1/1
世にも奇妙な話1
この世には世にも奇妙なアイテムがたくさんある
魔法の鏡や空飛ぶ箒に占いの水晶
不思議な力を宿したアイテムの中でも
これは、どんな物も現実にする不思議なノートと
絵を描くことが好きな少女
そしてノートを狙う者たちの物語
「うわー!遅刻だー!」
騒がしい都会の街並み
その中にひときわ賑やかな少女が
彼女の名前は桜木 美琴
ごく一般的な女子高生だ
可愛い物好きで、甘いスイーツは食べずにいられない
ただ一つ違うとこを挙げるなら
「あー昨日の妖怪特番見てたら、寝る時間遅くなっちゃったー!」
超が着くほどの妖怪好きなのだ
美琴は絵を描くのも好きで
大好きな妖怪のイラストをいつも書いていた
「おはよ!」
ガラッと教室の扉を乱暴に開け
挨拶をする美琴
「おー妖怪博士!今日も遅刻ギリギリだな!」
「そうなんだよー!昨日幽霊特番見ててさー!」
クラスの何人かにいじられながら
美琴は自分の席に着く
「さて!今日は何描こうかな!」
美琴はペンを片手に絵を描き始めた