを10まで上げて、職人ギルドへ登録を済ませている。


「なるほど・・・わかりました。ではパーティ登録する方々のプレートをお預かりします」


「はい」


 言われた通り俺達はプレートを受付嬢に手渡した。

 そして、再度受付嬢は後ろの棚から紙を1枚取り出してプレートの情報を書き込んでいく。


「・・・・・っと。では登録手続きの最後の項目になりますがパーティ名は決まっていますか?」


「はい。『雷鳴(らいめい)』でパーティ登録をお願いします」


「かしこまりました。ではパーティ登録は完了致しましたのでプレートをお返しさせていただきます。これで手続きは終了になります」


「ありがとうございました」


 受付嬢に礼をして挨拶を済ませると、俺達は受付から離れた。


 1階へ降りて馴染みの訓練所に入り、腰を下ろして話し始めた。


「ふぅ・・・これで登録手続きは一通り終わったな」


「じゃあいよいよこれから本格的に依頼をこなしていくんだね」


「そうなるな。やっとだ・・・」


「今日はこれからどうするんだ?」


「今日はそうだなぁ・・・ とりあえずもうちょっとしたら昼飯を食いに行こうか。昼飯を食い終わったら依頼を確認しに戻ってきて、半日でこなせそうな依頼を受けてみよう」


「了解。じゃあ・・・とりあえずちょっとだけ時間があるから模擬戦でもする?」


「そうだな!昼飯前に腹を空かせとこうか!」


「・・・本当にリンク達は模擬戦が好きね。あまり大きな怪我されると私には治せないから気をつけてよね!」


「あ、あぁ。わかってる・・・」


 俺達は想定よりも早く『体術』のスキルを手に入れている。

 過酷な模擬戦の過程で、度々重傷ギリギリの怪我をした事もあったが、その都度エマに『回復魔法』をかけてもらっていた。

 その分心配もたくさんかけてしまったのだが・・・




 エマの前だからと軽めの模擬戦にしておいた俺達は、昼食をギルド近くの食堂で済ませた。

 そして昼食後、ギルドに戻ってきた俺達は依頼掲示板の前に立ち、掲示板に貼られている依頼票の確認をしていた。


「半日で出来る依頼ってあまり無いもんだな・・・」


「そうだねぇ・・・採取系、納品系、討伐系、護衛系、色々と依頼にも種類があるけど、半日で済ませられるのはあまり見つからないね」


「んー、護衛系は半日じゃ絶対無理だし、そもそも俺達のランクじゃ受けられない。 採取系は半日じゃ儲けが少なすぎる。ってなると討伐系か納品系の2択って事になるな」


「じゃあ今日は半日だけだし、とりあえず討伐数とか納品数を気にしなくてもいい『常設依頼』にしておくかい?」


「・・・そうだな。北の森の浅い所でゴブリン狩りでもしようか」


「「了解」」


 午後からの予定が決まったので、俺達はギルドを出て北の森へ向けて歩き始めた。


 ちなみに『常設依頼』とは、数が多くて被害もそこそこあるような魔物に適用される事が多い依頼だ。

 他の依頼の最中でもついでに間引いてくれればという感じで、国や街から常に依頼されているのが『常設依頼』である。


 街から北の森まで歩いている俺達は、今後の成長方針について話をしていた。


「魔物相手に『体術』の訓練はまだ無理そうだな」


「流石にそれはまだ厳しいだろうね。武器無しなんだからせめてレベル10以上無いと不安だよ」


「えーレベル10も必要かぁ? 5あればゴブリン相手に怪我はしないと思うんだけどなぁ・・・とりあえず2人ともプレートを見せてもらってもいいか?」


 俺がそう言うと、ファルとクリスは自分のプレートを手渡してきた。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 氏名 [ファル・シモンド] 年齢 [15歳]


 所属国 [ブランデン王国] 職業 [冒険者]


 スキル

 [音魔法Lv.7] [弓術Lv.18] [剣術Lv.10]

 [体術Lv.1] [解体Lv.10]

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 氏名 [クリスチャン・モルフィート] 年齢 [15歳]


 所属国 [ブランデン王国] 職業 [冒険者]


 スキル

 [収納魔法Lv.8] [盾術Lv.18] [剣術Lv.9]

 [体術Lv.1] [解体Lv.7]

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 相変わらず2人ともスキルの最高レベルは俺と変わらないな・・・『体術』以外は全体的にレベルが上がってる。


 ついでに自分のプレートも再度確認してみよう。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 氏名 [リンク・エンゲルス] 年齢 [15歳]


 所属国 [ブランデン王国] 職業 [冒険者]


 スキル

 [雷魔法Lv.9] [短剣術Lv.10] [剣術Lv.18]

 [体術Lv.2] [能力把握Lv.8] [解体Lv.7]

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 俺も結構レベル上がってるよな。

 『雷魔法』がもうちょいでレベルが10になるから、そうなったら少しは実用的になるか・・・?

 ついでに『能力把握』もしとくか。


 体力値 48(↑16)

 筋力値 46(↑20)

 敏捷値 40(↑17)

 魔力値 28(↑10)

 知力値 89(↑14)

 器用値 30(↑8)


 ここ1年ぐらいで結構上がったと思うんだけど、やっぱ比較対象が無いと自分の能力値がどれぐらいなのかよくわかんないな・・・


「なんとなく方針は決まったかい?」


「あ、あぁ。って言っても前から話してた通り『索敵』を森の探索で狙いつつ、他のスキルのレベル上げを継続って感じだな。はい、プレート返しとくよ」


 プレートを返すと、俺達はその後も森への道を歩き続けた。




 そして森の前まで辿り着くと、軽く装備と荷物の確認を済ませて、森の中へ入っていった。


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