第77話 レニーナの身体の収容の問題
そういえば、ヨスタナ師は……と思っていると、リィズを慰めてるらしいサティナが、「あー、あのおにーさん。わたし現れてきぜつしてから、そのままー」と、まあ、突然、空間に首だけ出て来られた気絶しても仕方ないとも思える、でも情けない状態で、ヨスタナ師が倒れていた。
「せんせぇ、せんせぇ、せんせぇ、せんせぇ、ふーむ、ゆすっても、おきない……これは、げんこつが……」と私が呟くと、突然がばっ、と起き上がって、「れ、れ、レニーナ君っ!? すぐ暴力を用いてはいけません!!」と、必死な目で訴えかけてきた。
さっきまで受肉していた身体を横たえて、今は植物性……のはずなのだが、肌がかなり薄いイエローグリーンな以外はぴょんぴょん普通の人間のように飛び跳ねて遊ぶ白いレニーナ、ブランだが、うじうじうじうじとまだ続けているリィズ、それを、案外健気にも慰めてるサティナ。ふむ、カオスである。
こほん、すぅぅぅぅぅ、「わっ!!!!!!」、と……叫んでみた。
「きゃぁっ!? な、なによ?レオン!」とブランが相当驚いたらしく、恨めしい目つきで見てきて、「ちょ、な、なに!? ど、どうしたの、レオン!? 私、また何かやっちゃった?!」と、リィズは……やっぱり空元気か……。まだ、罪悪感や、様々なものがあるようだ。
「いや、リィズはなにもわるくない。もう、そう、きずつけていないかと、おそれないでほしい。これから、すくなくともしばらくは、ついてきてくれるのだろう?」と言うと、リィズは、リィズはぽーっとした感じで、少し間が開いたが、「いく! 着いていくから! もう分かったから大丈夫よ!」と、元気が少し戻ったようだ。
「リィズさまー、よかったですねぇー?」とサティナフィア……まあ、サティナが言うと、「そ、そ、そういうのじゃなくて! そ、それに、サティナ!? 貴女にはまだ早いわ!?」と何だか二人とも元気そうになったので、あとはブランを……「……もー、ほんと、わからないー!! こんなののどこがいいのかしら?!」と、何だかプンプンしている。
「とりあえず、リィズから、あたえてもらった身体と、ミニサティナ(仮名)があるが、リィズのことばでは、これからのことを考えると、ミニサティナになれておいたほうがいいのではないか?」というと、ブランは「うーん……」と考え込んでしまう。
「確かに……そうかも。でもでも、それじゃこのあたしの受肉して作ってもらった方の身体、どうなっちゃうの? 捨てるとかぜっっったい、嫌だからね!?」と、もっともなことを言う。
ふーむ、「ストレージだが……ブランが、リィズにじゅにくしてもらって、つくってもらった身体を、どうすればいいかというのだが……ストレージに、入れるとどうなるのかね?」と、リィズに聞いてみる。
するとリィズは、「生命を入れるのは可能だけど……その肉体を入れるとこのパーテーション作って、そのパーテーションは『刻』を止めておけばいいんじゃないかしら?」と、だいぶこう、結構すごい能力なんじゃないかと思うことで、そんなことができるのか、と驚いてしまう。
するとリィズはものすごく上機嫌に急になったらしく、「ねえ、すごい? すごいでしょ!? これ、これ、私の加護のなんだからね?!」とすぐに調子に乗ってくる。だがまあ、実際にすごいので仕方が無い。
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