巻き込まれたが、付き合う義理はなし
勇者召喚に巻き込まれた俺、こと中澤道夫、38歳、会社員。
されてしまったものは仕方がないと諦めるものの、心残りが二つある。
一つは良き友である陽子さんともう飲めないこと。もう一つは、長年共に過ごしてきた良き相棒であり、最早鮒と言っても問題ないほどの大きさに育った金魚の鈴鹿を残してしまったこと。
しかし、今は生き残ることが先決。どうにも宮廷魔術師とその依頼主である国王が果てしなく胡散臭い。王女は黒だ。使い捨てにされる気配が濃厚過ぎる。
正式に召喚された勇者諸君(高校生×3と大学生×2)には悪いが、俺はトンズラさせてもらう。なに、君らほどの容姿とチートがあれば、何とか生き残れると信じているよ。
幸か不幸か、こちらは巻き込まれただけであったため、召喚で呼ばれた者に比べると様々な面で劣る。そのため、王宮は俺のことを追い出したがっていたので、早速便乗させてもらおうか。手切れ金も、少しくらいはもらっておかないとな。
さてこの異世界、どう暮らしていくものか。
そう思案していると、もう会えないと思っていた陽子さんの姿が。驚いたことに、陽子さんは異界を巡る魔女であるらしく、旅行ついでに巻き込まれてしまった俺の様子を見にきてくれたらしい。
ただ、返すことは面倒なのでしてくれないそうだが、心残りであった鈴鹿をこちらに呼んでくれた。
背の高い、美女にして。
陽子さんのお願いを聞く代わりに、新たな容姿と能力を授かった俺と、人間となり、相棒となった元金魚の鈴鹿との、異世界道中が始まる。
されてしまったものは仕方がないと諦めるものの、心残りが二つある。
一つは良き友である陽子さんともう飲めないこと。もう一つは、長年共に過ごしてきた良き相棒であり、最早鮒と言っても問題ないほどの大きさに育った金魚の鈴鹿を残してしまったこと。
しかし、今は生き残ることが先決。どうにも宮廷魔術師とその依頼主である国王が果てしなく胡散臭い。王女は黒だ。使い捨てにされる気配が濃厚過ぎる。
正式に召喚された勇者諸君(高校生×3と大学生×2)には悪いが、俺はトンズラさせてもらう。なに、君らほどの容姿とチートがあれば、何とか生き残れると信じているよ。
幸か不幸か、こちらは巻き込まれただけであったため、召喚で呼ばれた者に比べると様々な面で劣る。そのため、王宮は俺のことを追い出したがっていたので、早速便乗させてもらおうか。手切れ金も、少しくらいはもらっておかないとな。
さてこの異世界、どう暮らしていくものか。
そう思案していると、もう会えないと思っていた陽子さんの姿が。驚いたことに、陽子さんは異界を巡る魔女であるらしく、旅行ついでに巻き込まれてしまった俺の様子を見にきてくれたらしい。
ただ、返すことは面倒なのでしてくれないそうだが、心残りであった鈴鹿をこちらに呼んでくれた。
背の高い、美女にして。
陽子さんのお願いを聞く代わりに、新たな容姿と能力を授かった俺と、人間となり、相棒となった元金魚の鈴鹿との、異世界道中が始まる。
序章 巻き込まれたが、付き合う義理はなし
2016/05/22 13:10
第一章 一、 まさかの陽子さん
2016/05/22 13:12
(改)
第一章 二、 林檎の木亭と陽子さん
2016/05/22 13:14
第一章 三、 陽子さんのお願いと条件
2016/05/22 13:16
(改)
一章 四、お願いの内容と確認
2016/05/31 19:32
(改)
一章 五、下準備
2016/05/31 19:36
(改)
一章 六、見納め
2016/06/05 14:15
(改)
一章 七、繭の夢
2016/06/07 20:00
(改)
二章 一、 陽子さんの気まぐれ①
2016/06/09 15:30
(改)
二章 二、 陽子さんの気まぐれ②
2016/06/09 15:33
(改)
二章 三、オマケと鈴鹿
2016/06/12 21:01
(改)
二章 四、旅支度
2016/06/18 15:03
二章 五、曇天のち快晴
2016/06/24 21:03
(改)
二章 六、王都の雨と林檎の酒
2016/06/24 21:04
(改)
二章 七、厄介事は王女と共に①
2016/06/24 21:04
(改)
二章 八、厄介事は王女と共に②
2016/07/03 16:06
(改)
三章 一、春の嵐と相棒への一歩
2016/07/10 11:47
(改)
三章 二、追ってくるもの
2016/07/21 17:00
(改)
三章 三、 逃走−セイヤ視点−
2016/07/30 18:55
三章 四、逃走ーイザーク視点①ー
2016/08/20 10:50
三章 五 逃走ーイザーク視点②ー
2016/09/03 20:53
(改)
三章 六、雪上の跡
2016/09/27 22:27
(改)
三章 七、一番星の瞬く頃に①
2016/11/02 20:21
(改)
三章 八、 一番星の瞬く頃に②
2016/11/02 20:23
(改)
三章 九 、記憶の夢 〜邂逅〜
2016/12/17 15:33
三章 十、記憶の夢 〜語らい〜
2016/12/17 15:34
(改)
三章 十一、記憶の夢 〜微睡み〜
2016/12/17 15:34
(改)
四章 一、新たな目的地
2017/01/29 19:45
(改)
四章 二、ウ・ィオルカ
2017/03/18 11:44
四章 三、村(ウッタ)での朝
2017/05/25 21:00