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皮の買取
「ごめんくださーい。」
俺はこの村唯一の万屋に入っていく。
「おお、またお前か。」
そういって店の奥から、現れたのは店主のダルさんだ。そういえば、ダルさんは俺を1人の人間として扱ってくれるとてもすごい人だ。
「今日は何だ?。」
「買取をお願いします。」
「で、何を売ってくれるんだ。」
「シカの皮です。」
「よし、じゃあいつもどうり10スターだな。」
そういってダルさんは、お金を渡してくる。
「いつもありがとう。」
「すまねえな、坊主。」
「いいよ、この村で嫌われてるのは知っている。」
ダルさんから聞いた話では、普通はシカの皮は1頭分で50スターはするらしい。でも、俺にそんな金を渡したら村長ににらまれるのでダルさんはしかたなく10スターを渡してくる。やっぱすごいいい人だ。