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第12話 茂木多弥さん『天使が地におちるとき』

 さて、今のところの持ち駒は、これで最後になります。

 なので、これ以降のエッセイが更新されるかは不明です。

 ……「飛び入り参加歓迎」ってタグはつけてはみているものの、誰も飛び入り参加しませんね。

 飛び入り参加と突撃って、どっちがハードル高いんでしょうね。

 きっと、飛び入り参加ですよね。うんうん。

 皆さん、突撃しましょう! ←チガウ。

 

 今回も引き続きリクエストで突撃してみました。

 こちらです。


 茂木多弥さん

 『天使が地におちるとき』が一次選考に残っています。


 理論派というご紹介に違わぬ内容が返ってきました!

 そんな情報があったのか! という驚きもありました!

 それ知ってたら、ネット小説大賞一次選考も楽勝……になるかもしれません。


 では、茂木多弥さんの考える『一次選考に残った理由』、どうぞ。


***

『編集者は小説賞の選考をするとき、作品の何を見ているのか(個人的視点)』岡田勘一 著

URL: https://note.com/kanichi0203/n/ne21c9b9f0c28

 というコラムがあります。


①設定とアイデア、「ログライン」がしっかりしているか(コンセプト)。

②冒頭部分の文章表現が読者を惹く導入にできているか(掴みの巧さ)。

③ストーリーを描いていく際の情報取捨選択が適切か(文章力、構成力)。

④他の作品と差別化できるアピールポイントが思い浮かぶか(独自性)。

小説エンタメの“型”と“魅せ方”を作者が理解しているか(演出力)。


 これを「天使が地におちるとき」で当て嵌めてみます。


①設定とアイデア、「ログライン」がしっかりしているか(コンセプト)。

 設定はメリバの企画作品であったということもあり、コンセプトとして二人としては幸せだが周りから見ると幸せに見えるか分からないというものがあります。


②冒頭部分の文章表現が読者を惹く導入にできているか(掴みの巧さ)。

 入りとしては天使マリエルが目覚めるが場所が知らないベッドの上ということで、興味を引くことが出来たのではないでしょうか?


③ストーリーを描いていく際の情報取捨選択が適切か(文章力、構成力)。

 私は情景描写や心情描写が弱いので、その辺りを逆に丁寧にかいたという部分があります。


④他の作品と差別化できるアピールポイントが思い浮かぶか(独自性)。

 これは感想で頂いたのですが、実らない愛の中で種族差というのが非常に良かったというものがあります。人と悪魔というような構成はありますが、天使と悪魔という恋愛はあまり私も読んだことはありません。


小説エンタメの“型”と“魅せ方”を作者が理解しているか(演出力)。

 ここは私の拘りポイントですが、できるだけ台詞にフラグを立てるようにしています。最後に台詞のフラグ回収を実施する。これが私の作品に多く見られる型となります。


 またエッセイでは以下のように書かれています。

『ネット小説大賞の応募作は1万作以上あり、小説家になろう上での検索では限界があります。応募作は、小説賞運営元であるクラウドゲートからリストが貰えたり、注目作ピックアップとして情報を貰えるので、そこから選んでいくことになります。

 ここで大事になってくるのは「タイトル」です。』


 今回タイトルについては非常に短いものとなっていますが、実はタイトルには「ギャップ法」というものが使われています。

 この方法は、敢えて2つの相反するものをぶつける事により印象的な演出するというものです。天使といえば羽根があるわけですが、その天使が地におちる……相反しています。


 更にエッセイでは以下のように書かれています。

『 作品がずらっと並んだリストのステータスとして、ポイントはソートして見ていく際の基準くらいなもので、いまはタイトルとジャンルを照らし合わせて作品を探しています。

 その中で「これは」と思うタイトルがあると、まずは読んでみるのです。』


 私の作品はポイントとしてはそれほど高くはありません。恋愛ジャンルですしソートしても下の方であったのではないかと考えます。そういう意味では運が良かったのではないでしょうか?


 正直、他の方々の作品が素晴らしいので、一次選考に残った明確な理由は全く分かりません。短編を4作品程応募しましたが、一番ポイントが高かった作品は一次選考には通りませんでした。強いて言えば、4作品の中で最も加筆修正をすれば10万文字に近づける事が容易な作品だったということもあるかもしれません。

***


 とのこと。

 

 ここまで書いてるものがあったんだ!

 という驚きがありましたが、いかがでしょうか?

 これを知ってれば、一次選考に簡単に残りそう……デスカネ?

 何だ、これなら簡単だ! と思った作者さんもいるでしょうか。


 あとはソートでひっかかるタイトルを……。

 これって、運もある気がしますね。だって、似たようなタイトル並んでたら、スルーされちゃうわけでしょう?

 タイトル大事。

 ……言うは易し。ですけどね。


 さて、茂木多弥さんの考える理由は、納得できたでしょうか?

 茂木多弥さん、ご協力ありがとうございました!



【作品タイトル】『天使が地におちるとき』

【作者さん】茂木多弥さん

【あらすじ(引用)】

 魔王軍との戦いに敗走した天使マリエルは神域に戻ることができずに森に墜落して気を失った。

 マリエルを見つけたのは魔族であるルキウス。彼はマリエルの姿に一目惚れし、一旦屋敷に匿い、マリエルを神域に帰そうとする。

 魔族の存在を認めることができない天使の立場であるマリエルと魔族であるルキウスが辿る悲哀の運命の物語。

 天界音楽様の二人だけの閉じた世界企画の参加作品です。

【URL】https://ncode.syosetu.com/n0418gx/

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