表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺の召喚獣だけレベルアップする  作者: アッキ@瓶の蓋。
第1章『俺の召喚獣はレベルアップする/雪ん子の章』

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

11/354

第11話 入念なる、戦闘準備!

新作です、緩い感じになれば良いなと思っております

3日目なので、たくさん投稿させていただいております

今日は4話分投稿させていただきます

 ----レベルⅡ、【梟熊(アウルベアー)】。

 この魔物は前回倒した【木こりの地縛霊】とは違い、ちゃんとした攻略法がない、強敵である。



 ===== ===== =====

 【梟熊(アウルベアー)】 レベル;Ⅱ 《魔獣の狩場山》ボス魔物

 その名の通り、梟の顔と熊の身体を持つ、野生の合成獣(キマイラ)。全身を焦げ茶色の厚い毛皮に覆われている

 熊を思わせる屈強な腕力攻撃を得意とし、自由自在に回る梟の首を持つ

 ===== ===== =====



 アウルベアーは、熊を思わせる超怪力、そして梟を思わせる回転する首----その2種類の動物の長所を掛け合わせたような魔物だ。

 死角から襲おうとしても、自由に回る首は後ろでも目を見開いて見て対処する事が出来るし、なにより怪力の腕に掴まれたら、俺なんかじゃ一溜りもないだろう。


 弱点も特になく、ただただ実力で倒すしかない魔物。

 当然ながら、レベルⅠしか召喚出来ない【召喚士】である俺が、倒せるはずもない、普通に強敵だ。


「(でも、もし仮に倒せたら----レベルアップできる俺だけの召喚獣が倒せたら、話が変わってくる)」


 俺は、雪ん子のステータスを再び確認する。



 ===== ===== =====

 【雪ん子】 レベル;Ⅰ+06

 個体レベル;06

 攻撃力;F+1

 属性攻撃力;F+12

 防御力;F+1

 素早さ;F+2

 賢さ;D+16


 固有スキル;【氷結の申し子】;全ての攻撃に対し、氷属性を付与する

 ===== ===== =====



 【転がす草(タンブルウィード)】では、やはりもうレベルは上がり辛いらしい。

 このボスの間の前に来るまで大量に倒したが、レベルは1つも上がってなかった。

 だから、この《+06》という、俺の召喚獣にだけあるレベル表記がどうなのかという話だ。


 単にレベルⅠよりもほんの少し強い程度の、レベルⅡには絶対勝てない運命の中の強さなのか。

 それとも、レベルⅡの魔物でも、倒せるぐらいの強さなのか。


 それを今、アウルベアーを通して、見極める。


「よし、雪ん子。作戦はさっき話した通りだ、理解したか?」

「ピィ! ピピッ!」


 別にそれほど、大した作戦ではない。

 どちらがアウルベアーの注意を引き、どちらが止めを刺すかという話だ。


 今回は、俺がアウルベアーの注意を引いて、雪ん子にはダメージを与えてもらおうという戦法で行こうと思っている。

 そのためには、俺がちゃんと注意を引かなければならないから、そのために必要な召喚獣を召喚した。



 ===== ===== =====

 【ベビーキマイラ】 レベル;Ⅰ


 攻撃力;F

 属性攻撃力;F

 防御力;F

 素早さ;E

 賢さ;F

 ===== ===== =====



 人懐っこそうな、可愛らしいライオンの子供。

 元勇者系MyTuberのマイマインが、使える召喚獣第1位として紹介していたベビーキマイラである。


 召喚すると共に、僕の足元に現れたベビーキマイラは、すりすりと足にすり寄って来る。

 僕はベビーキマイラの頭を撫でながら、その背に跨る。


「おー! よしよし、よしっ! ベビーキマイラ、今回は頼むぞ、お前の足が頼りだからな」

「ガァオ!」


 こいつは俺なんかを上に乗せても、馬と同じくらい早く走る召喚獣。

 今からベビーキマイラの背に乗って、俺はアウルベアーの目の前で攪乱する作戦だ。


 アウルベアーは首を回転させることが出来るから死角はないが、流石に片方が攪乱している中で、もう片方の方も同時に見る事は出来ぬだろう。

 その隙に、雪ん子の力を使って、アウルベアーを氷漬けにさせるのである。


「良いか、雪ん子。お前はアウルベアーに気付かれないように、この《獣狩りの剣》で突き刺せ」

「ピピィッ!」


 俺は、雪ん子に《獣狩りの剣》という武器を与えておく。

 これは獣属性(※1)の敵に対して、特攻効果を持つ剣である。



 ===== ===== =====

 【雪ん子】 レベル;Ⅰ+06

 個体レベル;06

 攻撃力;F+1

 属性攻撃力;F+12

 防御力;F+1

 素早さ;F+2

 賢さ;D+16


 武器;《獣狩りの剣》;相手が獣属性の場合、攻撃力上昇。また獣属性の相手の攻撃力減少

 固有スキル;【氷結の申し子】;全ての攻撃に対し、氷属性を付与する

 ===== ===== =====


 

 この《獣狩りの剣》は、獣属性----つまりはアウルベアーが相手なら攻撃力を上げる事が出来る。

 その上、アウルベアーは《獣狩りの剣》がある限り、攻撃力が常に減少するというおまけ付き。

 まぁ、ベビーキマイラも獣属性なため、ベビーキマイラの攻撃力も弱くなってしまうのだが、今必要なのはこいつの素早さだけだから問題はない。

 

 《獣狩りの剣》は相手が獣なら、これ以上ないくらいの特攻武器である。

 その分、かなり値が張るため、俺がここ3か月くらいに必死に集めたお金がゼロになってしまったが。


「(今まで使わせなかったのは、この剣を持たせていると、獣属性以外に弱くなるという隠し効果があるからだ。ただ【転がす草】と戦うだけなら、この剣は必要ないからな)」


 とは言え、アウルベアー戦においては、これが切札になるだろう。


「よし、行くぞ!」

「ガウガウ!」

「ピィピィ!」


 俺はベビーキマイラに跨り、雪ん子を連れて、ボスのいる間に入った。






(※1)獣属性

 種族の1つで、獣を表す属性。地球で言う所の動物のような姿形をしており、火属性や氷属性に弱く、風属性や闇属性などに強い

 ほとんどの場合、武器を持てない代わりに、肉弾戦の威力が高いという特徴を持つ

この後、1時間ごとに第12話、第13話を投稿致します

良ければ、ご覧いただけると嬉しいです

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
面白かったら、ポイント・感想など、よろしくお願いします!!
その行為が、私の創作の励みになります!!

活動報告に今作の作成秘話を書きました
よろしければ、ご覧ください

今作についての活動報告

サイドストーリー、外伝を制作しました。第2章も始めましたので、こちらもどうぞ
俺の着ぐるみが超有能である
― 新着の感想 ―
[気になる点] 氷属性と獣属性で相殺される事は、 ないのでしょうか? 氷属性は強制付与ぽいので書かせて頂きました。
[気になる点] 物語序盤に安全マージンを取るとか言いながら勝つか死ぬかのボスに挑む気持ちがわからない。ボスじゃなくてもレベルⅡの魔物はいて、そちらは逃走が許されるのになぜバスに行くのか。 特攻武器を買…
[一言] 個体の成長度をレベルとするなら 召喚獣の強さ(ローマ数字)はランクと表現したほうが良かったのでは
2021/12/09 17:11 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ