表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
新釈『醒睡笑』  作者: 和楽庵策伝
3/3

巻之一 謂えば謂わるる物の由来 第二話

二、ざくろ風呂の由来とは


どれも同じことではあるのだけれど、お風呂のお湯は常に炊いて保温されています。

そのお風呂の中種類の一つに、縦開けの大きな扉がついていない入り口の狭いお風呂があります。


そのような入り口が狭いお風呂のことを「ざくろ風呂」といいます。


どうして入り口が狭いお風呂を「ざくろ風呂」と呼ぶかと言えば、「屈んではいらなければならない」ということがです。


どうして「屈んではいる」ことが「ざくろ」となるかですが、それは「ざくろ」を当時の「鏡とぎ職人」が鏡のくもりを落とすのに「ざくろの酸」を使っていたこととかかわりがあります。


入り口の小さいお風呂を「ざくろ風呂」と呼ぶのは屈んで入らなければならない、古語で言う「屈み入る」と「鏡(の手入れにはざくろが)いる」がかけられたことによるものです。



余談

「ざくろ風呂」とは入り口が狭くしてある当時の「蒸し風呂」スタイルのお風呂のことです。今でいうところのサウナです。

現在のサウナも入浴用の風呂とは違い、蒸気が逃げないように密室になっていますね。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ