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3話 異世界向商品初仕入

もう少しこのアイテムの検証をしたい処ではあるが、調べるのはいつでもできるだろう、急ぐことはない。


楽しみは後にとっていたほうがワクワクが増す。


リリムと約束の時間までに手土産を準備しなくては、時計を見ると夜の8時を回っていた、確かホームセンターが近くにあったはず


間に合うと良いが、こちらから頼んだ約束を破るとまずい、急いで車に戻りホームセンターへと向かった。


3.40分ほどガラガラの道を走らせると、煌々と輝く緑の看板が見えた、看板が光ってる内は営業中であろう、どうやら10時まで営業していたようで助かった。


着いてみると田舎のホームセンターは予想以上に広い、入ってすぐに軽食コーナーがあった。


(そう言えば昼から何も食べていない)


たこ焼きを頼み、手早く晩飯を済ます。


たこが入ってない塊があったが、他の塊に2つ入っていた


なんて適当な店なんだろう、作っているのはバイトのようだったが、商品管理が疎かになっている、それでもクレームを申し立てるほどでもない憤りを覚えつつも店内に入ると隣の国の住人が5.6人周囲を警戒しながらキョロキョロと見渡し小声で話していた。、


「今なら大丈夫、誰も見てないわ」


万引きの相談をしていた、いらぬトラブルに巻き込まれるのも面倒な為、そのまま放置した、無駄な正義感は邪魔だ。


そんなことよりも何故話してる言葉が理解できるのだろうと疑問に思ったが、向こうに行ってから補聴器は付けたままだった。あの補聴器はこちらの外国語にも対応しているようだ、しかも小声で話してる内容までわかる高性能、早めに検証したいものだ。


今は買い物に専念する時だ、急いで買い物を済まそう、向こうの町並みを見る限り中世のようだった、余り現代っぽいものを持っていくと、怪しまれるであろう。


だが矢張り酒は鉄板、缶ビールなら問題ないだろう、容器も気を付けよう、ガラスとかなさそうだったし瓶は避けておこうそして、、、缶詰とか良さそう、後は、う〜んライターだと、まずいかもな、マッチにしとくか


定番だと塩と砂糖かな、適当にカートの上の買い物カゴに放り込んでいく、一応お菓子も持っていこう、チョコや飴玉とか、閉店の音楽が流れて来たため急いで会計を済ませる。


色々な物を買い込んだ為2万円ほど使った、そしてまた祖母の家へと向かう。


祖母の家に着いた頃には夜の11時を少し過ぎていた、明確な時差は未定だが恐らく10時間ぐらいだろう、2.3時間ぐらいだったら寝ても問題ないだろうな。


アラームをかけて車の中で一眠りすることにした、アラームの音と共に起きると、時計は2時を示していた、買い物袋を両手に提げ、倉庫へと向かった。、


倉庫の中は明かりもなく、物が雑然と置かれていた為、何度か足をぶつけてしまった。


(打撲してないといいけど、意外に響く痛みだな)


ドアを開けると光が差し、向こうではまだ日が暮れてないのがわかった。

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