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48話 冒険者ギルド

(一度は来てみたかったんだよな)


「ハルクは冒険者ギルド来たことあるか?」


「はい、、、、」


こいつ聞かれたこと以上のこと以外ほんと喋んないんだよな


「冒険者になりたいか?戦闘は得意か?」


よし、これで細かく答えるだろう


「はい」


何に対してのハイだよ、もういいや、黙ってついてこいとだけ命令しておく、昭和の女に言うセリフだよな


「冒険者ギルドへようこそ、受付のエリーです、2名様ですか?」


(ファミレスの受付かよ)


「はい、そうです、今日はご相談があって伺いました、私はここファステルでこんびにってお店をしているナオトと申します。」


「ああ、あそこの、もちろん存じております、商人ギルドのヒルダさんがたくさんの薬草を買っていってくれてます、かなり買い叩いて」


あの人ここでも軋轢を生じさせているのか、やり手だとは思うけど、やりすぎは良くないでしょ


「今日は薬草の話ではなくてオークの肉が欲しくて」


「あの店は飲食は取り扱っていないと思いましたが、取り扱いをされるのですか?」


「いや、まだそこまでは考えていないのですが、実験をしたくて少し融通して頂くことが可能かどうか」


「少量でしたら肉屋で売っていますよ?」


そりゃあそうだよな、一般消費者なら小売り店で買うの常識なのになんで卸し業者である冒険者来たんだろう


「オークなんて見たことないので、オークの基本情報知りたいってこともあってここがいいかなと」


「それでしたらここで良いですよ、変なこと言い出すのでどうしようかと思いました、ファステルでも話題のお店の店長さんが常識がないだなんて思いたくないですからね」


なんとか変な奴と思われずに済んだ、このエリーさんもヒルダさんと同じ匂いするのは気のせいだろうか


「まずオークって1種類しか居ないのですか?」


「まずは立ち話もなんですし、こちらへどうぞ」


ギルド内のホールにある何個かあるテーブルへと誘導された、こちらを腰掛けさせると、一旦奥へ行く、厚い本を持ってきた、どうやら図鑑のようだ


「こちらがノーマルオークです」


見せてもらうと豚頭のメタボ体型の図が載っていた


「次にオークジェネラル、オークキング、オークカイザーとなっていき、位が上がる度に大きくなり硬く素早くなっていきます。」


「オークの肉は大体いつでも供給されると聞きますが、上位のオークはどうなんでしょうか」


「オークジェネラルでもBランクが複数グループでやっと倒せるレベルです、半年に1回ぐらい出たりしますね」


常時供給は無理そうだ、ノーマルオークで我慢するか、他の魔物の肉はどうだろう


「オーク以外で美味しい肉ってないですか?」


「ありますよ、コカトリスとかレッドキャンサー、ジャングルスパイダー、クレージーブル、アンガーベアなんかも有名ですね」


え?蜘蛛食べるの?昔読んだグルメ漫画で蜘蛛の腹はチョコ味って載ってたけど、かなりの勇気だよな、でも鳥とか牛と蟹、熊ならいけそうだ。


1番の目的は安定供給と旨さだ、たくさん獲れても不味かったら誰も見向きもしない、テレサ達が日本の食事に慣れてしまってファステルの物はもうほとんど食べることはない


なので味覚はおそらく同じだと思われるのでえりーさんが美味しいって言ってるのはおいしいのだろう


「そのコカトリスとかクレイジーブルなんて言うのはいつでも獲れる物なんですか?」


「そうですね、毎日のように持ち込まれてますよ、一頭でかなりの肉が取れるので肉不足ってことにはならないですね」


「わかりました、今回は少量しか要らないので、こちらではなく肉屋で購入しようと思いますが、こちらと取引する場合は最低どのぐらいの量が必要ですか?」


「オークからだと一頭大体100〜200キロぐらい取れるので最低100キロですね、コカトリスは10〜20キロなので20キロ、クレージーブルからは300〜500キロなので100キロが最低ラインですね」


「そうですか、色々とありがとう、時間作って頂いて、また来ます」


必要な情報は得られた、後は肉屋で購入して試食大会でもするとするか


肉屋では全部1キロ銅貨30枚で購入できた、この肉を持って焼肉のタレと絡めてブル肉を炒めて、コカ肉は唐揚げ、オーク肉はトンテキでいいか


もちろん作るのはテレサだけど、俺は料理ダメだ。



たくさんのブックマークと評価ありがとうございます。

感想欄には厳しいコメントもありますが素人作者を是非応援してください。

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