ガメラ第1期シリーズについて
昭和ガメラは、「ガメラ」「ガメラ対バルゴン」「ガメラ対ギャオス」を1期シリーズとする事がある。その場合後半5作を2期シリーズとする。
第1期は私は好きなんだが。
東宝自衛隊は、大火力と超兵器で力押しで怪獣を倒そうとするが、大映自衛隊は、怪獣の生態を科学者に見極めさせて、怪獣の弱点を執拗につく攻撃をする。そこが良いんだなあ。
『大怪獣ガメラ』の場合は、「亀はひっくり返ったら自分では起き上がれない」ひっくり返し作戦を行った。もちろんガメラは飛ぶので無効なのだが。まあ、最後は巨大なロケットに乗せて火星に運ぶという超力技になるのだが。これ、ガメラが先端のカプセルに入れられ、その下に長大なロケットがあるのだ、どう見ても数千メートルくらいあるのだが、伊豆大島によくこんなの作ったもんだ。
バルゴンに対しては、光を好む性質があるため、ニューギニアから持ってきたダイヤモンド(カットされている!)で誘導しようとしたダイヤモンド作戦。またバルゴンの虹をパラボラアンテナに貼った鏡で反射させて、バルゴンに命中させるバックミラー作戦、水に弱い性質(高温多湿のニューギニアで、その性質は生き物としてどうなのよとも思うが)を利用して、琵琶湖に誘導する作戦を行った。
「ギャオス」では、紫外線に弱い性質を利用し(吸血鬼がモチーフの怪獣だからな。ガメラに切り落とされた足指が紫外線で縮んでくるため判明した)。グルグル回る、ホテルの食堂の上にギャオスをのせ、メマイを起こして動けなくして日の出を待つ作戦である。これは超音波メスを出せるように首が音叉のように二又になっていて首が後ろに向かないため、回ると目が回ると説明される。(クビが後ろを向けなくとも、ぐるぐる回されればメマイがすると思うんだが)最後は、どうしようもなくなってガメラに頼むことになる。自衛隊としてはちと悔しいが、ガメラが主役だから、仕方ないね。
ツッコミどころはあれど、それなりに考えて作られていると思うんだが。
ガメラrebirth、も面白かった。特にギロンが格好良かった。あの刃物を角に見立てて改造したのが秀逸。それになかなか強く、ガメラの右腕を切り落とすのだ。これはガメラ3へのオマージュかな、アイアンフィストも出るかの思ったが、それは出なかった。




