表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
55/63

天の集落の中の一


「うわっ。何んだこれ……。」


天の集落の中は水の集落とはまた違って建物が動物になっている。右側は直立したハムスターが並んでて左側は足を揃えて座る猫。どちらも入口のドアは腹にある。


「可愛いよね~。私、天の集落の可愛い建物大好き!」


「姫にそう言われるととても嬉しいです。いつでも此処に移り住んで下さって良いのですよ。」


まて、今ボソッと姫のみですがとか聞こえたぞ。俺の耳には確かに聞こえたからな。


「渡辺、ここにも水の集落みたいな感じはあるのか?」


「そうだな。親衛隊があるから当然ある。だけど少し事情が違う。」


「事情?」


取り敢えず連れて行かれたのはウサギの建物。他の建物は腹にドアあったのにこのウサギの建物だけは違う。顔しか無く食われるかのように口がドア。


「気分は捕食……。」


ファンシーと言えなくも無いのか?

中はとても普通のつくり…………では無いな。広いワンルームに円状に座る野郎共。


「何の集会だ……。」


「黒崎、コレがこの集落の親衛隊のやり方だ。」


「皆の者。本日、我らが姫がこの集落においでなさった。その神々しいお姿、その目に焼き付け美の化身として永久に保存しよう。」


一斉にサッと出されたのはキャンパスと鉛筆……?何処から出した分からなかったからもしや全員空間に収納出来るのかもしれない。


「姫と共に来た男共、お前達も書け。そして納得出来るものが仕上がれば普通に滞在させてやる。」


「マジか…。俺、美術2だったんだけど。渡辺、実績は?」


「ふっ。黒崎、僕の技術を忘れたのか?」


「そうか。済まなかった同士よ。」


つまりお前はこの集落でまともにもてなされていないんだな。やれるだけやるしかないか……頑張ろう友よ。




本日はもう一本後ほど上げますm(*_ _)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ