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夢花ガチ勢

「何だここ…さっきまで普通に歩いてたよな…何もな…いけど夢花はいるな。」


「え?なになに??どいう事?!」


マジで意味が分からん。

どいう状況でこうなったんだよ。地球が突然滅びたとか言うのかよ。


「ゆ…ゆ、ゆゆゆ、ゆ…夢花たん降臨~!!!」


「うわっ!なんだお前!!」


いきなり背後で叫ばれてマジで心臓が口から出たかと思ったわ。

てかさっきまで夢花しかいなかったよな。何処から沸いたんだ…このイケメン。


「はあああああ尊い。なんて尊いんだ。」


「おい。」


「長年見守ってきた至宝が今ここに…。」


「おい、って長年見守ってきた?」


俺なんて全く眼中に無いみたいだからとりあえず頭を殴ってみた。夢花も怖がってるしな。

めちゃくちゃ睨まれたけど俺は悪くないと思う。


「俺と夢花たんの邪魔をする下等生物が俺を殴るとか、死にたいのか?」


「はあ?下等生物?お前何者だよ。」


「ふんっ!お前なぞに答える義理はない。」


「ね、ねぇ。君は誰~?」


「ハゥ…夢花たんに声をかけられた…。俺はとっても偉い神様なんだよ~!君なんて他人行儀な呼び方しないでライくんって呼んで♡」


「ライ。」


「オマエには言ってネーヨ。地面に額を擦り付けながら大尊神様と呼べ。」


「メンド…。夢花、ちょっと。」


俺とだと会話になりそうも無いからとりあえず夢花に耳打ちして聞いてもらうしかないな。

話し方が気持ち悪くなるが許容しよう。


「えっと~?ここはどこ?」


「ゆ、夢花たんが俺に質問を…これは現実か?!こ、ここは覗きの間と言って夢花たんを見守る為のバタバタだよ♡」


「見守る?君は神様なの?」


「ん~今はまだ違うんだ。神様になる為に修行中の見習い神様かな。」


「スゴ────ィ!私、神様に会っちゃったの!!なんで私達呼ばれたの?」


「呼んだというか避難させたんだよ。まぁ、慌ててたから夢花たんだけのつもりが余計なのが付いてきちゃったけど。」


コイツが神かもしれないあたりは予想の範囲内だが、まぁ見習いだった訳だが、避難ってやばいワードだな。

つまりはここに呼ばなくちゃいけないレベルの大規模災害が起きたって事だろ。

そんな前兆なんて何も無かったはすだ。一体何があったんだ。

夢花に聞いてもらうか。


「あ、あの。か「馬鹿弟子矯正拳ミューズのキッス!」…。」


「「…………。」」


「やらかしやがったなっ!この馬鹿弟子が~~~!!」


この金髪美女何処から来たんだよ…。殴り飛ばされたライが放物線を描いて倒れてからピクリとも動いてないけどアレ召されたんじゃね…。


「すまんな。巻き込んでしまった。私から何があったか説明しよう。あと、今後の話もな。」


「あ、はい。で、貴女様は何方でしょうか。」


「そこの馬鹿の教育を任されてる女神のトキだ。とりあえずついて来い。」


ライがまるで荷物のように担がれたけどこのトキって女神、細いのに力持ちだな。

ついて来いって何処にかと思ってたら白い空間に扉が現れ勝手に開いた。冷静に、冷静に。大丈夫、きっと殺されはしないさ。







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