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009話「進化」

今日もまたボーン防具一式(最下級)の制作から始め1時間掛けて6セット作成しスケルトン達を強化する。


セット防具を作ると骨がかなり減るが3時間も狩りまくれば素材が集まる事もわかった。


普段なら狩場独占は他のオンラインでは良くは思われないが、1人しか居ない良い所だ。


今日も3時間の素材収集も行い余った時間はゴブリン達との戦闘を行う予定でいくか。


3時間の素材収集を終えて昨日の状態に戻せた。


昨日よりも強化したスケルトン達を従えゴブリン達の領域へと入り


戦闘を繰り返す。昨日の引き返した時点よりも奥へ進めて


ゴブリン15体と戦い多少のダメージを負ったが勝てた。


やはり指揮者のいないゴブリンの集まりだと攻撃が単調すぎると思われる。


一旦、探索を終了させ礼拝堂へ戻って残りのセット装備と盾を作りスケルトンに持たせるか。


それと剣の制作もしてみよう。


帰りがけの狩りもしっかりしておく。


30分掛けて残りの3セット分を一気に作成しこれで全部のスケルトンに装備を与える事が出来た。


ゴブリン達との戦闘を見てみると、壁役が必要だと感じた。


どうも防御面が足りず攻撃を通してしまっている気がする。


そろそろ短剣スケルトンではなく剣スケルトンに変更するべきかと思う。


まず余っている素材でボーンシールドをボーンダガースケルトン7体分に用意してやる。


レシピは昨日の内に登録されたから素材と魔力が続けば作れる。


スケルトン達を墓地に整列させてみると、かなり様になった。


7体の盾スケルトンで敵を押し留め、隙間を縫うように6体のスピアスケルトンが援護する。


近接戦闘系スケルトンが多いが仕方がない。


次に剣の制作に取り掛かる。


ボーンスピアの時は刃部分1に対して柄の部分を長くするために骨を2本使った。


なら、刃部分を2に対して柄の部分に骨を1本使ったら剣になるのではないか?


武器や防具はそれぞれ全体像からなんのパーツが必要なのか細かく仕分けて組み合わせれば一昨日と昨日の試行錯誤で作れる事を知った。


【ボーンショートソード】

 攻撃力:12(+4)

 消費魔力:10

 素材①:ボーンダガー×2

 素材②:犬/小鬼/屍の骨×1


≪細工師スキル:ボーンショートソードの制作が可能となりました≫


思った通りじゃない物が出来た。ダガー2本だとショートソードが出来てしまうのか。


ならば、ダガーを3本にして作ってみるか。


【ボーンソード】

 攻撃力:15(+5)

 消費魔力:13

 素材①:ボーンダガー×3

 素材②:犬/小鬼/屍の骨×1


≪細工師スキル:ボーンソードの制作が可能となりました≫


案外簡単に出来た。


物を作るコツと言うものが分かってきたようだ。


取りあえず、ボーンソードを盾スケルトンに装備させてみるか・・・


なるほど、全ての装備を揃えるとフルセットボーナスが付くのか。


恐らく両手装備のスピア持ちスケルトンには付かない効果だろうな。


ついでにショートソードの方も着けて見るか。


≪スケルトンがスケルトンソルジャーに進化しました≫

≪死霊召喚・スケルトンソルジャーが増えました≫


む、どういう事だ?


俺としては何の条件で進化したのか分からない。


スケルトンソルジャーの詳細を開いてみる。


【死霊召喚】

 召喚名:スケルトンソルジャー

 媒体①:○○の死体×1

 媒体②:犬/小鬼/屍の骨×153

 媒体③:犬/小鬼/屍の皮×4

 媒体④:なし

 消費魔力:118

 体力:90/90(+30)

 魔力:0/0

 攻撃力:35(+5)(+15)(+5)

 防御力:48(+3)(+24)(+15)

 頭:ボーンヘルム

 体:ボーンアーマー

 腕:ボーンアームガード 

 腰:ボーンウェストガード

 足:ボーンロングブーツ

右手:ボーンソード(ソード系固定)

左手:ボーンシールド(シールド系固定)

・セットボーナス、5か所(防+10)

・フルセットボーナス、7か所(攻+5、防+5)


ならショートソードを装備を装備させてみる。


≪スケルトンソルジャーがスケルトンに退化しました≫


退化もありえるのか・・・ソード系固定といってもショートソードは含まれないか。


そういえば、ソード系なら更に上の種類があったな。


早速作ってみるか。


【ボーンロングソード】

 攻撃力:21(+7)

 消費魔力:15

 素材①:ボーンダガー×4

 素材②:犬/小鬼/屍の骨×2


≪細工師スキル:ボーンロングソードの制作が可能となりました≫


案外簡単にできたな。さっそく装備させてみるか。


≪装備できません≫


音声インフォが流れロングソードが盾持ちスケルトンに装備できない事が分かった。


盾を外させてロングソードを着けさせてみる。


防御力を落とす代わり攻撃特化のスケルトンが出来上がった。


≪スケルトンがスケルトンファイターに進化しました≫

≪死霊召喚・スケルトンファイターが増えました≫



【死霊召喚】

 召喚名:スケルトンファイター

 媒体①:○○の死体×1

 媒体②:犬/小鬼/屍の骨×140.5

 媒体③:なし

 媒体④:なし

 消費魔力:110

 体力:150/150(+50)

 魔力:0/0

 攻撃力:39(+6)(+21)

 防御力:40(+3)(+21)(+10)

 頭:ボーンヘルム

 体:ボーンアーマー

 腕:ボーンアームガード 

 腰:ボーンウェストガード

 足:ボーンロングブーツ

右手:ボーンロングソード(ロングソード系固定)

左手:なし

・セットボーナス、5か所(防+10)


なるほど、スケルトンに特定の装備を与えると進化するようだ。


スケルトンファイターやスケルトンソルジャーを最初から召喚するには今まで払ったコストを一気に支払うのか。


武器や防具が固定化されているのはスケルトンファイターとスケルトンソルジャーに区別しているからか。


色々と分かって来たな。


一旦、スケルトン達の装備を新調してから情報を整理してみるか。


≪細工師のレベルが4に上がりました≫


む、細工師のレベルも上がったか


この調子で遠距離武器である弓に挑戦するか。


俺は骨を幾本も革紐で結んで本体部分を作ってみた。


リアルで見たことのある弓の形とはかけ離れた物ができあがった・・・


骨素材で作ったため、ゴツゴツとしていて気味が悪い形だ。


≪細工師スキル:ボーンスタッフの制作が可能となりました≫


別のものと認識された。


【ボーンスタッフ】

 攻撃力:15(+5)

 消費魔力:15

 素材①:犬/小鬼/屍の骨×10


俺の武器としてはいいか・・・


「ボーンボードでするか」


骨をそのまま作っても別の物ができてしまった・・・


ボーンボードを切って、繋げたりして試行錯誤する。


≪細工師スキル:ボーンボゥの制作が可能となりました≫


先ほどと違ってスリムでかなり弓の形が出来上がり、弦の部分は革紐(極細)で補ったらレシピとして登録された。


≪細工師スキル:ボーンアローの制作が可能となりました≫


矢は骨を細く削って先端を尖らせたら簡単にレシピに登録された。


≪細工師スキル:矢筒の制作が可能となりました≫


ボーンボードを切り、円柱に並べて革紐で固定し、持ち運びできるように肩掛け紐を取り付けたら出来た。


≪細工師スキル:骨弓一式(最下級)の制作が可能となりました≫


かなり充実して来たな・・・


今日は何処まで攻められるか試してみるか。


俺はスケルトン達を従えゴブリン達の領域へと足を踏み入れる。


「ソルジャー部隊防御陣形、スピア部隊側面から強襲、ファイターは弱ったゴブリンを重点的に攻撃せよ」


相手にしているのはゴブリンが30の大所帯だ。


俺達より倍近くいるゴブリン達だがバラバラの攻撃や装備が充実しているスケルトンだと


かなり、ゴブリンとの集団戦も楽になった。


「ダークボール」


俺もたまには攻撃するがな。


デタラメに攻撃していたゴブリンの横合いからダークボールが襲いかかり吹っ飛ばす。


数分の戦闘でスケルトンが壊されることなく勝利する。


≪ハデスのレベルが4に上がりました≫


≪SPが1増えます≫


「回復手段が無いのは辛いな」


今の所、数と質で勝てているものの回復手段が無いのは辛い。


スケルトンの装備をこれ以上ランクアップするには質がそれ以上の骨が必要になるんだろう。


全員を立ったまま待機させ回復を図る。


このゲームに存在する回復手段は3つ。

・回復薬と呼ばれるアイテムをNPCから購入し、使用する。

・魔法により回復する。

・立つか座るかでの自然回復する。


1つ目は安易に手に入らない。


ここは魔大陸で回復薬を売るNPCは存在しないからだ。


2つ目は光属性の魔法で取得するのには困難と聞く。


しかも、アンデットである俺にはダメージが発生するだろう。


今の所、魔大陸での回復手段が立つか座るかでの自然回復がメインにならざる負えない。


スケルトンが壊されても魔力を消費すれば再召喚する事もできる。


全員が回復を終えて、再び進行を再開する。


進むにつれてゴブリン達の量が増えているのは奥に何かがいる筈だと踏んでいる。


ギャギャギャッ!


また、ゴブリン30匹が現れた。


やれやれだぜ。


「全軍攻撃体制に入れ。蹴散らすぞ」


俺の一言によりスケルトン達が一斉に動き出す。ある程度の動きは先の戦いを基に各々で判断して攻撃してくれる。


このゲームの凄いところはある程度の戦略を各自でやってくれるという事だ。


無謀に突っ込むのではなく味方ユニットと共闘をしてくれる所だ。


何回か30の団体と交戦を終えるが最奥まで中々到達しない。


≪死霊術師のレベルが6に上がりました≫

≪闇魔法:ダークアローが取得可能です。消費SPは1となります≫

≪闇魔法:ダークアローをSP1消費して取得いたしますか?≫

≪闇魔法:ダークアローを獲得しました≫


早速ダークアローの魔法を取得する。


まずゴブリン達の死体から、ただのスケルトンを6体召喚する。


更に手持ちの骨3本からボーンダガーを6本作成し持たせる。


大所帯になりつつあるな・・・表示するにしても簡略化できないのか?


22体分を表示してもナンバリングが違うだけ殆ど一緒の性能なんだよなぁ。


ヘルプを呼び出し、表示方法を替えられるか確認してみる。


ザッとみても見当たらない。


一旦戻って調べ直すか。


「撤退」


探索を中断させて来た道を戻ることにした。


何度かゴブリンの集団と戦いながら戻る。


新たに加わった6体のスケルトンの防具を作る為の骨が大量に必要になったしな、骨も集めておくか。


ゾンビドックの領域に入りスケルトン達を散開させる。


無論ボーンダガーを装備させたスケルトン達にも働いてもらう。


頭数が増えた分、早く収集が出来るようになった。


2時間程で素材収集を止めて礼拝堂に戻り装備作りに専念する。


その間にスケルトン達には素材収集の命令を出しておく。


待っていても仕方がないので掲示板でも覗いてみる。

【ステータス】

 名前:ハデス

 種族:スケルトンキング

 レベル:4

 職業①:死霊術師(Lv6)

 職業②:細工師(Lv4)

 体力:360/360(+120)

 魔力:480/480(+160)

 攻撃力:72(+23)(+3)

 防御力:63(+16)(+15)


【装備】

 頭:なし

 体:レザーローブ

 腕:なし

 腰:なし

 足:なし

右手:ボーンダガー

右手:なし


【死霊術師スキル(Lv6)MAX.21】

・死霊召喚[スケルトン]

・死霊召喚[スケルトンリーダー]

・死霊召喚[スケルトンソルジャー]

・死霊召喚[スケルトンファイター]

・ダークボール

・ダークアロー


【細工師スキル(Lv4)】

・ボーンダガー

・ボーンスピア

・ボーンショートソード

・ボーンソード

・ボーンロングソード

・骨弓一式(最下級)

・ボーンスタッフ

・ボーンスモールシールド

・ボーンシールド

・ボーンタワーシールド

・ボーン防具一式 (最下級)

・レザーローブ

・革紐

・革紐 (極細)

・葛篭 (小)

・ボーンピック    (極細)

・骨の裁縫針

・レザークロス (小、中、大、極大)

・ボーンボード (小、中、大)

・ボーンネジ (小)

・ボーンハイング (小)


【種族スキル】

・骨特化


【召喚物一覧(21/21)】

名前/主装備/体力/攻撃力/防御力/グループ

・スケルトン001、ボーンソード、   120、35、51、短剣

・スケルトン002、ボーンロングソード、150、39、40、短剣

・スケルトン003、ボーンダガー、    75、 9、34、短剣

・スケルトン004、ボーンダガー、    75、 9、34、短剣

・スケルトン005、ボーンダガー、    75、 9、34、短剣

・スケルトン006、ボーンダガー、    75、 9、34、短剣

・スケルトン007、ボーンダガー、    75、 9、 3、短剣

・スケルトン008、ボーンダガー、    75、 9、 3、短剣

・スケルトン009、ボーンダガー、    75、 9、 3、短剣

・スケルトン010、ボーンダガー、    75、 9、 3、短剣

・スケルトン011、ボーンダガー、    75、 9、 3、短剣

・スケルトン012、ボーンダガー、    75、 9、 3、短剣

・スケルトン001、ボーンスピア、    75、12、34、槍

・スケルトン002、ボーンスピア、    75、12、34、槍

・スケルトン003、ボーンスピア、    75、12、34、槍

・スケルトン004、ボーンスピア、    75、12、34、槍

・スケルトン005、ボーンスピア、    75、12、34、槍

・スケルトン006、ボーンスピア、    75、12、34、槍

・スケルトン001、素手、        75、 4、34、荷物

・スケルトン002、素手、        75、 4、34、荷物

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